親指の恋人(小学館文庫) [文庫]

親指の恋人(小学館文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  「これから送るのは、親しい友達にも話していないことだ。暗くなるけど、いいかな？」「わたしは…今、この瞬間全身でスミオの話をきいてるよ。全部、話して―」六本木ヒルズに暮らす大学生の澄雄と、薄給のパン工場で働くジュリア。携帯の出会い系サイトで知り合ったふたりのメールが空を駆けていく。二十歳のふたりは、純粋な愛を育んだが、そこへ現実という障壁が冷酷に立ち塞がる。無防備すぎる恋は追いつめられ、やがてふたりは最後の瞬間に向かって走り出すことに。格差社会に否応なく歪められる恋人たちを描いた、現代版「ロミオとジュリエット」。

• 内容紹介

  「これから送るのは、親しい友達にも話していないことだ。暗くなるけど、いいかな？」
  「わたしは……今、この瞬間全身でスミオの話をきいてるよ。全部、話して――」
  六本木ヒルズに暮らす大学生の澄雄と、薄給のパン工場で働くジュリア。携帯の出会い系サイトで知り合ったふたりのメールが空を駆けていく。
  20歳のふたりは、純粋な愛を育んだが、そこへ現実という障壁が冷酷に立ち塞がる。無防備すぎる恋は追いつめられ、やがてふたりは最後の瞬間に向かって走り出すことに。
  格差社会に否応なく歪められる恋人たちを描いた、現代版「ロミオとジュリエット」。
  
  図書館選書
  格差社会日本を映し出した切ない恋愛小説。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  石田 衣良(イシダ イラ)
  １９６０年東京都生まれ。１９９７年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、続編を加えた『池袋ウエストゲートパーク』でデビュー。２００３年『４ＴＥＥＮ』で直木賞を、２００６年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞を受賞

親指の恋人(小学館文庫) [文庫] の商品スペック