待望の新世代フルサイズ一眼 キヤノン「EOS 5D Mark IV」
●約3040万画素 フルサイズデュアルピクセルCMOS
ひとつひとつの画素を独立した2つのフォトダイオードで構成した、デュアルピクセルの約3040万画素フルサイズCMOSセンサー。CMOSセンサーの画素が撮像と位相差AFの両方を行う「デュアルピクセルCMOS AF」により、素早く追従性の高いAFを実現しています。
●61点高密度レティクルAFII・中央は-3EV対応の高精度AFに対応
61点の測距点とデュアルピクセルCMOS AFにより、画期的な高速・高精度AFを実現。さらに、肉眼でも被写体を捉えるのが難しい-3EVの環境下でも正確なピント合わせが可能です。
●シネマ4K動画に対応
映画用途などに使われるシネマ4K(4096×2160)規格での動画撮影に対応。映像制作におけるプロフェッショナルのニーズに応えます。また、フラッグシップ機と同様に撮影した4K動画から任意の1コマを静止画として切り出す「4Kフレームキャプチャー」機能や、スローモーション映像に適したHD/120p動画、タイムラプス動画撮影が可能です。
【EOS 5D Mark IV】フラッグシップの能力を継承し、すべてにおいて進化したフルサイズ一眼レフカメラ
「【EOS 5D Mark IV】フラッグシップの能力を継承し、すべてにおいて進化したフルサイズ一眼レフカメラ」をもっと見るEOS 5D Mark IV対応アクセサリ
【進化した撮影機能】
■新開発の約3040万画素 35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載
新開発の有効画素数約3040万画素35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載。それぞれの画素が2つのフォトダイオードで構成された「デュアルピクセルCMOS」となっており、1つの画素が撮像と位相差AFの両方を同時に行い、ライブビュー撮影時にも高速で追従性に優れたAFを実現します。
さらに新機能として、撮像素子から得たデュアルピクセル情報を付加する「DPRAW撮影」が可能。撮影後にキヤノン独自のRAW現像ソフトウエア「Digital Photo Professional (Ver.4.5)」で「解像感補正」「ボケシフト」「ゴースト低減」の処理が行えます。

■映像エンジン「DIGIC 6+」により、さらに高い常用ISO感度を実現
映像エンジン「DIGIC 6+」を搭載し、常用ISO感度は従来機種より高い最高ISO32000を実現。これにより、暗い環境下でも高感度・高画質撮影が可能にしました。さらに、「DIGIC 6+」と新開発のミラー振動制御システムとの組み合わせにより、高画素機ながらも最高約7コマ/秒の高速連写を行うことができます。
今までにない後処理機能を実現するデュアルピクセルRAW(DPRAW)で記録した画像は3つの後処理が可能です。
●解像感補正
解像感が低い印象の画像を改善。被写体の奥行き情報に基づいた「解像感の微調整」が可能です。スライダーで、シフト量(奥から手前)、効果の強弱を調整できます。
撮り直しのできない画像の解像感を高めたいときなどに有効です。
●ボケシフト
意図せず前景に映り込んだボケを、視線をズラすように横方向へシフト可能。前ボケ部分を選んで、スライダーで調整できます。
●ゴースト低減
画像に現れたゴーストやフレアの領域を選んで低減することが可能。人工光源下での撮影や逆光時の撮影に有効です。

【61点レティクルAF II】
■フラッグシップ機と同等の「61点高密度レティクルAF II」を搭載
「61点レティクルAF」の搭載により、AF測距エリアを従来機種と比較して縦方向に拡大。左右の測距エリアでは縦方向に約24%、中央の測距エリアでは縦方向に約8.6%測距エリアを拡大。全測距点61点のうちクロス測距点数は最大で41点、さらに最大5点のデュアルクロス測距点を持ち、開放F2.8のレンズ使用時に、より敏感な焦点検出を可能としています。

■エクステンダー撮影の可能性を拡大する、全点F8対応測距
61点の測距点は全点がF8光束に対応しており、エクステンダーを使用した超望遠撮影時にレンズの開放絞り数値がF8までの明るさとなる場合でも、全測距点でAFが可能です。

■EV-3の環境下でのAFに対応
ファインダー撮影時(ワンショットAF、中央F2.8測距点)において低輝度限界EV-3を達成。暗い環境下でも高精度なAF合焦が可能です。
■EOSシリーズ初となる、撮影時のデジタルレンズオプティマイザ適用を実現
従来のレンズ光学補正だけでは対応できない収差の補正と、ローパスフィルターに起因する解像劣化を補正する「デジタルレンズオプティマイザ」機能を、EOSシリーズで初めて撮影時に実現。撮影後に手間をかけることなく、より精細な画像を得ることが可能になりました。また、フラッグシップ機と同様に撮影時に歪曲収差補正と回折補正を行えます。
■約15万画素RGB6+IR測光センサーを搭載
「EOS 5Ds/EOS 5Ds R」と同じ、約15万画素RGB+IR測光センサーの搭載により、シーン解析の精度が大幅に向上。被写体の顔や色を検知できるようになり、測光・調光やオートホワイトバランス、AF精度も格段に向上しています。
【EOSシーン解析システム】
総合的な高画質化を実現する独自システムが、さらに精度を向上。近赤外光を含む波長領域の検知、フリッカー検知を可能にする測光センサーを搭載することで、AF、AE、オートホワイトバランス、ピクチャースタイルオート、オートライティングオプティマイザなどの制御精度が向上しました。また、顔検知と色追尾機能により、自動選択AF時のAF精度も向上。動く被写体にピントを合わせる精度もアップしています。

