幸福の絵(集英社文庫) [文庫]

幸福の絵(集英社文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  それは他人の目からは、幸せに満ち溢れた家族に見えるのだろうか。美しい額に縁取られた一枚の絵のように。男と私と娘たちとが談笑する世界。しかし、男には妻がいる。そして娘には育ての親が別にいる。幸福という名のベールをはぎとれば、そこには残酷なまでの現実がある。私は目を閉じたまま、この絵の一部になるべきなのか、それとも。人気女流作家・藤山立子の生き様を描く女流文学賞受賞の傑作。

• 内容紹介

  離婚2回、新しい恋の行方は…
  二度の結婚に失敗し、三度目の出会いに心ときめかせる作家の立子。相手には妻があり、社会的立場もある。そんな中、離婚で手放した娘が成長して訪ねてくる…。自立した女性の生き方を描く傑作長編。女流文学賞受賞作。
  
  

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  佐藤 愛子(サトウ アイコ)
  １９２３年１１月５日大阪生まれ。甲南高女卒。処女作「愛子」。６９年『戦いすんで日が暮れて』で直木賞、７９年『幸福の絵』で女流文学賞、２０００年『血脈』で菊池寛賞を受賞

幸福の絵(集英社文庫) [文庫] の商品スペック