環境生態学序説―持続可能な漁業、生物多様性の保全、生態系管理、環境影響評価の科学 [単行本]
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環境生態学序説―持続可能な漁業、生物多様性の保全、生態系管理、環境影響評価の科学 [単行本]

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出版社:共立出版
販売開始日: 2000/12/11
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環境生態学序説―持続可能な漁業、生物多様性の保全、生態系管理、環境影響評価の科学 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書は2つの顔をもつ。まず、これから環境問題にかかわる人、環境問題にかかわる生態学を学んだことのない人のための読み物として書いている。マイワシの激減、植物レッドリスト、マグロの乱獲、エゾシカの大発生、巻貝のインポセックス、所沢のダイオキシン問題、愛知万博の環境影響評価など、ごく最近新聞紙上をにぎわせた問題を数多く取り上げている。第2に、大学の学部生向け、大学院生向けの教科書として使うことができる。専門的な内容は章末の脚注に収め、かつそこを読まなくても全体像が直感的につかめるように書いているので、学生の学年と学部に応じて一般論から専門知識まで説明することができる。
  • 目次

    はじめに
    この本の狙い
    この本の構成

    第1章 浮魚資源の大変動=個体群生態学入門
    バッタ並みに変動するマイワシ
    魚種交替の謎
    魚種交替の「3すくみ説」
    堆積鱗と古文書が語る自然変動
    問題提起

    第2章 持続可能なサバ漁業=生物資源管理学入門
    自己増殖する野生生物資源
    最大持続収穫量
    乱獲の理由(1)
    割引き率の効果
    乱獲の理由(2)
    共有の悲劇
    非定常資源の持続的利用
    問題提起

    第3章 ミナミマグロは絶滅するのか=レッドデータブック入門
    絶滅危惧の3つの段階
    ミナミマグロは絶滅するのか
    ミナミマグロは回復するのか?
    問題提起

    第4章 秋の七草が絶滅する日=絶滅の生態学
    7000種の植物と400人の調査員
    植物レッドリスト
    環境揺らぎと人口学的揺らぎ
    集団存続性解析
    問題提起

    第5章 エゾシカの保護と管理=野生生物管理学入門
    乱獲と禁猟の繰り返し
    道東地区エゾシカ保護管理政策
    フィードバック管理と合意形成
    問題提起

    第6章 名も無き虫や草は無くてもよいか=群集生態学入門
    生態系の間接効果と非決定性
    殺虫剤の逆理
    京都宣言の逆理
    多様性と安定性の逆理
    問題提起

    第7章 利己的遺伝子がもたらす共生関係=進化生態学入門
    人工生命
    ガの隠蔽色の進化
    遺伝的アルゴリズム
    雌雄はなぜ半分ずついるのか?
    分別ある捕食者説と被食回避行動
    3つの種間関係
    利己的な遺伝子と非協力ゲーム
    反復「囚人の板挟み」ゲーム
    問題提起

    第8章 なぜ生物多様性を守るのか=保全生態学入門
    次の世代に自然の恵みを残す
    絶滅をもたらす4つの人為
    自然の恵みの3つの価値
    4つの生物多様性
    遺伝的多様性の保全
    問題提起

    第9章 生物多様性をどうやって守るか=生態系管理学入門
    説明責任と順応性
    その地域に固有の生態系を残すこと
    目的と数値目標
    危険性の評価,管理,周知
    合意形成と科学者の使命
    なぜ,いま環境問題だったのか?
    問題提起

    第10章 愛知万博と海上の森の自然=環境影響評価入門
    環境影響評価法の施行
    基本的事項の限界
    愛知万博予定地「海上の森」の成り立ち
    万博予定地は希少種の宝庫
    オオタカと個体群管理
    調査自体が自然を変える
    問題提起

    第11章 非定常系の保全と管理=愛知万博問題(その2)
    遷移と撹乱の釣り合い
    阪神タイガース問題
    メタ集団動態

    第12章 中池見湿地問題=2次的自然をどう守るべきか?
    敦賀市中池見の液化天然ガス備蓄基地計画
    系統樹損失解析
    経済便益と代替案との比較
    中池見をめぐる争点
    問題提起

    第13章 環境化学物質とどうつきあうか=生態リスク論入門
    10万人に1人のリスク
    杞憂と報道
    巻貝がいなくなる?
    問題提起

    第14章 狩猟と遊漁と食糧問題=人口爆発と食糧危機
    人口問題と食糧危機
    世界の漁獲量はさらに増産可能である
    魚食を見直し,過食を避ける
    漁場の自然環境を後世に残すこと
    入漁料と譲渡可能漁獲割当て量(ITQ)
    農林水産業の国有化を
    狩猟と遊漁を管理に組み込もう
    国連海洋法条約と許容漁獲量制度
    問題提起

    引用文献
    問題提起の回答例
    さくいん
  • 出版社からのコメント

    人間と生物の双方向の関係をともに考える科学
  • 内容紹介

     日本の新聞などでは、「エコロジー」を生態学ではなく、「環境保全」の意味で用いる。それは「生態学」そのものではないかのようである。しかし、生態学ぬきの環境保全はありえない。生態系の成り立ちを理解すること無くして、自然を守ることはできない。人間が生態系に及ぼす影響を探り、自然を守る手段を考えるだけが、本来の環境学ではない。他方、人間は環境から大いなる恩恵を受けてきた。農林水産学は、まさに人間が生物の恵みをいかに利用するかを考える科学であった。単に生態系を守るだけではなく、生態系の恵みをいかに後世の人々に残していくかを考えることが必要である。人間と生物(生きざまと死にざま、その全体としての生態系)の双方向の関係をともに考える科学が必要である。それが、本書で提唱する環境生態学である。環境生態学は、まだ生まれたばかりの科学である。抽象的な議論ではなく、現在直面しているさまざまな問題を例に取り上げ、その答えを見いだして行きたい。

環境生態学序説―持続可能な漁業、生物多様性の保全、生態系管理、環境影響評価の科学 の商品スペック

商品仕様
出版社名:共立出版
著者名:松田 裕之(著)
発行年月日:2000/12/20
ISBN-10:4320055675
ISBN-13:9784320055674
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:生物学
言語:日本語
ページ数:211ページ
縦:21cm
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