【2025年最新】アルコールチェッカーの選び方 おすすめ5選をご紹介

アルコールチェッカーの選び方
アルコールチェッカーの選び方

最終更新:2025/3/19

アルコールチェッカーを大特集!道路交通法改正によるアルコールチェック義務化の対象が2023年12月1日より拡大されます。
今まで緑ナンバー(営業ナンバー:運送業などの事業者車両)でのみ義務付けられていた検知器を使ったアルコールチェックが、一定の条件下にある企業の白ナンバーでも対象になります。手軽に測定できる吹きかけ式や、高精度なマウスピース式、半導体式センサーや電気化学式センサーなど使う人数や用途に合わせて選べる豊富なラインナップ。

アルコール検知器の選び方やおすすめモデルをご紹介します。

白ナンバーの「社用車」も義務化対象となる法改正が2023年12月にスタート


義務化

「白ナンバー社用車」の定義

以下のいずれかに当てはまる事業所(企業)が対象となり、
安全運転管理者によるチェックが義務化されます

白ナンバー社用車の定義

・定員11人以上の自動車を1台以上使用している事業所
・自動車を5台以上(自動二輪車(50ccを超えるもの)1台は0.5台で計算)使用している事業所
・自動車運転代行業者については、営業所ごとに選任が必要

※安全運転管理者とは
一定台数以上の自動車を使用する事業所において、責任者である事業主に代わって、アルコールチェックや安全運転指導などの安全運転の確保に必要な業務を行う人を指します。安全運転管理者制度は道路交通法に基づいており、一定の要件を満たす事業所では安全運転管理者を選任して都道府県公安委員会に届け出る必要があります。

義務化の内容

2023年12月1日より、以下の内容に変わります。

義務化の内容
義務化の内容

・目視とアルコールチェッカーによる酒気帯びの確認
アルコールチェッカーを常時有効に保持すること
・アルコールチェックの記録を1年間保存すること

アルコールチェックは運転前・運転後の計2回行う必要があります

アルコールチェックを行うタイミングは運転前・運転後の計2回実施しなくてはなりません。ただし、乗車・降車する度に行う必要はなく、運転を含む業務の開始前や出勤時及び終了後や退勤時に行うことで、義務履行としては足りると考えられています。

例)複数回乗り降りする場合
チェックタイミング
アルコールチェッカーとは

●息を吹きかけるだけで体内のアルコール残留濃度を数値化できる

アルコールチェッカーは、息を吹きかけるだけで、体内のアルコール残留濃度を測定することができる便利な機器です。体内のアルコールの濃度のチェックには、「血液採取」と「呼気採取」がありますが、毎日の測定には、より手軽な「呼気摂取」が一般的です。

アルコールチェッカーの注意点

アルコールチェッカーのセンサーには寿命があります

アルコールチェッカーのセンサーは使用することで、また時間の経過とともに劣化していくため、半永久的に使用できるものではありません。そのため目安となる使用回数や耐用年数をむかえたら買い替える必要があります。使用回数や耐用年数はアルコールチェッカーによって異なります。購入前に必ず確認するようにしましょう。また常に検査できる環境が必須となるため、センサーが寿命をむかえる前に早めの買い替え・交換の準備が大切です。

例)車を運転する従業員数20人の1年間に必要な計測回数
使用回数
アルコールチェッカーの選び方

【ポイント1】計測方式で選ぶ

息を吹きかけるだけで測定できる手軽な「吹きかけ式」と、呼気以外の環境の影響を受けにくくさらに高精度な測定が可能な「マウスピース式」があります。

方式 メリット デメリット
吹きかけ式 ・ストローやマウスピースが不要で手軽に検査できる。 ・周囲の空気成分が検査精度に影響を与える可能性がある。
マウスピース式 ・周囲の空気に影響を受ける心配がないため高精度。
使い捨てのアタッチメントで複数人で使う際も衛生的に検査できる。
・アタッチメントは使い捨てのため、定期的に購入する必要がある。

【ポイント2】センサーの違いで選ぶ

アルコールチェッカーには、呼気中のアルコール濃度を判別する「センサー」が内蔵されており、大きくは「半導体式」「電気化学式(燃料電池式)」の2つに分けられ、アルコールチェッカーの見た目は似ていても、アルコール濃度の測定原理にそれぞれ特性があります。

