フラッグシップミラーレス一眼「OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II」
【主な特長】
1.一瞬を切り取る高速連写とAF性能、AF/AE追従で最高18コマ/秒の連続撮影を実現
2.防塵・防滴・耐低温(-10℃)設計ながら小型・軽量、高い機動性と信頼性を両立
3.高速画像処理エンジン「TruePic VIII」&有効画素数2,037万画素Live MOSセンサーによる高画質
4.進化したボディー内5軸手ぶれ補正+電子手ぶれ補正で安定した高画質、4K対応OM-D MOVIE
5.撮影領域を更に広げる静音モードなどオリンパスならではの充実の撮影機能
> OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II ボディ

【OM-D E-M1 Mark IIの主な特長】
AF/AE追従で最高18コマ/秒の連続撮影を実現
■高速化と高画質を両立させた「TruePic VIII」と有効画素数2,037万画素Live MOSセンサー
新開発の高速画像処理エンジン「TruePic VIII」は、4CPUコア+4画像処理コアのダブルクアッドコアシステム構成により、「TruePic VII」比約3.5倍の高速画像処理速度を達成。同じくLive MOSセンサーは有効画素数2,037万画素に高画素化すると共に121点オールクロス像面位相差センサーを搭載するなど、機能を向上させながら、「OM-D E-M1」比で約3倍となる転送スピードを実現しています。それらの相乗効果で、2,037万画素のフル画素を保ちながら、AF/AE追従で最高18コマ/秒の高速連続撮影を可能にしました。同じく、撮りたい瞬間をタイムラグなしでフル画素撮影できる新機能「プロキャプチャーモード」も搭載するなど、高速化と高画質化の両立を実現しています。

■「DUAL FAST AF」が進化。121点オールクロスセンサーと新動体追従アルゴリズム
像面位相差AFとコントラストAFを効果的に選択、併用する「DUAL FAST AF」は飛躍的な進化を遂げました。像面位相差AFは121の測距点全てをクロスタイプとすることで、被写体の捕捉性能を大幅に向上。新動体追従アルゴリズムにより、動く被写体への追従性を高めています。
また、コントラストAFと像面位相差AFを併用することで、大口径の単焦点レンズを絞り開放で使うような、被写界深度が極めて浅くピント合わせにシビアな場合でも、すばやく高精度なAF撮影が可能です。また、AFの駆動範囲を制限することでフォーカス時間を短縮し、高速にフォーカスを合わせるAFリミッターも搭載しています。

Live MOSセンサーと画像処理エンジンを一新し、さらなる高画質を実現
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■高画素化とダイナミックレンジの向上
新開発の有効画素数2,037万画素Live MOSセンサーは、高画素化とローパスフィルターレスによる解像度のアップとともに、画素特性の改善による階調表現の向上も達成。APS-Cサイズセンサー搭載機にも匹敵する広いダイナミックレンジを実現し、明暗差の大きなシーンでも滑らかな再現が可能になっています。また、センサー上にあるガラス両面に反射防止のARコートを施すことでフレアやゴーストを軽減、よりクリアな画像を実現しています。 -
■さらに幅広い感度領域での撮影が可能に
「TruePic VIII」により高感度撮影時の画質が飛躍的に向上したことで、常用感度の上限もISO6400となり、さまざまな撮影シーンに柔軟に対応可能となりました。レンズ情報や絞り情報に応じて倍率色収差補正やシャープネス処理を適正に行う「ファインディテールII」もさらに最適化、レンズの実力を最大限引き出した自然で高品位な描写と解像感が得られます。また、スタジオ撮影や晴天下のポートレートなどISO感度を下げて撮影したい状況に対応するため、ISO64相当のISO LOW設定可能が可能です。 -
■50Mハイレゾショットによる超高解像度描写
画素を0.5ピッチで精密に移動し、計8回撮影したデータを自動合成して50M相当の超高解像度画像が得られる「ハイレゾショット」は、建築物や美術品など精密な描写が必要なシーンで活躍します。「OM-D E-M1 Mark II」では被写体の動きによる画像の乱れを効果的に抑制、より幅広い撮影条件に対応できるようになりました。RAWは80M、JPEGは50M相当に加え、ファイル容量を抑えた25M相当への切り替えも可能です。
■5軸手ぶれ補正機構による安定した撮影
ボディー内に搭載された5軸手ぶれ補正機構は、補正アルゴリズムの最適化により、5.5段というトップクラスの補正性能であらゆる種類の手ぶれを補正します。また、レンズ内手ぶれ補正機構搭載レンズと組み合わせて使用する「5軸シンクロ手ぶれ補正」において、6.5段の手ぶれ補正性能を実現し、手持ち撮影の可能性を大きく広げます。ボディ背面には優れたホールド性を発揮するサムグリップも装備、安定したホールディングに貢献しています。

