【2025年】防水デジタルカメラ特集 おすすめモデルをご紹介
スキー・スノーボードなどのウィンタースポーツのムービー撮影に最適なアクションカメラや、ダイビング・サーフィンなど本格的な海での使用、アウトドアにおすすめの防水デジタルカメラが勢揃い。トレッキング、釣りなど趣味のシーンでも幅広く使えるタフなカメラを紹介します。防水デジカメの正しい取扱い方法と撮影のコツもアドバイスいたします。
アクションカメラは様々なマウントを用いて自分の体や車、スノーボードなどに取り付けて撮影する、アクション・スポーツシーンに最適なビデオカメラです。
ハンズフリーなのでアクティブなシーンでも動作の妨げにならず、広い視野を持っているので自分視点でダイナミックなムービーや写真を記録することができます。
【おすすめポイント】
革新的な高画質とプロ仕様のスペックを実現。高輝度かつ濡れていても正確なタッチ操作ができるモニターや、Action 4でも好評だった長寿命バッテリーもさらに進化し、1.5倍の連続撮影が可能になりました。
【おすすめポイント】
360度動画の撮影に対応し、ジンバル級のブレ補正を実現するFlowState技術を搭載。バレットタイムをはじめとした多彩な撮影機能や、360度撮影後にベストアングルを選べるリフレーム機能、AI編集機能などを備えています。
【おすすめポイント】
クラス最高レベルの高画質に加え、多彩な専用レンズモッドの交換に対応。装着されたレンズを自動判別して設定を調整するため、即座にセットアップしてイメージ通りの映像を撮影することができます。
完全防水対応のデジタルカメラは、水辺でのスナップや、シュノーケリングなど浅い水深での水中撮影にぴったりです。低温や衝撃にも強いので、スキー、スノボの撮影にもおすすめです。また、ダイビングで本格的な水中撮影を楽しみたい方には、強い水圧に対応した水中ハウジングが必要になります。
いずれも水中では青カブリが発生しホワイトバランスが崩れるので、水中モードで撮影するようにしましょう。
バッテリー寿命 | 撮影スタイルに合わせて、なるべく長寿命のものを選びましょう。 防水カメラが必要な環境下では、バッテリー・メモリーカードの交換は非常に危険です。 |
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防水性能 | ダイビングで写真撮影をする方は、潜る深さに合わせたカメラ選びが必要です。 |
耐低温 | 雪山など寒冷地で確実に動作するかも重要な要素です。 低温では少なからずバッテリーの持ちは悪くなるので、その点も考慮に入れましょう。 |
広角 | 水中で被写体を大きく撮る時、風景の遠近感をダイナミックに撮る時に重要となります。 |
マクロ | 水中では特に、近づけば近づくだけクリアに撮影できるので、マクロ撮影に強いカメラはより高画質な写真が撮れます。 |
GPS | 非日常の撮影は、位置情報も一緒に記録しておくと後でロケーションを振り返りやすくなります。 電子コンパス・高度計などが付属していればフィールドギアとしても優秀です。 |
ハウジング対応 | 本体の防水性能が高くなくても、水中ハウジングで対応できる機種もあります。 拡張性がありライティングにもこだわれるので、本格的な撮影をしたい方には重要な要素です。 |
【おすすめポイント】
水深15mの水中撮影も可能な高いタフ性能を備えたボディーにF2.0の明るい高性能ズームレンズを搭載と画像処理エンジン「TruePic VIII」を搭載、抜群の高画質を誇ります。また、防水ハウジングやコンバージョンレンズといった拡張性にも優れ、本格的な水中撮影をサポートしています。
【おすすめポイント】
水深14mで連続2時間の撮影が可能なタフネス設計。水中でも赤系の色を鮮やかに再現する「マーメードモード」を搭載しているほか、レンズ周囲にある6灯のLED補助光で鮮明な超マクロ撮影も可能です。
【おすすめポイント】
水深3.5mまでの水中撮影が可能。前面にも液晶モニターを搭載し、カンタンに自撮りできます。タイムラプスやスローモーションといったユニークな動画を撮影するための機能も満載。
【おすすめポイント】
多彩なシーンモードと水深15mまでの防水性能、優れた防塵・耐衝撃性能を搭載。iOS/AndroidデバイスとのWi-Fi接続が可能なため、写真や動画を友人やソーシャルメディアで共有できます。
■水滴が残らず曇りにくい、防水機種に最適な液晶保護フィルム
「■水滴が残らず曇りにくい、防水機種に最適な液晶保護フィルム」をもっと見る水中カメラ・水中ビデオカメラによる撮影の補助光専用に開発された全天候型&水中撮影用LEDライトです。アクションカメラとの組み合わせで、スキューバダイビング・セーリングキャンプや登山等で薄暗い場所や夜の撮影に威力を発揮します。内蔵バッテリー容量が大きく、その分大きな出力で明るさを確保、長時間点灯も可能です。
水中ハウジング(ウォータープルーフケース)は40m前後の水深に耐えられるように設計された本格的な防水ケースです。防水カメラだけでなく、防水機能のないカメラでも専用の水中ハウジングが用意されているものもあり、シーズン中だけ水中カメラとして楽しむこともできます。

