【2025年】ドッキングステーションの選び方 おすすめ4選をご紹介

ドッキングステーションの選び方
ドッキングステーションの選び方

最終更新:2025/3/11

薄型・軽量化が進むモバイルノートパソコン。Wi-Fi・Bluetoothといったワイヤレス技術や多機能なUSB Type-Cが採用された分、パソコンに搭載されているインターフェース(外部接続端子)の数は限定されてきています。
小型パソコンに拡張性を持たせ、より快適に使用できるようにするのがドッキングステーションです。
搭載されている端子や機能によって、大きさや価格もさまざまです。

ヨドバシカメラで取り扱いしている数ある商品の中から、選び方のポイントやおすすめモデルをご紹介します。

USBハブとドッキングステーション



パソコンに複数の周辺機器を取り付けたいとき、本体に搭載されているUSB端子の数では足りなくなることがあります。この問題を解消するのがUSBハブとドッキングステーションです。
従来のUSBハブはUSB-A接続タイプが主流でしたが、小型のモバイルノートPCやタブレットに最適なUSB Type-C接続のタイプが増えてきています。
USBハブにはパソコンから電源供給を受けるバスパワータイプ、コンセントに繋いで使うセルフパワータイプがあり、BDドライブや一部の外付HDDなど消費電力の大きい機器にはセルフパワータイプのUSBハブが適しています。
USB Type-C接続タイプを購入するなら、「USB PD(USB Power Delivery)」対応のセルフパワータイプがおすすめです。ハブに接続した機器だけでなく、USB給電対応のパソコン本体を充電することも可能です。
> USBハブを見る

USBハブ

通常のUSBハブの機能に加え、ディスプレイ出力や有線LANといったインターフェースも備えたものがドッキングステーションです。
人気のモバイルノートPCは薄型設計で持ち運びには便利ですが、その分搭載できる外部インターフェースは限定されてしまいます。それを補うのがドッキングステーションの役割です。また、個別に繋いで散らかりがちだったケーブルを一か所に集約することで、すっきりまとめるのにも一役買います。
> ドッキングステーションを見る


ドッキングステーション


ドッキングステーションの選び方



【ポイント1】「据え置きタイプ」か「モバイルタイプ」かで選ぶ

ドッキングステーションには端子が多く高機能な据え置きタイプと、持ち運びやすいスリムなモバイルタイプ(USB Type-Cハブ)があります。

据え置きタイプは主にノートPCをデスクトップPCのように使用するために用いられます。
仕事用のデスクにディスプレイやマウス・キーボードなどの周辺機器を接続して置いておけば、USBケーブル1本でノートPCの機能を拡張することができ、持ち出すときもケーブルを抜くだけなのですぐに支度が済みます。
また、モバイルタイプと比べモニター出力や給電能力、高速通信に対応するポート数などの性能に優れ、より安定した環境を維持できます。

モバイルタイプは機能を絞って携帯性を重視しています。
外出先でも使い慣れた周辺機器で作業がしたい、プレゼンでプロジェクターや外部モニターに出力したいといった場合はモバイルタイプが最適となります。

据え置きorモバイル

【ポイント2】接続端子の種類・数から選ぶ



・USB Type-A(USB 2.0・USB 3)
マウス・キーボード・プリンターなど多くの周辺機器に使用されているUSB端子。同じ形に見えても規格が分かれており、通信速度が異なります。SSDなどの高速通信が重視される機器は特に、規格が合致する端子に接続することが大切です。

・USB Type-C(USB 3・USB4・Thunderbolt 3/4/5)
USB Type-CもType-Aと同様にいくつもの規格があります。USB Type-Cの場合は、電源接続用やパソコン接続用など挿すものが決まっている端子があるため、それらを除いてどの規格の端子がいくつあるかを確認しましょう。

・映像出力(HDMI/Displayポート/VGA)
映像を他のモニターに出力するための端子です。汎用性が高く、ドッキングステーション・USB-Cハブにもれなく搭載されているのがHDMIで、多くのモニターやプロジェクターに対応しています。一部のモニターはDisplayポートのみといった場合もあるため、選ぶ際に確認しましょう。