方式 メリット デメリット
半導体式 ・小型な機種が多い。
・電気化学式に比べ比較的安価な商品が多い。
・結果の応答が早い。
・アルコール以外(※歯磨き粉やマウスウォッシュ、ミント系のガムや喫煙など)で誤反応が起こりやすい。
電気化学式(燃料電池式) ・高精度でアルコール以外ではほぼ反応しない。 ・半導体式に比べ比較的高単価な製品が多い。
・結果の応答に少し時間がかかる。

【ポイント3】使用回数・期限で選ぶ

使用回数・期限は、センサーの寿命で決まります。多くのアルコールチェッカーは、使用期限がおおよそ半年~1年、使用回数上限が1,000回~10,000回程度。運転者が少なければ1台でも構いませんが、多いほど1台の使用頻度も多くなるため、人数に合わせて揃える必要があります。


【ポイント4】アルコール検知器協議会(J-BAC)認定商品

アルコール検知器の技術や品質の向上、普及啓発に取り組んでいる組織です。「アルコール検知器機器認定制度」を設けており、認定を受けるには外部認定審査機関の基準を満たす必要があります。商品選びの一つの目安として、「J-BAC認定」商品が安心です。

よくあるご質問


使う際に気をつけることはありますか?
①「チェック前にうがいをする」②「アルコール成分を少しでも含む飲食物は摂取しない」③「検査の15分〜30分前までに食事を済ませる」④「定期的なメンテナンスを実施する」などが挙げられます。飲食直後や喫煙直後は反応してしまう可能性があるため避けるようにしましょう。
アルコールチェッカーで運転可能数値はいくつですか?
呼気に含まれるアルコール濃度が呼気中1Lに対して濃度0.15mg以上の場合は酒気帯び運転となり、取り締まりの対象となります。
アルコールチェッカーは何に反応するの?
飲食物や体調により反応する場合がある他、薬の服用、喫煙、洗口剤使用や歯磨き後等でも反応する場合があります。 また、ノンアルコールビール等、アルコール成分を含まないと思われがちな食品類にも微量のアルコールを含んでいる場合がありますのでご注意ください。
飲酒していなくても反応することはありますか?
飲食物の中に微量のアルコールが含まれていたり、製造過程でアルコールを使用していると、飲酒していなくてもアルコール反応が出る場合があります。
ヨドバシ・ドット・コム おすすめモデルのご紹介

測定結果を分かりやすく「色」「音」「表示」でお知らせ!

キングジム アルコールチェッカー [BAC10]
●センサー寿命:購入後1年経過、または使用回数が1,000回になった場合(どちらか早い方)
●計測方式:マウスピース式
●検知方式:半導体式センサー
> 詳しく見る

顔写真付きでデータを管理し不正を防止

KEIYO アルコールチェッカー [AN-S094]
●センサー寿命:購入後1年経過、または使用回数が1,000回になった場合(どちらか早い方)
●計測方式:吹きかけ式
●検知方式:半導体式センサー

> 詳しく見る

ワイシャツの胸ポケットにすっきり収まるコンパクトなサイズ!

タニタ アルコールチェッカー[EA-100E]
●センサー寿命:購入後1年経過、または使用回数が1,000回になった場合(どちらか早い方)
●計測方式:吹きかけ式
●検知方式:半導体式センサー

> 詳しく見る

市販のストローを挿して使えるから衛生的

藤田電機製作所 アルコールチェッカー[FA-900]
●センサー寿命:購入後1年経過、または使用回数が3,000回になった場合(どちらか早い方)
●計測方式:マウスピース式
●検知方式:半導体式センサー

> 詳しく見る

マウスピース式と吹きかけ式を選べる2Way

ケンウッド アルコール検知器 単独型 半導体式ガスセンサー搭載 [CAX-AD100]
●センサー寿命:購入後1年経過、または使用回数が5,000回になった場合(どちらか早い方)
●計測方式:マウスピース式/吹きかけ式の2Way
●検知方式:半導体式センサー

> 詳しく見る