東条英機と阿片の闇(角川ソフィア文庫) [文庫]
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東条英機と阿片の闇(角川ソフィア文庫) [文庫]

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出版社:角川学芸出版
販売開始日: 2012/05/25
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東条英機と阿片の闇(角川ソフィア文庫) [文庫] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日米開戦の是非が問われたとき、東条の思考は、事態の安定化に向け、さらなる既成事実を積み上げていくのみに限られていた。「断じて負けぬ。負けてたまるもんか!」。生真面目で規律至上主義、一度決めたことは迷うことなく実現に全力を傾ける。その根底にあるのは軍組織の保持と共産主義への恐怖、ただその二つ。そして背後には阿片の黒い金が蠢いていた―。戦時宰相「東条英機」と昭和史の闇に迫る、渾身のドキュメント。
  • 目次

    はじめに

    第一章 浮上してきた東条
      巡り合わせ
      皇道派と統制派の対立
      山下・本間の眠る地
      天皇機関説
      東条と満州
      「ここはお国を何百里」

    第二章 二・二六事件
      満州で聞いた大事件
      電光石火の早業
      「赤い思想」の脅威
      ゾルゲ事件

    第三章 日華事変への道
      甘粕正彦と岸信介
      若き日の東条
      たぐいまれな努力家
      訓練されたシェパード
      事変勃発
      持久戦の深い淵

    第四章 阿片の闇
      東条兵団
      名前もない妙な会
      阿片を牛耳る甘粕機関
      巧妙な濾過器
      葬られた公然の秘密
      GHQの調査
      東条と黒い金
      悪の花

    第五章 戦場の東条
      強気の指揮官と異才
      ミス人事の連鎖反応
      急浮上したラッキー・ボーイ
      泥沼化する事変

    第六章 行き詰まる大日本帝国
      痛恨の三国同盟
      『昭和天皇独白録』の真相
      「死なばもろとも」
      錯綜する思惑
      南部仏印進駐の無謀
      松岡の戦略
      「戦争はやってみないと分からない」

    第七章 風雲急を告げる荒波
      若き宰相近衛文麿
      聡明なる馬鹿者
      東条・近衛の対立
      再度の撤兵拒否
      大命降下
      グルーはどう見ていたのか

    第八章 開戦前夜
      「主戦論を抑えられるのは東条しかいない」
      首相東条の苦悩
      運命のハル・ノート
      万事休す
      開戦の朝

    第九章 戦時下の東条
      必勝の信念
      ミッドウェーの敗北を知らず
      独裁者への道
      小心者の強がり
      吹き荒れた懲罰の嵐
      「私への批判は、陛下への批判」
      東条暗殺計画
      未遂に終わった襲撃事件

    第十章 終焉に向かって
      「戦陣訓」に散った人びと
      学徒出陣壮行会
      雨中の記憶
      「君の方が辞めろ」
      未練を書き綴る
      アメリカに賭けた天皇
      終焉のとき
      聖断下る

    第十一章 終 戦
      娘婿
      戦争責任の行方
      自決回避の説得

    第十二章 東京裁判
      統帥権の解釈
      キーナンとの一騎打ち
      天皇を護り通した東条
      裁判後の心境を語る
      判決
      最期のとき

    あとがき
    参考文献
  • 出版社からのコメント

    戦時宰相「東条英機」をめぐる権力の構図と昭和史の闇を暴く!
  • 内容紹介

    日米開戦の是非が問われたとき、東条の思考は、事態の安定化に向け、さらなる既成事実を積み上げていくのみに限られていた。「断じて負けぬ。負けてたまるもんか!」。生真面目で規律至上主義、一度決めたことは迷うことなく実現に全力を傾ける。その根底にあるのは軍組織の保持と共産主義への恐怖、ただその二つ。そして背後には阿片の黒い金が蠢いていた――。戦時宰相「東条英機」と昭和史の闇に迫る、渾身のドキュメント。

    図書館選書
    戦時宰相「東条英機」はなぜかくも絶大な権力を手に入れるに至ったのか。阿片という資金の秘密、共産主義の脅威、皇室の思惑などの新事実をふまえ、その人間性と思考の解剖を試みる渾身のドキュメント。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    太田 尚樹(オオタ ナオキ)
    1941年東京生まれ。作家、東海大学名誉教授。スペインを中心とした比較文明論を専門とするが、近年は昭和史をテーマに歴史ノンフィクションなどでも活躍
  • 著者について

    太田 尚樹 (オオタ ナオキ)
    1941年、東京都生まれ。作家。東海大学名誉教授。主な著書に『満州裏史 甘粕正彦と岸信介が背負ったもの』『赤い諜報員 ゾルゲ、尾崎秀実、そしてスメドレー』『天皇と特攻隊』(以上講談社)などがある。

東条英機と阿片の闇(角川ソフィア文庫) [文庫] の商品スペック

商品仕様
出版社名:角川学芸出版
著者名:太田 尚樹(著)
発行年月日:2012/05/25
ISBN-10:4044058059
ISBN-13:9784044058050
判型:文庫
発売社名:角川グループパブリッシング
対象:一般
発行形態:文庫
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:318ページ
縦:15cm
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