・イーサネット(有線LAN)
現在のノートパソコンの多くはWi-Fiでのインターネット接続に対応していますが、例えば出張先で有線LANしかない場所に泊まる際や、ご自宅でもより安定した通信がしたい時に役立ちます。

・カードリーダー
カメラやレコーダーのデータ取り込みや、仕事上でのちょっとしたデータの受け渡しなどはSDカードが手軽です。

・音声入出力
ヘッドホン・マイク端子を搭載したモデルもあります。ノートPCには標準搭載されている端子でも、ドッキングステーションを通して接続しておけば、着脱のちょっとした手間が省けるので快適になります。

データ保管



【ポイント3】充電機能から選ぶ

ドッキングステーションはパソコンへ電源を供給できる「USB PD」に対応しています。
据え置きタイプのドッキングステーションは電源アダプタによる電力供給を受けられるものが多く、パソコンへ供給できる電力も多く、より安定したパフォーマンスを発揮できます。
携帯タイプのUSB-Cハブは別途USB電源アダプターを用意して電源を取るかたちになります。パソコンへ十分な電力を送るためには、高出力に対応した電源アダプターおよびUSBケーブルが揃っていることが必須となります。
一般的なノートPCへの電源供給は60W以上、ゲーミングノートやクリエイターパソコンなら100W前後が出力の目安となります。

容量

【ポイント4】ディスプレイ出力性能から選ぶ

外部ディスプレイへの映像出力もドッキングステーションの主な機能のひとつですが、「HDMI / VGA / DisplayPort / USB-C」といったディスプレイ側の接続端子に合わせる必要があります。基本的には、HDMIでほとんどのPCディスプレイに接続することができます。
また、表示できる解像度とリフレッシュレート(映像の動きの滑らかさ)には機種ごとに性能の違いがあります。ディスプレイを複数繋ぐと性能の上限が変わる場合もあります。通常の用途ではあまり意識せずに使用できますが、映像制作やゲームなどの用途ではリフレッシュレートが重要になってくるため、できるだけ出力先ディスプレイの性能に見合ったモデルを選ぶことをおすすめします。

リフレッシュレート

ヨドバシ・ドット・コム おすすめモデルのご紹介



外出時に便利なスリムタイプ

エレコム USB Type-C ドッキングステーション 8-in-1 ハブ PD 85W出力 急速充電 USB-C ×3 USB-A ×2 HDMI ×1 SD+microSD ×1 [DST-S080BPSV]
HDMI・USB-A・USB Type-Cポートなどを搭載し、さまざまな機能を拡張できる8in1タイプのドッキングステーションです。通常の出力ポートに加え、外部ディスプレイのON/OFFを瞬時に切り替えられるスイッチ付き。ビジネスシーンで見られたくない画面を一時的に隠せる、便利な機能を搭載しています。
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USB PDポートが豊富で電源まわりがスッキリ

アンカー Anker Prime ドッキングステーション (14-in-1, Dual Display, 160W) [A83B65A1]
14の機能をひとつに高速データ転送・4K出力・急速充電もデスク上はこれ一台でスッキリ。USB PD対応のUSB-Cポート3つ、USB-Aポート1つを搭載しており、合計最大160Wの高出力で4台同時に充電可能です。また、4K (60Hz) 対応のHDMIポートを2つ搭載しているためデュアルディスプレイにも対応可能です。
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最小のスペースでデスク環境を拡張できる

サンワサプライ USB Type-C ドッキングステーション HDMI×3画面出力対応 LAN 3.5mmステレオミニプラグ 4K対応 [USB-CVDK13]
USB Type-Cケーブル1本でディスプレイ最大3台へ映像出力ができる、HDMI映像出力端子を3ポート搭載したUSB Type-Cドッキングステーションです。ノートPCスタンドとしても利用できるため省スペースに設置することができ、キーボードに適度な傾斜が付いて快適な入力が可能になります。
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スマートフォン・タブレットにおすすめ

ナカバヤシ USB Type-C ドッキングステーション (3.5mm 4極付き)[UD-C02]
スマートフォン・タブレットに直接挿せるType-Cドッキングステーション。もちろんパソコンでも使用できます。スマートフォン・タブレットでもキーボード、マウス、USBメモリを挿すことができ、イヤホンジャックのない機器でも有線ヘッドセットが使えるため、ノートPCのように操作できます。
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