高い信頼性を生むタフネス設計
■防塵・防滴・耐低温(-10℃)設計とダストリダクションシステム
雨や雪などの荒天時、冬季の屋外といった厳しい環境下でも確実に撮影を行えるよう、各所に機密性と耐候性の高いシーリングを施し、防塵・防滴性を高めています。同時に各ユニットの低温動作を厳密にチェックすることで-10℃での動作も保証する耐低温設計となっています。
カメラボディのみではなく防塵・防滴・耐低温設計を備えた「M.ZUIKO PRO」レンズとの組み合わせで、プロカメラマンの厳しい要求にも応える信頼性の高いカメラシステムを実現しています。
伝統のダストリダクションシステムSSWF(スーパーソニックウェーブフィルター)も継承、毎秒30,000回以上もの超高速でSSWFを振動させゴミやホコリをはじき飛ばし、レンズ交換に伴うセンサーへの付着を防ぎます。

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■高い耐久性能を誇る高性能シャッター
プロのハードな使用に耐えるため、20万回の耐久性試験をクリアした新開発シャッターを搭載しています。シャッターショックがボディーに伝わりにくいフローティングシャッター構造を採用しており、ぶれの低減にも寄与しています。 -
■プロカメラマンの要望に応えるダブルスロット
さまざまな使い方に対応したダブルスロットを採用、2枚のカードを同時に使用できます。スロットはカードが取り出しやすい上下配列を採用。スロット1はUHS-II/UHS-Iに、スロット2はUHS-Iに対応しており、4種類の記録モードを選択できます。 -
■新開発の大容量充電池を採用
新開発のリチウムイオン充電池「BLH-1」は、「OM-D E-M1」に使われている「BLN-1」に対し、約37%大容量化、約440枚(CIPA基準)の撮影が行えます。さらにカメラのモニター上で電池残量や充電状態、撮影枚数、電池のシリアル番号の確認も行えます。
進化した手ブレ補正で安定した高画質で撮影できる「4K対応OM-D MOVIE」
■進化した5軸手ブレ補正と電子手ぶれ補正で4K動画も手持ち撮影可能
フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ4K動画は、ブレの影響を受けやすく、動画専用の三脚やミニジブ、クレーンなど各種アクセサリーを併用して撮影することが一般的です。しかし「OM-D E-M1 Mark II」では強力な5軸手ぶれ補正に動画専用の電子手ぶれ補正(M-IS)を組み合わせることで効果的に手ぶれを抑え、4K動画の手持ち撮影を可能にしました。背面モニターはバリアングル液晶モニターとなっており、動画撮影時のアングルも自由に変えられます。
■映画制作に最適のデジタルシネマ規格4K動画に対応
映画制作など本格的な業務用映像に利用できるデジタルシネマ規格4K(4096×2160ピクセル)、フレームレート(24P)、高ビットレート(237Mbps)に対応しています。また、搭載されている2.037万画素Live MOSセンサーが従来比3倍の高速読み出しが可能となったため、動画撮影時に発生しやすい動体歪みも効果的に抑制でき、クリアでシャープな動画撮影が行えます。カラーグレーディングに適した動画専用ピクチャーモード「Flat」にも対応しています。
■プロの動画撮影に対応、HDMIモニタリングスルーと「REC同期」
高画質モニタリングに対応するHDMIモニタリングスルーを装備。外部モニターとして使う「モニターモード」と、外部レコーダーに記録するために使う「記録モード」を設定できます。カメラモニター側だけを拡大表示させ、HDMI接続したモニターは等倍表示も行え、状況に応じての使い分けが行えます。HDMI出力記録用の同期信号も備え、カメラ側の動画記録の開始/停止に同期して「外部レコーダー」の動画記録の開始/停止を制御できます。また、プロの現場での要望を取り入れ、カラーコレクションの幅を広げる4:2:2出力にも対応しました。
さらに、接続したリニアPCMレコーダー「LS-100」が動画撮影と同期し録音開始する同期機能や後から音声と動画との同期を取りやすくする「スレートトーン発生機能」も併せて備えており、ハイレベルな動画制作をサポートします。
オリンパスならではの充実の撮影機能
■防水プロテクター「PT-EP14」を装着することで、水深60mまで水中撮影に対応
「PT-EP14」は、水深60mまでの耐圧水深性能を備えた「OM-D E-M1 MarkII」用のコンパクトな防水プロテクターです。四隅までクリアな視界が得られ、フレーミングもスムーズに行えるピックアップファインダー、ホールディングしやすいグリップなど使いやすさにこだわった設計になっています。
同時に開発されたマクロ用レンズポート「PPO-EP03」は、「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 MACRO」「M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 MACRO」専用のレンズポートで60mまでの耐圧水深性能を備えています。先端を先細りの形状に仕上げることで接写撮影時のライティングの自由度を向上させています。いずれも水深60mまでの耐圧水深性能を備え、より幅広い撮影領域に対応する仕様になっています。

