ESSD-90228 シューマン:ピアノ協奏曲 / グリーグ:ピアノ協奏曲 [SACDソフト]

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エソテリック ESOTERIC
ESSD-90228 シューマン:ピアノ協奏曲 / グリーグ:ピアノ協奏曲 [SACDソフト]

エソテリック ESOTERIC
  • 4.5
希望小売価格:¥3,972
販売終了時の価格: ¥3,970(税込)(希望小売価格の0%引き)
メーカー:エソテリック
販売開始日: 2020/09/15(販売終了商品)
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エソテリック ESOTERIC ESSD-90228 シューマン:ピアノ協奏曲 / グリーグ:ピアノ協奏曲 の 商品概要

  • LP時代の定番、シューマン+グリーグをこれまでなかった組み合わせで

    シューマンとグリーグのピアノ協奏曲のカップリングは、モノラル時代のリパッティ盤以来ベートーヴェン「運命」とシューベルト「未完成」、メンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲などと同様に、アナログLP時代の定番の組み合わせでした。同じイ短調という調性、一度聴けば忘れられない印象的な冒頭部分、3楽章構成、そして3つの楽章の時間配分など共通する要素が多々あるのみならず、それぞれの曲の約30分という演奏時間もLP片面の収録時間の限界値であり、LP両面のスペースを目いっぱい使い尽くしてカッティングするというお得感もあったと思われます。今回当シリーズで発売されるアルバムは、アナログ時代にロンドンでロンドン交響楽団と録音された名演・名録音という共通項を持ちながらも、ピアニスト/指揮者も、当初の発売レーベルも異なる2曲が組み合わされているところに大きなポイントがございます。
  • 知性派ブレンデルの躍進

    2008年に引退するまで、20世紀後半から21世紀初頭にかけて、みずみずしく格調高い表現を聴かせる正統派の巨匠として知られた、チェコ生まれのピアニスト、アルフレッド・ブレンデル(1931年生まれ)。バッハからシェーンベルクに至る幅広いレパートリーを持っていたブレンデルはそのキャリア初期からレコーディングに積極的で、すでに1960年代からアメリカのヴォックスやヴァンガード・レーベルに数多くの名盤を残していますが、その名が真の意味で世界的に知られるようになったのは、1970年に専属契約を結んだフィリップス・レーベルへのレコーディングを通じてでした。
    1969年にブレンデルがウィーンからロンドンに移ったのと期を一つにするように、1970年に開始されたフィリップスへのレコーディングは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の再録音を皮切りに、マリナー指揮アカデミー室内管とのモーツァルトのピアノ協奏曲全集(1970年~84年)、シューベルトのピアノ作品集(1971年~74年)、ハイティンク指揮ロンドン・フィルとのベートーヴェンのピアノ協奏曲全集(1975年~77年)など、作曲家ごとの大規模なチクルス録音を並行して展開させ、その知性あふれる新鮮な演奏解釈と当時のフィリップス・レーベルならではの明晰なサウンドが相俟って、絶大な評価を受けるようになりました。
  • ブレンデル1970年代の総決算

    ブレンデルの1970年代の充実ぶりをまとめ上げるかのように、1979年に録音されたのがこのシューマンのピアノ協奏曲です。この作品は、どちらかというとロマンティックで情熱的なアプローチによる録音が主流でそういう傾向の演奏こそが評価されていましたが、このブレンデル盤は、極めて緻密な読譜によって一つ一つの音符や表情を考察しなおし、作品全体の独自の構成感を冷静に見渡すことで、作品の全く新しい姿を明らかにした演奏でした。当時頭角を現していた若手指揮者の中のリーダー格で、ちょうどロンドン響の首席指揮者に就任する直前だったクラウディオ・アバド(1933-2014)にとってフィリップス・レーベルへの初録音となったことも、大きな話題をまきました。特に、もともと単一楽章の幻想曲として構想された由来もあって複雑な構造を持つ第1楽章や、唐突な楽想の変化が多い第3楽章における、明晰なテンポ配分や表情付けは、ロマン派の垢にまみれていた感のあるこの作品のイメージを一新するほどの新鮮さで、日本では1980年度の音楽之友社「レコード・アカデミー賞」を受賞しています。
  • リリシズムを極めた個性派ラドゥ・ルプー

