ヴァーグナーと反ユダヤ主義―「未来の芸術作品」と19世紀後半のドイツ精神(叢書ビブリオムジカ) [単行本]
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ヴァーグナーと反ユダヤ主義―「未来の芸術作品」と19世紀後半のドイツ精神(叢書ビブリオムジカ) [単行本]

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出版社:アルテスパブリッシング
販売開始日: 2011/06/30
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ヴァーグナーと反ユダヤ主義―「未来の芸術作品」と19世紀後半のドイツ精神(叢書ビブリオムジカ) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ヴァーグナー芸術の特徴である理想主義には、恐るべき現実性がひそんでいた。「反ユダヤ主義」―古来ヨーロッパ精神に伏流し、19世紀後半ドイツにおいて異常な高まりを見せ、20世紀にナチスによる大破局を招くことになる思想が、ひとりの作曲家の精神構造にどのような影響を与え、その芸術にどのような刻印を残したか。これまで観念的に語られてきたヴァーグナー芸術と反ユダヤ主義との関係を、彼の音楽作品、論文、書簡、妻コージマの日記、同時代の資料などをもとに徹底的に洗い直し、実証した画期的研究。
  • 目次

    心の闇を見つめてこそ……〈出版に寄せて〉──山崎太郎

    序 文1

    第1章|ヴァーグナーと反ユダヤ主義
    1 ヴァーグナーの革命志向とユダヤ人問題の結びつき
     I. 19世紀初頭のドイツと青年期のヴァーグナー
     II. パリ体験
     III.  革命への目覚め──ドレースデン革命参加に至るまで
     IV. 芸術と革命
     V. 「未来の芸術作品」とヴァーグナーの反ユダヤ観
     VI. 論文「音楽におけるユダヤ性」の発表
     VII. 芸術家、革命家、そして反ユダヤ主義者としてのヴァーグナー
    2 コージマの『日記』に見られるヴァーグナーの反ユダヤ観発展の諸相と同時代のドイツにおける反ユダヤ主義
    3 ヴァーグナーとユダヤ人との交友
     I. ベルトルト・アウエルバッハの場合
     II. アンジェロ・ノイマンの場合
     III. カール・タウジヒの場合
     IV. ヨーゼフ・ルービンシュタインの場合
     V. ヘルマン・レーヴィの場合

    第2章|ヴァーグナーの舞台作品に見られる反ユダヤ的思想
    1 「ユダヤ的」貨幣経済と『ニーベルングの指環』
     I. 『ニーベルングの指環』成立史
     II. 全4部作のあらすじ
     III. 作品に現れたヴァーグナーの金権社会批判と反ユダヤ観
     IV. 「愛の断念」――「利己主義」「非生産性」「不能」
     V. 人種論的見地からの作品解釈
     VI. 「啓示者」としてのヴァーグナー──同時代人の一証言より
    2 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』におけるユダヤ人カリカチュア
     I. 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』成立史
     II. あらすじ
     III. 「未来の芸術家」誕生のドラマ
     IV. ユダヤ人カリカチュアとしてのベックメッサー像
     V. 同時代人たちの反応──ベックメッサーの歌とユダヤの歌
     VI. 「オペラ」という表記
    3 『パルジファル』における腐敗
     I. 『パルジファル』成立史とヴァーグナーの首尾一貫性
     II. あらすじ
     III. 宗教と芸術
     IV. ショーペンハウアー的キリスト教理解
     V. 人類の精神的・肉体的腐敗と再生の思想
     VI. 登場人物たちに投影されたヴァーグナーの反ユダヤ観と人類再生の可能性としての「共同体」理念

    第3章|「未来の芸術作品」と19世紀後半のドイツ精神
    1 「未来の人類」のために──時代精神からの「ドラマ」の誕生
    2 理想と現実

    結 語

    注/譜例/参考文献
    あとがき
    索 引
      ヴァーグナーの作品索引
      コージマ・ヴァーグナーの『日記』索引
      人名索引
  • 内容紹介

    人類愛を謳い上げる理想主義には、
    恐るべき現実性がひそんでいた。

    山崎太郎氏(東京工業大学教授、日本ワーグナー協会理事)、推薦!
    「美しき理想が排他的イデオロギーと結びつく可能性は19世紀から百年以上を隔てた今日の社会にも潜在しているし、私たちひとりひとりもこの問題の当事者にほかならない」

    ヴァーグナー芸術の特徴である理想主義には、恐るべき現実性がひそんでいた。
    「反ユダヤ主義」──古来ヨーロッパ精神に伏流し、19世紀後半ドイツにおいて異常な高まりを見せ、20世紀にナチスによる大破局を招くことになる思想が、ひとりの作曲家の精神構造にどのような影響を与え、その芸術にどのような刻印を残したか。
    これまで観念的に語られてきたヴァーグナー芸術と反ユダヤ主義との関係を、彼の音楽作品、論文、書簡、妻コージマの日記、同時代の資料などをもとに徹底的に洗い直し、実証した画期的研究。
    これからのヴァーグナー研究はこの一書から始まる!

    〈叢書ビブリオムジカ〉シリーズ、第1冊。

    図書館選書
    人類愛を謳い上げる理想主義には、恐るべき現実性がひそんでいた──ヴァーグナーの作品、論文、妻コージマの日記、同時代の資料などを徹底的に洗い直し、その反ユダヤ思想の真実を明らかにする。叢書ビブリオムジカ、創刊!
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    鈴木 淳子(スズキ ジュンコ)
    1966年福岡県生まれ(旧姓・山本)。早稲田大学第一文学部哲学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(比較文学比較文化研究室)博士課程修了。学術博士。現在、法政大学および関東学院大学にて非常勤講師(ドイツ語)を務める
  • 著者について

    鈴木 淳子 (スズキ ジュンコ)
    1966年福岡県生まれ(旧姓・山本)。早稲田大学第一文学部哲学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(比較文学比較文化研究室)博士課程修了。学術博士。現在、法政大学および関東学院大学にて非常勤講師(ドイツ語)を務める。
    主要論文に「ワーグナーの劇詩に現れたシェイクスピアの影響について──イゾルデとクレオパトラのヴィジョン」(東大比較文学会編『比較文学研究』第62号)など、訳書に『ワーグナーの上演空間』(共訳、音楽之友社)、『ヴァーグナー大事典』(共訳、平凡社)がある。

ヴァーグナーと反ユダヤ主義―「未来の芸術作品」と19世紀後半のドイツ精神(叢書ビブリオムジカ) の商品スペック

商品仕様
出版社名:アルテスパブリッシング
著者名:鈴木 淳子(著)
発行年月日:2011/06/30
ISBN-10:4903951448
ISBN-13:9784903951447
判型:A5
発売社名:アルテスパブリッシング
対象:教養
発行形態:単行本
内容:音楽・舞踏
言語:日本語
ページ数:296ページ
縦:21cm
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