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■完全無音で撮影可能な静音モード
シャッター音、合焦時の電子音がオフになり、無音撮影が可能になります。コンサート会場をはじめ、学芸会、講演など音を出すことができない環境での撮影に対応します。AFイルミネーター・AF合焦音・フラッシュ発光も許可/禁止の選択が可能になっています。 -
■深度合成モード
深度合成モードを使えばピントの位置の異なる8枚のカットを撮影、合成してレンズの最小絞り以上の被写界深度の深さと回折現象の影響のない高解像を同時に得られます。対応レンズの本数も7本に増えたことで、さまざまな撮影シーンに対応できます -
■フォーカスブラケット
フォーカスブラケットは1回のシャッターで最大999枚のピント位置の異なる写真を撮影でき、後から最適なピント位置のカットを選ぶ、あるいは市販のソフトウェアを使うことで、深度合成モードよりさらにピントの合った範囲が広い写真を作ることが可能です。
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■ライブコンポジット/ライブバルブ・ライブタイム
暗部の露出はそのままに明るく変化した部分のみを採用、合成していくライブコンポジットは、街のシルエットなどが露出オーバーにならずメリハリある写真に仕上がります。ライブバルブおよびライブタイムは露出の状態をモニター上でリアルタイムに確認しながら撮影が行える機能で、今まで経験に頼っていた長時間撮影がより効率的に行えます。 -
■デジタルシフト撮影
建築物の撮影などに便利なデジタルシフト撮影を備えています。すべてのレンズでシフト撮影が行えるうえ、補正状態をライブビューで確認しながら撮影できるため、正確な作画が迅速に行えます。縦横同時に台形補正可能で、さまざまな被写体、撮影状況に広く対応できます。 -
■スタジオ撮影に最適のカメラコントロール
カメラコントロール対応ソフトウェア「OLYMPUS Capture」がVer.1.2に進化。USB3.0対応によるデータ処理・転送の高速化、保存処理の最適化により「OLYMPUS Capture 1.1」に比べ最大4倍高速可し、多くの枚数をこなすスタジオ撮影を効率的に行うことができます。