【2025年】ウェアラブルカメラの選び方 アクティブなシーンにおすすめの5選をご紹介

ウェアラブルカメラの選び方
ウェアラブルカメラの選び方

最終更新:2025/5/21

ハンズフリーで写真やムービーが撮れる手のひらサイズのウェアラブルカメラ。超広角レンズによる臨場感あふれる映像で、アクティブな趣味を持っている方や、気軽にVlogを楽しむ方に人気です。
お手軽に試せるモデルから高精細で安定した映像が撮れるハイクラスモデルまで、さまざまな種類がラインアップされています。

ウェアラブルカメラのシンプルな外観に隠された機能や特長、選び方のポイントをご案内します。

ウェアラブルカメラとは



ハンズフリーの小型ムービーカメラ

ウェアラブルカメラは小型軽量のムービーカメラで、マウント(固定用アクセサリ)を使用してヘルメットなどに固定することができます。手持ちで使う「ハンドヘルド」カメラに対し、身に着けて使うので「ウェアラブル」カメラというわけです。
また、ウェアラブルカメラの中でも防水・防塵・耐衝撃性に優れ、サーフィンやスキー、登山、ツーリングなど、よりアクティブなシーンの撮影に適したモデルはアクションカメラとも呼ばれます。
ウェアラブルカメラ・アクションカメラのマウントはさまざまな用途に合わせて用意されており、ユニークな視点で撮影を楽しめます。

ウェアラブルカメラ

迫力の一人称視点で動画が撮れる

ウェアラブルカメラは人の視野を大きく超える超広角レンズを搭載しています。超広角レンズは遠近感が強調されるため、より視界の広がりやスピード感を実感できます。ヘルメットやバイクのハンドル、サーフボードの先に取り付けて撮影すると、撮影時のスリルをそのまま追体験できるダイナミックな動画を残せます。


一人称視点


ウェアラブルカメラの選び方



【ポイント1】センサー性能・撮影画質をチェック

カメラの画質を決める大きな要素がイメージセンサーです。センサーの大きさや性能によって、色の再現性や暗いシーンでの撮影画質などが大きく変わってきます。また、激しいアクションシーンやドライブ・ツーリングなどは撮影中の明暗差が大きくなることがあるため、白飛び・黒潰れを防ぐHDR撮影に対応したモデルをおすすめします。

イメージセンサー

撮影画質は画像解像度・アスペクト比とフレームレートをチェックしましょう。

・解像度
映像の精細さで、FullHDならスマホ用、2.7Kならパソコン用、4Kならテレビ用など、視聴環境に合わせて設定できます。

・アスペクト比
画面の縦横比率を指します。一般的に16:9で撮影しますが、縦の情報量が欲しい場合などは4:3での撮影が適しています。

・フレームレート
1秒間のコマ数です。一般的には30コマ/秒もしくは60コマ/秒となり、解像度の設定によって選べるフレームレートが異なります。

解像度やフレームレートを上げると、それだけ容量も大きくなり、メモリーカードに記録できる時間も変わってきます。
また、同じFullHD解像度でも、FullHDが上限のモデルと4Kが上限のモデルでは実際の映像から受けるイメージには差が出る場合があります。

解像度



【ポイント2】レンズの画角をチェック

一般的なビデオカメラなどの画角は70~80度、対してウェアラブルカメラの画角は120度からとなっています。これはおおよそスマートフォンの超広角カメラと同等の画角です。また、人気メーカーのカメラはさらに広い150~180度前後の画角が主力となっています。
画角が広くなるに従い撮影範囲が広くなるだけでなく、遠近感も強調されるため、よりダイナミックでスピード感のある映像が撮影できます。

画角

【ポイント3】ブレ補正性能をチェック

動きながら撮影することの多いウェアラブルカメラは、ブレ補正の強さも大切なポイントになります。せっかく撮影した動画も、激しいブレや振動があると見づらく画面酔いを起こしやすくなってしまうためです。
高性能なウェアラブルカメラはブレをほとんど感じさせない動画が撮影できます。また、ブレ補正を応用した水平維持モードを備えた機種なら傾きや回転も映像に反映させずに撮れるため、空中から撮ったような印象さえ与えます。

