パウエルアンドサン Powell & Son
エデン・ヴァレー・シュタイナート・リースリング 750ml オーストラリア/サウスオーストラリア [白ワイン]

パウエルアンドサン Powell & Son エデン・ヴァレー・シュタイナート・リースリング 750ml オーストラリア/サウスオーストラリア の 商品概要

• Powell ＆ Sonの誕生

  2013年にトルブレックを去ったパウエルは、2014年に息子のカラムと共にワイナリーを立ち上げ、パウエル＆サンと名付けました。パウエル＆サン設立当初よりカラムとデヴィッドが目標の1つとしたのがイーデン・ヴァレーを前面に打ち出すことで、この卓越したテロワールの世界的な認知度を高めることでした。イーデン・ヴァレーのユニークな個性を打ち出したリースリングと2つのシラーズをリリースしたのもこのためです。バロッサとイーデンに点在する6つの単一畑は、この土地の土壌と気候の多様性を雄弁に物語ります。何れのワインも畑に最初にブドウを植樹した初期入植者の農家の名前と畑の所在地であるサブリージョンの名前を冠しています。その後、ワイン造りに対する方向性の違いから、息子のカラムは独自のワイン造りに専念するために独立し、現在、デヴィッドがワイナリーの運営を継続して行っています。そうした経緯に加えて、今後のビジネスをより円滑に進めるため、ワイナリー名を「ネルドナー・ロード」に変更しました。パウエル＆サンのラインナップはそのままに今後はラベルのみ順次変更になる予定です。

• ワイン・アドヴォケート#238号2018/9/1掲載記事

  デヴィッド・パウエルは、1994年にトルブレックのワインブランドを独力で立ち上げた醸造家だ。2016年ヴィンテージは、デヴィッドと息子のカラムにとってパウエル＆サンの銘柄でリリースする3度目のヴィンテージとなる。ブドウ畑の多くは、以前デヴィッドがワイン作りをしていた頃と似たものだが、息子カラムがワインのスタイルに大きな影響を与えたことは疑いようがなく、故にトルブレックのワインとは明らかに異なる。変化自体は微々たるものだが、フィネスで複雑味を引き出すため、樽香の出し方や香味成分の柔らかな抽出方法に更なる緻密さが感じられる。「カラムが加わり、新たな視点をもたらしてくれたことが必要不可欠な要素となった」とパウエルは言う。パウエル＆サンのラインナップにおける目玉となるワインは、全く異なる持ち味を持つテロワールから、それぞれに全く個性を異にする味わいを引き出したシュタイナート・シラーズとクレー・シラーズだが、今回リリースされるワインに関しては、どのワインを選んだところで決して間違いはない。

• リースリングの説明

  イーデン・ヴァレーのフラックスマンズ・ヴァレー高地に広がる5エーカーの畑に育つ樹齢90年の古樹のリースリングは、繊細で華やかなアロマが香るエレガントなスタイルで、リリースから10年間は熟成の効く寿命の長い白ワインです。残糖を一切残していない辛口の白ワインですが、寿司や天ぷら、特に白身の刺身と合わせると繊細な果実の甘さがふわりと香り立ちます。

• テクニカル情報

  ・産地：南オーストラリア州イーデン・ヴァレー（サブリージョン：フラックスマンズ・ヴァレー）
  ・品種：リースリング100％
  ・樹齢：90年
  ・畑の標高：440m
  ・土壌：粘土の上に石英質の黒いローム土壌が連なる
  ・醸造：ブドウは手摘みして房ごと圧搾後、ステンレスタンクで低温発酵。その後再び冷却して安定させ瓶詰。

• コメント

  熟れた柑橘系果実の浮き立つようなアロマにグアバや濡れた石を思わせるミネラル香が微かに香る。ワインは溌剌とした味わいで、真っ直ぐな酸が感じられ、ライムジュースやロックメロンの風味が広がる。力強い酸がゆったりとした余韻の長い後味を生む。リリース直後から愉しめるワインだが、今後10年は熟成が効く。サーブする前に軽く冷やすと良い。

パウエルアンドサン Powell & Son エデン・ヴァレー・シュタイナート・リースリング 750ml オーストラリア/サウスオーストラリア の商品スペック