    ルーマニア出身のラドゥ・ルプー(1945年生まれ)はブレンデルよりも一世代若いピアニストですが、1966年のクライバーン、1967年のエネスコ、そして1969年のリーズと国際コンクールを次々と制覇したことで一躍その名を世界に轟かせました。リーズ優勝の縁もあって、ロンドンを本拠に世界的な演奏活動に入ったルプーは、「千人に一人のリリシスト」というニックネームで知られるように、その豊かな抒情的資質に基づく極めて個性的な演奏スタイルが身上であり、透き通るようにデリケートで繊細な美音と、耽美的とも思えるほどロマンティックでありながら決して感情に溺れてしまわない芯の通った表現力を備えていました。

    知性派ブレンデルの躍進
    ルプーは故国のレコード・レーベルであるエレクトレコードから1960年代末に2枚のアルバムを発表した後、1970年にはデッカと契約を結び、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を皮切りに、本格的な録音活動を開始しています。グリーグのピアノ協奏曲はルプーにとってデッカへの2枚目の録音となったもので、当時ロンドン交響楽団の首席指揮者として絶大な人気を博していたアンドレ・プレヴィン(1929-2019)と共演しています(グリーグは、もともと同じ組み合わせでのシューマンのピアノ協奏曲とカップリングされて発売されていました)。プレヴィン指揮するロンドン交響楽団の共感溢れるバックアップを得て、ルプーは、瑞々しい美音を駆使した、多感でナイーブなほどの語り口で作品に込められた以上の抒情を紡ぎだしています。華麗な名技にも不足はなく、第1楽章のカデンツァのパワフルな語り口は、世界的なコンクール覇者の名残ともいえましょう。ルプーは1993年のシューマンの《フモレスケ》と《クライスレリアーナ》をもってソロ録音をやめ、2019年には演奏活動そのものから引退してしまいました。それだけに、このグリーグの復活は、ルプー若き日の個性的なピアニズムを思い起こすよすがとなりましょう。
  • 2つの録音会場、2つのレーベルの録音ポリシーの差異も

    これら2曲の録音はそれぞれ異なる会場で行われています。ブレンデルの録音会場は、ホール名のクレジットはないものの、ロンドン郊外のベッドタウンともいうべきワトフォードにあるタウン・ホール(ワトフォード・コロシアムという名でも呼ばれています)。一方ルプーのグリーグの録音会場は、アナログ時代には万能の名ホールと謳われ、数多くの名盤が制作されながらも1998年に解体されてしまったキングスウェイ・ホールです。いずれもイギリスでは音響効果の優れた録音場所として著名で、このアルバムの2曲もフィリップスとデッカというそれぞれのレーベルの個性を感じさせる音作りが貫かれており、その違いを1枚で聴き比べることができるのも今回のハイブリッド盤のポイントといえましょう。ルプーのグリーグは2004年にハイブリッドディスクとして発売されていますが、ブレンデルの方は今回が初めてのDSDリマスタリングとなります。今回のSuper Audio CDハイブリッド化に当たっては、これまで同様、使用するマスターテープの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特にDSD マスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターとに、入念に調整されたESOTERICの最高級機材を投入、またMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。

エソテリック ESOTERIC ESSD-90228 シューマン:ピアノ協奏曲 / グリーグ:ピアノ協奏曲 の商品スペック

その他 ジャンル:協奏曲

■シューマン:ピアノ協奏曲
 アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)
 クラウディオ・アバド(指揮)
 ロンドン交響楽団

■グリーグ:ピアノ協奏曲
 ラドゥ・ルプー(ピアノ)
 アンドレ・プレヴィン(指揮)
 ロンドン交響楽団

レーベル:DECCA(旧英DECCA、フィリップ)
音源提供:ユニバーサルミュージック合同会社
仕様:Super Audio CDハイブリッド
DSD MASTERING / Super Audio CD層
2チャンネル・ステレオ
美麗豪華・紙製デジパック・パッケージ
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