ブレ補正

【ポイント4】防塵・防水性能をチェック

ウェアラブルカメラは厳しい環境で使われることも多いカメラです。そのため、防塵・防滴・耐温度・耐衝撃など、様々な要素に耐えるタフネス機能が重視されます。
防水機能は生活防水相当のモデル、そのまま水中撮影が可能なモデル、本体の防水性能に加えマリンハウジングが装着できるモデルなどに分けられます。
また、カメラに万が一のことがあった際に大切なデータが守れるよう、メモリーカードも保護性能の高いものを選ぶことをおすすめします。

タフネス設計

【ポイント5】バッテリー性能をチェック

・連続撮影時間
水辺や雪、悪天候の中で使用されることも多いウェアラブルカメラ。本体は防水でも、濡れた状態で電池カバーを空けることはできません。そのため、バッテリー1本の連続撮影時間ができるだけ長いモデルが理想的です。

・予備バッテリーと充電器
撮影が長時間に及ぶ場合や、キャンプなど充電できる場所が限られている場合は、予備バッテリーが必須になります。通常はカメラ本体にUSBケーブルを挿して充電するため、撮影と充電どちらかしかできません。
撮影している間に充電したい、もしくは複数のバッテリーをまとめて充電したい場合は充電器を用意する必要があります。

・熱暴走にも注意
また、夏場など撮影中に本体温度が上昇すると正常に動作しなくなる場合があるため、熱対策がしっかりしているモデルをおすすめします。

バッテリー・充電

【ポイント6】撮影・編集機能をチェック

ウェアラブルカメラは多彩な機能を秘めています。例えば、離れた場所や手にグローブをはめた状態でも操作できる音声操作対応や、決定的な瞬間をスローで撮影する機能などが挙げられます。
特に便利なのがスマホアプリの編集機能です。おまかせ編集可能なアプリであれば、撮影した映像のハイライトに効果的なBGMやテロップを加えてスタイリッシュに仕上げてくれます。撮ってすぐSNSなどでシェアしたい時には欠かせない機能です。

撮影・編集機能

【ポイント7】対応アクセサリをチェック

ウェアラブルカメラの醍醐味は、さまざまなマウントアクセサリで自由な撮影スタイルを選べることです。GoProをはじめとした主要メーカーはツイストロック(GoProマウント)を採用しており、幅広い製品から選んで取り付けられます。また、アダプターを使えば通常のカメラ用三脚などにもセッティングすることが可能です。

