情報セキュリティの思想―インターネットにおける社会的信頼の創造 [単行本]
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情報セキュリティの思想―インターネットにおける社会的信頼の創造 [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2011/09/12
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情報セキュリティの思想―インターネットにおける社会的信頼の創造 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    情報を生み出すシステムへの信頼、情報そのものへの信頼、情報を発信する者への信頼を、我々はいかに創造していくのか。理念的枠組みなき人間不信から、近未来社会存続のための信頼可能性をインターネット社会に取り戻すために、その思考的枠組みを提起する。
  • 目次

    序章 情報化社会におけるインターネット空間の「情報セキュリティ」

    第1章 現代における情報社会概念の再検討――情報化社会における「情報文化」と「社会文化」の特性について
     1.1 情報をめぐる定義の錯綜――人文系,理工系情報概念の対立と包括的な「情報」概念
     1.2 情報化と情報化社会の見通し
     1.3 「情報化社会と情報社会」概念の差異
     1.4 「情報化社会と情報社会」概念の同語反復について
     1.5 情報化社会の行く末――高度化する「技術と人間」による社会文化

    第2章 大衆社会の発生から「分衆社会」の成立へ――「メディア・著作権」視点からみる人間主体の変容
     2.1 大衆,大衆文化の語源
     2.2 大衆の出現と大衆社会の成立条件
     2.3 大衆社会から「分衆社会」へ
     2.4 大衆文化の成立の前提――メディアの発明と発達
     2.5 大衆文化成立の前提――著作者人格権と複製権の矛盾
     2.6 大衆文化の終焉と分衆文化の成立――日本のマンガ市場の変遷
     2.7 大衆特性と市民特性の二重性を併せ持つ分衆特性

    第3章 典型的市民社会論の隘路――大衆社会と市民社会の交雑物としての現代社会の諸特性
     3.1 典型的「市民社会論」にみられる「革新性/保守性」の限界
     3.2 市民の語源,大衆の語源
     3.3 市民と大衆を包摂する「社会」の語源
     3.4 日本における「市民」と「大衆」の発生と進展
     3.5 市民社会と大衆社会のねじれ――古い無党派層と新しい無党派層
     3.6 大衆文化の成熟による「大衆的市民」と「市民的大衆」の融合

    第4章 情報化社会における「情報的主体」の成立に関する考察――情報化社会の成立を担う高度な「知識」「物質文明」「人間性」とは何か
     4.1 情報化社会における「知識」「高度文明」「人間性」
     4.2 高度市民社会としての情報化社会の可能性
     4.3 インターネット活用に関する「幻想」とインターネット空間の「現実」
     4.4 インターネット社会のマス・メディア化と社会学的アプローチの臨界
     4.5 社会学的アプローチから経済・市場,法・倫理学的アプローチへ

    第5章 インターネットにおけるサイバー空間とヴァーチャル化の意義――「情報間主体」への転換を担うインターネットの社会的機能について
     5.1 「サイバースペース」の両義性――「擬似型現実」空間と「拡張型現実」空間
     5.2 インターネット空間における人間主体の社会的機能
     5.3 インターネットの学習効果,知識形成過程に関する二つの見解
     5.4 インターネットのヴァーチャリティ,リアリティ,アクチュアリティ
     5.5 情報技術の中立性と人間の価値表象
     5.6 インターネット社会における人間主体の変容,現実社会への倫理的影響
     5.7 おわりに

    第6章 インターネット・コミュニケーションの考察――「2ちゃんねる」における「祭り」からTwitterの現象的世界観へ
     6.1 インターネット・コミュニケーションの前提としての「遊び」
     6.2 2ちゃんねる―「遊び」の展開としての「祭り」
     6.3 2ちゃんねる「祭り」の特徴と傾向
     6.4 「2ちゃんねる」と「ゲーム的人間像」
     6.5 2ちゃんねるからTwitter的世界観への転回

    第7章 インターネットにおける「公共圏・私事圏・親密圏」――インターネット社会の「公共性」と「私事性」を橋渡しする「信頼性」について
     7.1 インターネットにおける初期「公共圏」の理想と実際
     7.2 気脈の通じたコミュニティか,開かれたコモンズか
     7.3 私事の秘匿(プライバシー)と私情の公開(ディスクロージャー)――リスクへの恐怖と監視への安心
     7.4 インターネット「公共圏」と「私事圏」を媒介する「親密圏」の形成について
     7.5 コミュニティ(親密圏)から眺望する公私問題
     7.6 役割行為の遵守か役割行為からの逸脱か――現実空間とインターネット空間の相互効用について

    第8章 インターネット社会における「情報セキュリティ」の思想――「情報技術」の価値形成と社会的信頼
     8.1 技術とは何か――技術の原義と意味
     8.2 技術の社会性――技術決定論と社会決定論について
     8.3 情報技術と情報システムの意味――機械体系から情報機械体系へ
     8.4 ネットワーク組織とインターネットワーキング
     8.5 インターネットの社会的機能とインターネット利用による価値形成
     8.6 社会的信頼形成とインターネット空間における「信頼」形成
     8.7 インターネット空間における「人格信頼」形成
     8.8 社会的信頼形成――社会的信頼とネット社会の信頼形成
     8.9 インターネット空間の信頼性の鍵となる「信認」とコミュニティ
     8.10 インターネットにおける「情報技術」の価値形成と社会的信頼

    あとがき
    索引
  • 内容紹介

    インターネットの出現は何かを変えたのか? 現代社会における情報セキュリティの現状と課題を、人間とITの相互関係から捉え直す。

    情報を生み出すシステムへの信頼、ネットワークにおける情報そのものへの信頼、情報を発信する者への信頼、情報を再加工する者への信頼を、我々はいかに創造していくのか。未来社会の展望と理念的枠組みなき人間不信から、近未来社会存続のための信頼可能性をインターネット社会に取り戻すために、その思考的枠組みを提起する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    小山 昌宏(コヤマ マサヒロ)
    1961年生まれ。中央大学文学部哲学科卒業、情報セキュリティ大学院大学後期博士課程修了、東京外国語大学留学生日本語教育センター、愛知淑徳大学メディアプロデュース学部、愛知県立芸術大学美術学部兼任講師。博士(情報学)。専門は情報社会論、大衆文化論、マンガ・アニメーション研究など
  • 著者について

    小山昌宏 (コヤママサヒロ)
    東京外国語大学留学生日本語教育センター兼任講師

情報セキュリティの思想―インターネットにおける社会的信頼の創造 の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:小山 昌宏(著)
発行年月日:2011/09/15
ISBN-10:4326602368
ISBN-13:9784326602360
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:197ページ
縦:22cm
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