ウェーバー ガスグリル レシピ&調理レポート(3) - ステーキ
レシピ&調理レポート(3) 「ステーキ」
出ました! 肉料理の帝王、ビーフステーキです。BBQといえば、いわゆる焼き肉というイメージが強いと思います。しかしガスグリルを使えば、一流店を凌ぐステーキをカンタンに味わえるのです。そう、本場アメリカ仕込み、脂身の少ない赤身の肉厚ステーキです。
これを実現するには露天・直火でただ焼くだけでは不可能。チンチンに予熱されたグリルに肉塊を投入し、高温で焼き上げてこそ実現できます。ご注意ください、BBQとビーフステーキに対する概念がきれいサッパリ塗り替えられてしまうのですから。一口食べただけで、これまで食べてきたものは何だったのかと思うでしょう。赤身のビーフを本場の火の通し方で味わうと、もうそれ以前には戻れませんよ。
材料
作り方

Step 1
厚み3cmはあろうかというお肉を用意しましょう。至高の体験をしようというのですから、ケチらずにいいお肉を確保してください。「#6661 [シリコン製バーベキューブラシ]」を使って、まずオリーブオイルをお肉全体に塗っておきます。
★ワンポイント:
こうすると鉄板にくっつきにくくなり、またオイルでコーティングされることにより、お肉の水分が逃げません。さらに鉄板に油を敷くよりも油分が少なくて済み、照りも出ます。

Step 2
お肉に塩こしょうをふり、下味をつけます。目安はご自身がしょっぱいと思う量の2倍。厚みのあるお肉なので、しっかり味をつけても大丈夫です。
★ワンポイント:
ステーキは口の中に入れ、咀嚼することで、肉のうまみと外側の調味料が混ぜ合わさっていき、口内で最後の「調理」がされるのです。なるほど本場の人は、そういう食べ方をするのですね。

Step 3
お肉を冷蔵庫から取り出すのは調理の30分前。焼き具合に関わることですから、食材の状態の管理は大切ですよ。

Step 4
オーブンの温度は200〜250度で準備しておきます。3cm程度の厚さの場合、焼き時間の目安は片面につき2分半ずつ。焼き網に対して45度の角度でお肉を置くと、焼き目がきれいに入ります。
★ワンポイント:
すべての調理に通じますが予熱はしっかり。温度が足りないとお肉が網にくっついてしまいます。慣れてきたら片面1分半で90度ずらせば、美しい格子模様に。

Step 5
肉の内部の温度を測れる「すぐに測れる温度計」で、厚みのある部分を測る。ミディアムのベストは53℃。ちょうど良ければ火からあげる。
★ワンポイント:
オーブンの温度や焼き時間は肉の厚みにもよるので、ぜひ経験を積んでください。美味しいお肉を完璧な状態でいただくために、この温度計は必須です。
Step 6
焼きあがったら、焦って肉汁を逃さないよう、ぐっと我慢。焼き時間の30%相当の時間(焼き時間が5分の場合は1分40秒ほど)置いてからカットします。この断面をご覧ください。こういう焼き方、一般的なBBQはおろか、お家のキッチンでもなかなかできませんよね。

Step 7
世の憂いをいったんすべて忘れて、ひとくち口に運ぶ。ちなみに彼はステーキの脂身が苦手で、テーブルに出てきても食べようとしませんでした。「まあ、たべてごらん」と促してみます。

Step 8
んー、もぐもぐ。レポーターの母親はいつもと違う表情に、少しにんまり。

Step 9
高温で肉汁を閉じこめ、ジューシーで柔らかい。肉本来の味わいに、ほんとうに美味しそうに頬張っていました。子供はいちど苦手意識を持つと、なかなか口に運んでくれませんが、これまで味わったことのないステーキですっかり苦手意識が飛んだようです。
ビーフステーキ、本当に衝撃的でした。かけがえのない生命をいただくということ、そして丹精込めて牛を育てている方々のためにも、私たちは最高の状態で調理し、口に運ぶべきだと思うのです。ウェーバーのガスグリルはそれを実現してくれる、驚くほどよくできた道具です。
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