こぼれそうな唇 [単行本]

こぼれそうな唇 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  お嫁さんになりたいと、泣く女。「嫁」ってなんだよと、キレる女。２人の女のあいだで、流される男。―３人の視点から綴る、１つの恋。

• 内容紹介

  女と女と男、3人の視点から描いた揺れる恋
  
  お嫁さんになることを夢みる大学1年生のエミリ。人気スタイリストのアシスタントとして働く彩。恋人、彩とのマンネリ期にエミリと出会った孝太。三角関係にある3人は、いつも本当に相手に伝えたいことを呑み込んで、唇をかみしめてしまう。互いを思いながら、心はすれ違い、行動は互いを傷つけてしまう。いまを生きる女の子、男の子なら誰でもが体験する恋と仕事、恋と将来の間 の葛藤を、3人はどんなふうに克服していくのか？
  1章はエミリ、2章は孝太、3章は彩、4章は、またエミリ、5章は孝太・・・というスタイルで、3人の主人公それぞれの立場から、ラブストーリーが語られていきます。同じ出来事も、エミリにとってと孝太にとってでは、まるっきり違う。だからこそ恋ってムズカシイ。ましてや、三角関係ともなると！
  若者の夢と現実、焦りといらだちを、さまざまな角度から表現した、きわめて現代的かつユニークな青春群像劇です。若い女性ならば、誰もエミリや彩に自分をだぶらせて、涙を禁じ得ないでしょう。
  
  【編集担当からのおすすめ情報】
  いまの女の子のキモチを描かせたら、右に出る人はいない作家、LiLyさんの、とてもユニークなラブストーリーです。小学館女性誌総合サイト「FAnet」に連載した同名小説を、クライマックスなど大幅に加筆しました。
  同世代の読者なら、読み進んでいくうちに、主人公の3人がとても身近な存在に見え、他人事とは思えなくなるはず。それに、女の子にとっては、キャリアと結婚という二大現実を見つめた作品でもあります。また、三角関係の真ん中、男の子の視点を知るのに参考になるかも。
  
  図書館選書
  お嫁さんになりたい大学生のエミリ。人気スタイリストのアシスタント、彩。三角関係の頂点に立つ孝太。3人の恋、焦り、いらだちをそれぞれの視点から綴ったら、涙なしには読めないリアルな青春小説になりました。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  LiLy(LILY)
  １９８１年生まれ。ＮＹ、フロリダでのアメリカ生活を経て、上智大学外国語学部卒業

こぼれそうな唇 [単行本] の商品スペック