寧夏ヤンヤン国際ワイナリー
寧夏ヤンヤン国際ワイナリー 赤霞珠（カベルネ・ソーヴィニヨン） 赤 750ml [赤ワイン]

寧夏ヤンヤン国際ワイナリー 寧夏ヤンヤン国際ワイナリー 赤霞珠（カベルネ・ソーヴィニヨン） 赤 750ml の 商品概要

• 中国とワインの歴史

  2000年以上前の漢代に作られたワインの壺が出土されています、ワイン産業は唐代にはその全盛を迎え李白や王維などの多くの有名な詩人がワインをテーマとした漢詩を詠んでいます。その後ワイン産業は衰退してしまいましたが、近代のヨーロッパとの交流の中で生産を開始し現在は世界第10位の生産量を誇る隠れたワイン大国です。

• 寧夏ヤンヤン国際ワイナリーの成り立ち

  寧夏ワインを初めて市場に生み出した国営企業「西夏王ワイナリー」で長年ワイン醸造長としてたずさわっていた「何宏（フーホン）」氏が、「寧夏ヤンヤン国際ワイナリー」を2011年に創業しました。その後、事業は拡張し現在では600ヘクタールの自社畑から年間200万本のワインを生産する有力なワイナリーへと成長しました。ヤンヤンという名前は娘の陽陽（ヤンヤン）から命名しています、家族思いの中国でも娘の名前を会社名として使うのは非常に珍しいことです。多くのワインのラベルで使用されている書道の書体は、何宏（フーホン）社長の揮毫によるものです。

• 最高のワインは人の手から

  寧夏の風土を活かしたワイン作りをモットーに、オーガニックな環境下で農薬や化学肥料を一才使用せずにブドウを育てています。酸化防止剤である二酸化硫黄は瓶詰め時に少量殺菌の為に使用しています、いわゆる自然派ワインと同様の作り方をしていますが、ビオ臭や絞った果実の味わいなどが感じられない普通のワインを目指していますので、自然派ワインとは名乗っていません。まだ歴史の浅い寧夏のワイナリーの中でも若いワイナリーですので、だからこそモダンなスタイルのワインに取り組み、発信したいと考えています。その結果として、中国国内のみならず欧米のワインジャーナリストからの高い評価を受けております。

• 【テロワール】高品質中国ワインの聖地、寧夏回族自治区

  中国内陸部に位置するテングリ砂漠に囲まれた「寧夏回族自治区」。回族とはイスラム教徒のことで、お酒を禁止されているイスラム教徒でも畑でブドウを栽培することは可能なので、「栽培=回族」そして「醸造=漢民族」という形で役割分担をして寧夏ワインは作られています。寧夏から高品質中国が続々と現れているその理由は、ワインに適した寧夏の乾燥した環境。ブドウの大敵は雨や湿度、雨が多いとブドウの果汁が水っぽくなってしまいますし、カビの水発生などの病害虫のリスクが高くなってしまします。寧夏の年間降水量はなんと200ミリと、日本では台風が発生して仕舞えば1日でその数字は記録されてしまいます。また、海抜1200メートルに位置するという環境も昼夜の寒暖差が大きいこともブドウの成熟に良い影響を与えています。しかしながら、冬季には最低気温がマイナス20度にまで下がってしまうため、そのままの状態のブドウの樹は凍死してしまいます。そのために冬が始まる前に土を掘りブドウの樹を埋めてしまいます。同様の環境の日本の北海道では積雪量が多いため雪に埋めてしまうことができるのですが、乾燥地帯であまり雪の降らない寧夏では土中で越冬させることが一般的です。
  
  法律で保護される寧夏ワイン
  欧米などの歴史あるワイン銘醸地では、そのブランドや品質を保護する為の法律「原産地統制法」があります。寧夏地区はその法律による保護を中国で最初に受けた地区であり、それは官民一体となり現地のワイン産業を盛り上げて行こうという機運の表れでもあります。その法律は、丁度フランスボルドーのサンテミリオンと同じようにワイナリーを1級～5級にランク付けをしています、この「寧夏ヤンヤン国際ワイナリー」は現在4級にランク付けされています。周期的に格付けは見直されワイナリーは昇級していきますので、遠くない未来にヤンヤンも1級になるかもしれません。

寧夏ヤンヤン国際ワイナリー 寧夏ヤンヤン国際ワイナリー 赤霞珠（カベルネ・ソーヴィニヨン） 赤 750ml の商品スペック