フェルディナン・ド・ソシュール―“言語学"の孤独、「一般言語学」の夢 [単行本]
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フェルディナン・ド・ソシュール―“言語学"の孤独、「一般言語学」の夢 [単行本]

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出版社:作品社
販売開始日: 2009/07/09
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フェルディナン・ド・ソシュール―“言語学"の孤独、「一般言語学」の夢 の 商品概要

  • 目次

    凡例
    まえがき

    序章
      誕生
       国家と言語/「比較文法」誕生へ
      成長
       ドイツの言語学/国民国家の逆説
      歴史
       近代的歴史学の誕生/「歴史」の原理
      起源
       バッハ復活/近代的法学の誕生/「法則性」の発見
      胎動
       アドルフ・ピクテ/ソシュールの処女作/ジュネーヴからライプツィヒへ/『覚え書き』と「盗用」疑惑/ライプツィヒからパリへ
      危機
       第一次世界大戦後ドイツ/歴史主義の「毒」
      破壊
       「意志」という原理/文献学者ニーチェ/因果性批判/「歴史病」を超えて
      帰還
       「まったく新奇な仕事」/「執筆恐怖症」/ジュネーヴという場所/ジュネーヴ大学就任講演
      始動
       「言葉の存在」/最初の授業にて/連続性の原理/「書物」の企て

    第一回講義
     Ⅰ 「言語学」との格闘
      一 「一般言語学」の苦悩
       視点と対象/静態と動態の分裂/アフォリズムの「書物」へ
      二 「言語学」の病い
       「一般言語学」という問い/第一回講義の概要/言語学とは何か/ソシュールの反ユダヤ主義/転訛/ジュネーヴの歴史
      三 変化する言語へ
       文字言語批判/マッハの問いとの交錯/言語音とは何か/内破と外破/共時態の回避
     Ⅱ 断絶の回避
      一 音声変化
       言語の「変化」/変化と法則性/変化の原因/変化と連続性の原理/共時態との接触/言語の境界
      二 「類推現象」という陥穽
       類推とは何か/類推をめぐる系譜/共時態の問いへ/教師の決断/「語の死体」/真正なる通時言語学
      三 「語る主体」の意識という基準
       言語[ラング]とパロール/言語における非人称の次元/ヘーゲル哲学と歴史主義/「形態相互間の連合」/下位単位の存在/単位の基準/プラハ学派/構造主義の誕生/人類学の展開/音素の存在/構造主義と「歴史」/共時態の還元/「歴史形態論」の可能性/〈言語学者〉の声/「言語学」への還元がもたらすもの/第一回講義は何をしていたのか

    第二回講義
     Ⅰ 「一般言語学」に向かって
      一 二重性の桎梏
       第二回講義の概要/「二つの言語学」/社会制度としての言語/「反自然」としての社会性/連続性の欠落/リードランジェとの対話
      二 単位の存在
       「記号学」の構想/言語学と記号学/記号学と文字言語/記号学から〈言語学〉へ/言語という「例外的な体系」/ホイットニーの「言語の科学」/言語記号の価値
      三 連続性からの逃走
       単位の画定/同一性の問題/「同じ」と〈同じ〉/ゲシュタルト心理学とセシュエ/ソシュールのセシュエ批判/セームとアポセーム/共時態への跳躍/共時態と通時態の区分/現象と関係/〈言語学〉としての通時言語学?/〈時間〉から「時間」に通じる道/動揺する教師
     Ⅱ 歴史と起源
      一 覚醒する〈言語学〉
       「省略」をめぐって/「合理」からの隔絶/「非理性」の発見/意図的か、偶然か/最後の抵抗
      二 「起源」の問い
       二つの「序説」から成る講義/「第一の時代」の言語学/アウグスト・シュライヒャー/ソシュールのシュライヒャー批判/「自然」の呪縛/「人種の獲得物」としての言語/国語国字問題/民主的な独裁の出現/「二つのフランス」/「自然」からの解放/青年文法学派と類推/大脳局在説/測定される言語の優劣
       三 「国民不在のヨーロッパ」へ
    ピクテとの訣別/民族の移動と言語の複数性/「移行の感知不可能性」/「集約」による単位の発生/構造主義における「自然」/状態の歴史化、歴史の状態化/連辞と連合/連合の歴史へ/「国民不在のヨーロッパ」

    第三回講義
     Ⅰ 多数性の思考
      一 言語の複数性
       地名研究から伝説研究へ/第三回講義の概要/講義の計画/歴史と伝説/ニーベルンゲン伝説の変遷/伝説研究から〈言語学〉へ/各部の役割
      二 「起源」からの脱却
       言語の地理的多様性/言語を「人種」から分離する原理/多様性と「起源」の問題/言語起源論の系譜Ⅰ/言語起源論の系譜Ⅱ/言語起源論の系譜Ⅲ/言語起源論の系譜Ⅳ/言語起源論の系譜Ⅴ
      三 「歴史」から〈歴史〉へ
       「方言的特徴はあるが、方言はない」/出発点も到達点もない移行/「郷土の力」と「交通の力」/事実と虚構/「存在なき現象」としての「名前」/デリダのソシュール批判/〈一〉なる言語の歴史へ
     Ⅱ 潜在的な言語
      一 「初歩的真理」からの出発
       「一」なる言語からの出発/メスメリズムの系譜/心霊主義との結託/「非理性」の言語/意図的か、偶然か/無限の連合/二つの恣意性へ/恣意性の原理/「反自然」にして「非人為」/線状性の原理
      二 破綻する講義
       聴覚像と概念の絆/〈同じ〉へのまなざし/〈一〉なる言語のただなかへ/相対的恣意性/講義のやり直し/時間の導入/時間と社会的な力/〈時間〉と「時間」の分裂/「チェス」の比喩/〈言語学〉としての「一般言語学」/破綻なき「支離滅裂」な講義
      三 「一般言語学」の夢に向かって
       連辞と連合/辞項なき関係/「記憶のゼロ-マイナス-一度」の言語/意義と価値/能動的な力、反動的な力/終幕/最後の仕事/言述[ディスクール]という問い/〈言語学〉の孤独、「一般言語学」の夢

    あとがき
    書誌
    参考資料
    人名索引
  • 内容紹介

    ★第22回和辻哲郎文化賞(学術部門)受賞!
    ★第27回渋沢・クローデル賞受賞!

    ソシュールの〈一般言語学〉を、学の極限を生きた一人の人間の思想劇として、綿密、壮大に描き出す。前田英樹氏推薦!

    ●互盛央氏の大著を推す●
    「互盛央氏のこの本は、ソシュールの〈一般言語学〉を、学の極限を生きた一人の人間の思想劇として、綿密、壮大に描き出すことに成功している。このような人間を、ただ天才と呼ぶだけでは余りに不十分であり、彼の言語学を、ただ独創的と呼ぶだけでは何の意味もない。互氏の力いっぱいの論考を辿っていけば、誰もがその思いを深めていくことだろう。ソシュール論は、なぜ日本でこれほどまでに本質的になるのか、改めて不思議になった」――前田英樹(立教大学教授・フランス思想)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    互 盛央(タガイ モリオ)
    1972年東京都生まれ。1996年東京大学教養学部教養学科卒業。2008年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。現在、出版社勤務

フェルディナン・ド・ソシュール―“言語学"の孤独、「一般言語学」の夢 の商品スペック

商品仕様
出版社名:作品社
著者名:互 盛央(著)
発行年月日:2009/07/08
ISBN-10:4861822432
ISBN-13:9784861822438
判型:A5
発売社名:作品社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:659ページ ※603,56P
縦:22cm
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