山本音響
ラインレベル専用プリアンプ CA-04

山本音響 ラインレベル専用プリアンプ CA-04 の 商品概要

• CA-03、CA-03Lの基本回路を踏襲しながら細部をさらにグレードアップ

  CA-03、CA-03Lを基本に、ラインアンプ部を独立させ、細部をさらにリファインした高性能なラインレベル専用の真空管式プリアンプです。古いタイプの回路や音を継承することではなく、真空管の持っている隠れた魅力を引き出し、現代に通用する情報量の多いサウンドを引き出すことを目的に設計しました。

• ラインアンプ部に6AK5Wのシングル無帰還アンプを採用

  ラインアンプ部には,きわめて優れた音質を有しているTelefunken製の6AK5Wをシングル無帰還で使用しています。6AK5Wには多めの電流を流し、負荷抵抗を極力小さくして出力インピーダンスを下げています。フラットアンプ部の増幅率はあまり高すぎても使いにくくなりますので約16dBの程良い利得としています。またこの真空管のカソード部にはバイパスコンデンサーを使用せず、バイパスコンデンサーによる影響を避け、10Hz-150kHzまで-0.5dB以内というきわめて広い周波数特性を実現しています。

• コンデンサーには主要部分に歪みの少ないポリピレンフィルムコンデンサーを採用

  抵抗類はほとんどの部分に米国DALE社製を採用しています。DALE社製の抵抗器は米国のMIL規格に準じて作られた部品が多く、その音質は国産の同クラスの物と比較できないほど優れています。その信頼性も一般用より数段高くなっています。またコンデンサーには主として米国製のポリプロピレンコンデンサーを採用しています。このポリプロピレンコンデンサーは通常のケミカルコンデンサーに比べ、そのパレス性の信号に対する応答性が優れ、またコンデンサー自身の歪み率も大変に優れています。このコンデンサーでの音質の違いは信号回路のみならず電源回路でも大きく影響するため、電源回路を含めた多くの部分のコンデンサーをポリプロピレンタイプを採用する事によって音質向上を計っています。さらに、音質に大きく影響する部分のコンデンサーには自社で黒檀製のケースに高強度なエポキシ樹脂で充填してその音質を向上させています。

• 振動の影響を防ぐ真鍮製のサブシャーシーを採用

  真空管はその構造上振動の影響を少なからず受けます。6AK5Wは防振構造を取り入れた真空管ですが、それでも振動の音への影響は残ります。CA-04はその基板の下に真鍮製の強固なサブシャーシーを設け、基板とサブシャーシーを要所で接合することによって振動を防ぎ、音質向上に役立たせています。またそのシャーシー構造は、強固な桜材の無垢材によるサイドパネルとステンレス金具によるフレーム構造によって強固で振動に強いシャーシー構造としています。

山本音響 ラインレベル専用プリアンプ CA-04 の商品スペック