おすすめアクセサリの一部をご紹介します。

マウントアクセサリ
ウェアラブルマウント

身に着けて撮影するためのマウント各種。頭、首掛け、胸、手首など、撮影スタイルによって選べます。

グリップ・ポール

手持ちで撮影できる自撮り棒。カメラを身体から離して撮影できる長いものや水に浮かぶものもあります。

ロールバーマウント

バイク・自転車のハンドルや柵などに固定。ネジでしっかり占めるので安定感も抜群です。

クランプ・クリップ

机などを挟んで固定できるマウント。衝撃や振動には弱いものの着脱のしやすさが魅力。

サーフ&スノーボードマウント

強力な粘着テープでボードに固定。万が一カメラが外れても紛失しにくいコード付きがおすすめです。

サクションカップマウント

建物・車の窓など、ガラス面や滑らかな平面にがっちり固定できる吸盤式のマウントです。

ドッグハーネスマウント

犬に背負わせるようにカメラをセッティングし、犬の目線の高さからの映像が撮影できます。


よくあるご質問


連続撮影時間とは?
連続撮影時間は、満充電したバッテリーを使用し、25℃の環境で、画質設定 FullHD/30p で撮影し続けた場合の目安です。
実際の撮影では周囲の温度はテスト時と異なる場合がほとんどで、電源のON/OFFや撮影のREC/STOPなどの操作も加わるため、実撮影時間は60~70%になる場合があります。
光学式ブレ補正と電子式ブレ補正の違いは?
撮影時のブレに合わせて物理的にイメージセンサーを動かしてブレを抑えるのが光学式、それに対して映像処理でフレーム間のズレをカットして繋げるのが電子式です。耐衝撃設計のウェアラブルカメラは電子式を採用しています。
シャッター速度が早い明るいシーンでは、電子式ブレ補正は光学式よりも大きなブレや傾きを補正できます。逆に、シャッター速度が遅くなる暗いシーンでは、動きが激しいと映像に乱れなどが生じる場合があります。
水中でもワイヤレスのモニターやリモコンは使える?
水中では電波が急激に弱くなるため、BluetoothやWi-Fiを使ってリモート撮影していても、カメラを水中に入れたとたんに接続が切れてしまいます。カメラだけを水中に入れて、地上からスマートフォンでモニターしながら撮る、といった使い方はできません。
メモリーカードはどれを使ったらいい?
ウェアラブルカメラに使用するmicroSDはビデオスピードクラスの高いもの(V30の表記があるもの)を使用しましょう。スピードクラスは書き込みの最低保証速度を示すもので、書き込み速度が遅いカードは途中で撮影が打ち切られる可能性があります。
また、防水や耐衝撃・振動など耐久性の高さを謳ったカードもありますので、過酷な撮影環境になる場合は高耐久カードから選ぶのがおすすめです。
>詳しくは「SDメモリーカードの選び方」をチェック

ヨドバシ・ドット・コム おすすめモデルのご紹介



Insta360 X5

前後2台のカメラを搭載し、360度撮影できます。純正の自撮り棒なら編集で映り込みを消すことができ、空中から撮ったような映像に。レンズは衝撃やキズに強く、万が一破損した場合でも自分で交換できる。キットがラインアップされています。
> 詳しく見る

GoPro HERO13 Black

ウェアラブルカメラの草分けであるGoProは映像クリエイターのニーズに応える機能が充実。HERO13 Blackは新たにレンズ交換に対応。HBシリーズレンズを付け替えると自動で設定も最適化され、目的の撮影シーンに応じてカメラを即座にセットアップできます。
> 詳しく見る

SIGHTRON CUBE CAM DAC-201

小型軽量ながら防水ハウジングなしで21mまでの水中撮影を実現。2.1型液晶モニタと大型の操作スイッチの組み合わせにより、水中での撮影でも簡単、確実に操作することが可能です。
> 詳しく見る

DJI Osmo Action 5 Pro

バッテリー1台で最大4時間の連続使用が可能。プロ仕様のカメラに匹敵する高画質に加え、周りの明るさにかかわらず見やすい有機ELモニターは濡れている時でもタッチコントロールの感度を維持し、ストレスのない操作を実現しています。
> 詳しく見る

Insta360 GO 3S

親指サイズの本体とモニター付きポッドを組み合わせたユニークなカメラ。本体のみなら最小クラスの完全防水アクションカメラ、アクションポッドに装着すると生活防水にはなるものの、長時間撮影やリモート操作、ライブプレビューといった機能が拡張されます。
> 詳しく見る


こちらもチェック おすすめ選び方特集

ほかのTipsをもっと見る

ウェアラブルカメラ・アクションカムに関する【2025年】ウェアラブルカメラの選び方 アクティブなシーンにおすすめの5選をご紹介以外のHowToページをご紹介致します。

【2025年】サイクリング・自転車スポーツ向け ウェアラブルカメラ&アクセサリの選び方

【2025年】サイクリング・自転車スポーツ向け ウェアラブルカメラ&アクセサリの選び方

クロスバイク、マウンテンバイクなど、自転車でのレジャーやスポーツにおすすめのアクセサリ選びをご案内します。

【2025年】マリンスポーツ・釣りに最適なウェアラブルカメラ&アクセサリの選び方

【2025年】マリンスポーツ・釣りに最適なウェアラブルカメラ&アクセサリの選び方

海や川でのレジャーに最適なウェアラブルカメラとアクセサリの選び方をご紹介