【2025年】登山・トレッキング向けカメラバッグの選び方 おすすめ5選をご紹介

登山・トレッキング向けカメラバッグの選び方
登山・トレッキング向けカメラバッグの選び方

最終更新:2025/7/7

山岳写真や野鳥写真など、山ならではの撮影を楽しむなら、機材を持ち運ぶバッグ選びはとても重要です。
バックパックやホルスタータイプのバッグなど種類の違いのほか、収納力や雨などの耐候性、機材の保護性能といった、登山用のバッグとして押さえておきたい機能やおすすめのモデルをご紹介します。

登山向けカメラバッグの選び方



【ポイント1】バッグの種類を選ぶ

登山向けバッグとして人気のカメラバッグには大きく分けて2種類あります。一つは複数のカメラとレンズを持ち運べるバックパック。もう一つはレンズをつけたカメラ一台がちょうど収まるホルスタータイプのバッグです。登山のついでに撮影も楽しむのか、撮影したい被写体があるのかなど、目的に合わせて選びましょう。

バックパック
カメラ用のバックパックは複数のカメラ本体やレンズを収納でき、安全に運搬できます。また、三脚なども外側に取り付けて一緒に持ち運ぶことができます。うまく収納すれば重心が偏らず、長時間の登山でも疲れにくく快適に背負えます。登山用の荷物と一緒に収納するため、それぞれどの程度のスペースが必要かを考えてサイズを選ぶ必要があります。

バックパック

ホルスター
ホルスター、もしくはトップローダーと呼ばれるバッグは、レンズを取り付けた一眼カメラがぴったり収まる形状になっています。腰ベルトなどに固定するため撮影したい時にすぐ取り出すことができます。また、一般的な登山リュックと併用でき、容量を圧迫しないのも特長です。
使うレンズを一本に絞って、できるだけ身軽に登山を楽しみたい方におすすめです。

ホルスター

インナーバッグ
通常の登山リュックなど使い慣れたバックパックがある場合は、インナーバッグを使用する方法もあります。バッグ自体を買い増すよりコストを抑えられ、軽量・大容量な登山リュックのメリットを生かすことができます。

インナーバッグ



【ポイント2】機材の収納力をチェック

バックパックの場合、機材収納スペースの広さや仕切りのつくりによって、持ち運べる機材の数が変わってきます。また、カメラ関連以外の荷物を入れるためのスペースが十分かどうかも選ぶ要素になってきます。
ホルスターバッグはカメラとレンズの組み合わせによって、収納できるかが変わってきます。

収納スペースの数
カメラバックパックは収納スペースが1つのものと、2つに分かれているものがあります。
1部屋タイプは仕切りに阻まれないため超望遠レンズなど大きな機材がしまいやすく、また収納物がひと目で確認できるため便利です。
2部屋タイプは機材と他の荷物を分けて収納でき、それぞれ別の取り出し口からアクセスできるため、出し入れするたびに大きくファスナーを開ける必要がありません。

収納スペースの数

仕切り
カメラバッグにはクッションも兼ねた仕切りがセットされています。
仕切りの配置によって機材と他の荷物を効率的に収納することも可能ですが、逆にうまく配置しないと隙間が空いてしまって、意外と容量が少なく感じることもあります。持って行きたいカメラや機材が入るサイズか、どう収納すれば無駄がないかを考えながら選びましょう。

仕切り

【ポイント3】アクセス性をチェック

カメラバックパックの多くは複数の場所から内部にアクセスできます。
大きく開けて機材を整理しながら収納できることも大切ですし、側面からアクセスできればバックを地面に下ろさなくてもカメラを素早く取り出せます。置いたときに倒れないバッグなら、上部からの取り出しも簡単です。
また、カメラやレンズ以外にも、フィルターやメモリーカードといった細かいアクセサリが必要な時にすぐ取り出せるかどうかも大切なポイントです。

アクセス

【ポイント4】防水性能をチェック

山の天気は変わりやすく、急な雨や濃霧に見舞われることも珍しくありません。そのため、水を内部に通しにくいバッグがおすすめです。
表面が撥水素材で作られているバッグや、水が漏れやすいファスナーを止水タイプにしたものを選びましょう。
加えて、バックパックのサイズに合ったレインカバーを用意しておけば本降りになってしまっても安心です。

防水・撥水

【ポイント5】負担を軽減する機能をチェック

歩いているうちにストラップがズレてきたり、荷物の重心がぶれたりすると負担が大きくなるため、登山の際はできるだけ荷物の重心がぶれないようにしっかり固定しておく必要があります。胸の位置で左右を連結するチェストベルトに加え、腰の位置でも荷物を支えるウエストベルトを備えたものが最適です。
ウエストベルトが普段使いにはオーバーな装備だと思われる場合は、取り外しが可能なバッグを選ぶと良いでしょう。
また、ホルスターバッグやカメラ本体を正面に固定できるバックパックや、持ち運びをサポートするアクセサリなどもあるため、うまく組み合わせればより快適に登山を楽しめます。

防水・撥水

ヨドバシ・ドット・コム おすすめモデルのご紹介



マインドシフトギア Rotation Pro 50L+

バックパック本体を肩からおろす必要がなく、バッグ下部のベルトパックを身体の前に移動するだけでカメラやレンズに素早くアクセスできる、バックパックとホルスターの利点を併せ持ったバッグです。
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ハクバ GW-STANDARD リッジ バックパック27 [SGWSR-BP27]

軽量設計かつ大容量のバックパック。カメラストラップの重さを肩代わりしてくれる「くびの負担がZEROフック(別売)」が取り付け可能。上部・前面・左右とどこからでもカメラを出し入れできます。
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テンバ アクシスV2 トップローダー 4L [637-751]

ボトルも入るサイドポケットや、対応ポーチやカラビナなどを追加で取り付けられるモールウェビングを備えており、ホルスター型でありながらカメラ以外の収納力にも優れています。
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ロープロ プロタクティック TLZ 70 Slim AW III [LP37498-PWW]

大口径標準ズームレンズをつけたフルサイズミラーレスにフィットするスリムなシルエットのホルスター。ベルト通しや4か所のDカンを備え、フレキシブルに持ち運ぶことができます。
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バンガード ALTA SKY 68

超望遠レンズを持ち運ぶために設計されたバックパックで、2セット並べて収納することも可能な大容量。内部は明るいオレンジ色で、収納したものが取り出しやすくなっています。
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