万が一水中で手放してしまっても見つけやすいフロートストラップ
「万が一水中で手放してしまっても見つけやすいフロートストラップ」をもっと見る撮影前・撮影中の注意
●防水テスト
まずは、購入してすぐにご自宅の浴室などで防水テストをして下さい。安心して撮影本番を迎えられるよう、練習も兼ねて一通り操作してみることをおすすめします。事前にしっかり確認しておけば、いざ使おうという時に思わぬ機材トラブルに見舞われる心配がなくなります。ハウジング・防水ケースは「カメラを入れずに」同様のテストしてください。
●防水パッキンのチェック
撮影前に防水パッキンに異物が付着していないか確認し、必要であれば清掃をしてください。前回使い終わった後に清掃が済んでいても、確認は怠らないでください。
●必要以上にラフな扱いはしない
耐衝撃性能があるとはいえ、必要以上にラフな扱いはしないでください。複合的な要素があると、ふとした拍子に故障することもあります。その場では大丈夫でも、カメラの寿命という点から見れば、大きな負担となっているはずです。放り投げない、水には静かに浸すなど、大切に扱ってやってください。
●カメラの熱に注意
炎天下に裸のまま放置すると、持てないほど熱くなることがあります。撮影に使用しないときは、日陰でバッグの中などにしまっておきましょう。また、本体が熱を持つと、動画の撮影など本体に負荷がかかる操作の時に熱暴走を起こしフリーズすることがあるので、注意が必要です。
●汚れたら洗う
砂や海水が付着したまま乾燥すると、微小なゴミが画質を劣化させる原因となります。汚れたらまめに真水で洗うようにしてください。水洗いができるのも、防水デジカメのメリットです。
万が一水没した時には
明らかに水没と思われる異常があった時には、電源を入れなおそうとせずに乾いたタオルでよく拭き、すぐバッテリーとメモリーカードを取り外してください。その後、丸1日以上しっかり乾燥させてください。真水や雪であれば、僅かながら復旧する可能性があります。海水は腐食性の物質が内部まで浸透してしまっているので、復旧はかなり難しくなります。
どの場合でも、電源を入れてしまうと中部でショートし、致命的なダメージとなってしまいます。まずは、大切なデータの入ったメモリーカードの救出を最優先に考えてください。
分解して乾燥させようとはせずに、不安なときはなるべく早く修理に出しましょう。
防水カメラ・ハウジングを使用したあとは

●塩抜き
海で使用したカメラをそのまま放置しておくと、塩分が凝固して腐食の原因になります。バケツや桶に真水をため、カメラやハウジングを10分ほど浸けておくと、付着した塩を抜くことができます。
水の中でボタンやレバーを何度か動かして、内側に入り込んでいたものも取り除いてください。

●Oリング・パッキンのメンテナンス
次回使用する時のために、パッキン部分の掃除をします。使ってそのままでは、細かい異物が密閉の妨げになり、水没のおそれがあります。髪の毛程度のぱっと目につかない物であっても、水圧がかかれば簡単に浸水してくることがあります。
よく水気をふき取って蓋を開き、パッキン部分を付属のブラシや綿棒で掃除していきます。ハウジングの場合はOリングを取り外して掃除し、はまっていた溝のゴミも取り除いていきます。パッキン以外の部分にも異物が付着していることもあるので、ブロアーで吹き飛ばします。最後にもう一度確認し、蓋を閉じます。
次回の使用前にも、異物の付着がないか改めて確認してから使用しましょう。また、防水パッキン・Oリングは1年ごとの交換が推奨されています。
シーン別撮影アドバイス

▼水中
【水中はワイドが基本】
水中では距離が離れるほど、正しい色やクリアさが失われてしまいます。至近距離からでも大きく被写体を写せる広角のカメラがおすすめです。ハウジングにコンバージョンレンズが取り付けられるなら、フィッシュアイレンズを使うのも効果的です。
【撮影のコツ】
・水中マクロ――水棲生物の体の色までしっかり写真にするために、可能ならば接写したいところです。ストロボを近距離で発光させると、被写体の色によっては白飛びすることがあるので、光量を調整しましょう。
・広角は構図に注意――撮影前に四隅に余計なものが写り込んでいないか確認しましょう。また、太陽を写し込む構図は、露出調整が難しいので注意です。

▼水中ビデオ
【体を安定させて撮る】
水中は身体が安定しないので、普段以上に手ブレに気をつける必要があります。目まぐるしい動きやズームの多用は、見ていて酔ってしまいます。
また、青カブリで正確な色が出せないので、ホワイトバランスの調整、水中ライトでのサポートが重要になります。
【撮影のコツ】
・1カットのアングルは固定する――カメラを無暗に動かして被写体を追っても、いい映像にはなってくれません。被写体を見定めて体を安定させ、じっくり撮影しましょう。
・繰り返しいくつものアングルで撮る――カット毎のアングルを固定する代わりに1カットを短めにし、同じ被写体を異なるアングル、異なるサイズで何度か撮影して、撮り逃しのないようにしましょう。

▼ビーチ
【逆光に気を付ける】
強い日差しの下で撮影すると、ゴーストやコントラストの低下などの画質劣化が起こります。逆に夕暮れ時などは逆光で人物のシルエットを写すと印象的です。照り返しで全体的に写真が暗くなりがちなので、露出補正を+にして撮影しましょう。
【撮影のコツ】
・低い位置から撮ってみる――砂や波の質感が分かり、日光を反射してキラキラ輝くきれいな写真になります。
・海に踏み込んでみる――澄んだ海はあえて砂浜を入れずに、水のゆらめきだけを収めるのも面白いと思います。

▼スキー・雪山
【露出を+補正する】
雪景色はビーチ以上に写真が暗くなりますので、明るく撮れるように設定を変えましょう。明暗差が激しく、黒つぶれ、白トビが起きやすいので、ダイナミックレンジの広いカメラが有効です。
【撮影のコツ】
・風景――ホワイトバランスを変更し、青っぽく写るようにすると、空気の引き締まった感じが出せます。
・人物――日中でもフラッシュを使用することで、顔が暗く写るのを防げます。
・スキー/スノボ――連写で瞬間を捉える事はできますが、暗くなってしまうので、露出補正やフラッシュを有効活用しましょう。