【シネマ4K(4096×2160)/24p動画記録】
■デジタルシネマの標準規格(DCI規格4K/24p)の動画撮影に対応
4K(30p/25p)に加え、デジタルシネマの標準規格(24p)の動画撮影も可能。動画撮影時において、4Kで記録した動画の1フレームを約880万画素の静止画として切り出し、JPEG画像として保存する「4Kフレームキャプチャー」機能にも対応しています。

■4K動画撮影時においてもタッチパネルにより快適なピント合わせが可能
動画撮影時にもスムーズで滑らかなAFを可能とする「デュアルピクセルCMOS AF」とタッチパネル対応の液晶モニターにより、AFフレームを素早く選択。撮影機会を逃すことなく快適な動画撮影が可能です。

■フルHD動画機能も充実
フルHD/60pやスローモーション映像に適したHD/120pの動画撮影が可能。また、動画記録形式は映像制作に適したMOV形式およびSNSへのアップロードなど汎用性に優れたMP4形式の両方に対応しています。
さらに輝度差の大きいシーンにおいて白トビを抑制するHDR動画撮影機能、「タイムラプス動画撮影」機能も搭載しています。
【快適な操作性と高い信頼性】
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■マグネシウム合金カバー・防塵防滴構造
外装には軽量で高剛性を実現するマグネシウム合金製カバーを採用。ボディ各所にシーリング部材を組み込むほか、ダイヤル回転軸などシーリング部材を組み込んでいない場所では部品間の隙間を極力小さくするよう部品を高精度化。不用意に降りかかる砂塵や水滴などのカメラ内部への侵入を抑制します。
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■タッチスクリーン
タッチ操作に対応した液晶モニターを採用し、より直感的な撮影操作が可能。静止画・動画それぞれで素早くAFフレーム設定などが行えます。また、測距エリア選択ボタンをボディ背面の右手親指の位置に配置。ボタンカスタマイズなどにより測距エリアのダイレクト切り替えが可能となるなど、操作性がさらに向上しています。
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■Wi-Fi機能・NFC機能・GPS機能を搭載
Wi-Fi(無線通信)機能・NFC機能を搭載しており、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末およびパソコンによるリモート撮影や画像転送、FTPサーバーへの画像転送にも対応。さらに、静止画や動画に撮影場所の位置情報を付加するGPSも搭載しています。
【EOS 5D Mark IV】フラッグシップの能力を継承し、すべてにおいて進化したフルサイズ一眼レフカメラ
「【EOS 5D Mark IV】フラッグシップの能力を継承し、すべてにおいて進化したフルサイズ一眼レフカメラ」をもっと見るEOS 5D Mark IVでの高速書込み・読み出しを実現する高速UDMA7対応コンパクトフラッシュ
「EOS 5D Mark IVでの高速書込み・読み出しを実現する高速UDMA7対応コンパクトフラッシュ」をもっと見る1.光学系の見直しと特殊コーティングの採用による高画質
大口径ガラスモールド両面非球面レンズ1枚とガラスモールド非球面レンズ3枚を含む12群17枚のレンズからなる光学系により、さらなる高画質を実現。新たな光学系の設計と最適配置により周辺光量を大幅に改善しており、画面全域での高画質を達成しました。さらに特殊コーティング「ASC」を採用、レンズ面に対して垂直に近い角度で入射する光に対して大幅な反射防止効果を発揮し、フレア・ゴーストを抑えた高画質を実現しています。
2.高画質化に加えて快適な撮影を可能とする利便性の向上
・IS (手ブレ補正機構)ユニットの採用と最適制御により、手ブレ補正効果がシャッター速度換算で従来モデルの2.5段から4段へと大幅に向上。
・円形絞り羽根10枚の構成により、円形に近いボケ形状を実現。動画撮影時には絞り羽根が動画撮影に適した駆動速度となり、ボケ味の変化をより滑らかに表現。
・最短撮影距離0.45mと最大撮影倍率0.24倍を実現。機動力の高い撮影をサポート。
・レンズ最前面と最後面に油や水滴が付着しにくいフッ素コーティングを採用。レンズに付着した油分や水滴を、溶剤を使わずに簡単に取り除くことが可能。
1.特殊光学系などの素材を多数採用し高画質を実現
ズーム全域において開放絞り値F2.8の明るさ持ち、薄暗い環境下での風景撮影や星空撮影などにおいても感度を上げることなく比較的速いシャッター速度で撮影することが可能です。大口径ガラスモールド両面非球面レンズ2枚および研削非球面レンズ1枚を最適に配置することにより、歪曲収差や像面湾曲、非点収差をそれぞれ改善。さらに蛍石と同様の異常分散特性を備えたUDレンズを2枚採用しており、広角レンズで発生しやすい倍率色収差の発生を大幅に低減しています。
2.2種類の特殊コーティングを採用することによりさらなる高画質を実現
特殊コーティング「ASC」「SWC」の相乗効果により、レンズ面に対して垂直に近い角度で入射する光に対して大幅な反射防止効果を発揮、また内面反射によるフレアやゴーストなどの現象を低減し高画質を生み出します。
3.メカ構造や防塵防滴部材などの見直しによる耐久性が向上
メカ構造を見直すことにより、耐振動・耐衝撃性などにおいて優れた耐久性を実現。マウント部・各スイッチパネル・ズームリングおよびフォーカスリングに防塵・防滴構造を採用し、水滴やほこりのレンズ内部への侵入を防止します。またレンズ最前面と最後面のフッ素コーティングにより、。レンズに付着した油分なども溶剤を使わずに乾いた布などで簡単に除去可能です。