マヤ文明―密林に栄えた石器文化(岩波新書) [新書]
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マヤ文明―密林に栄えた石器文化(岩波新書) [新書]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2012/04/23
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マヤ文明―密林に栄えた石器文化(岩波新書) [新書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ジャングルにそびえ立つ神殿ピラミッド、広場に林立する石碑、交易に用いられた黒曜石…。マヤ文明は中米の密林に花ひらいた究極の石器文明だった。もはや謎と神秘のベールに包んで論じる時代ではない。マヤ文字は王の事績を語り、考古学は貴族や農民の生活を明らかにする。マヤ文明の実像を、気鋭の考古学者が熱く語る。
  • 目次

    はじめに

    第1章 マヤ文明とは何か
     1 ジャングルの大都市遺跡を発掘する
     セイバの木が生える場所/ハーバード大学調査団/セイバル遺跡の再調査/マヤ文明の起源を探る/神聖性の象徴/コロンブスはアメリカ大陸を「発見」しなかった/世界史教科書の問題/メソアメリカの諸文明/マヤ人とは誰か/マヤの三つの地域区分
     2 マヤ文明の特徴とは
     究極の石器文明/数字と暦/マヤの宗教/ネットワークの文明/共有されたモノ/ピラミッドと山信仰/広場での劇場的パフォーマンス/各地のマヤ都市の発展/誰が建造したか/マヤ暦は循環暦/二〇一二年に世界は終わらない/マヤ文字を解読する/マヤ文字はいつ頃使われ始めるのか/誰が読み書きしたか
     3 マヤ文明の実像をみる
      「謎と神秘」を売るマスメディア/歪められたマヤ文明観/現実的なマヤ文明観へ

    第2章 マヤ遺跡を掘る
     1 ホンジュラスで調査開始!
     考古ボーイ、ホンジュラスへ行く/ホンジュラスという国/ラ・エントラーダ地域の調査/面の調査/マウンドを分類する/野外調査の大敵/博物館をつくる/国立遺跡公園とスペイン語の研究書
     2 世界遺産コパン遺跡へ
     国際調査団に加わる/アメリカ留学/ 「大広場」と石碑/球技場と神殿ピラミッド/コパンの初代王/更新される神殿/交換に使われた黒曜石/万能ナイフの石刃/黒曜石の流通/流通域の境界/石器の使用痕から/最高五〇〇〇回の実験/都市の中心部での手工業/衰退の要因は/最後の一六代目王/武器の増加

    第3章 諸王、女王、貴族たち
     1 マヤ文明における国家
     統一王朝がなかったマヤ文明/都市と王/ 「放血儀礼」/等間隔に分布する都市
     2 ティカルの大王たち
     三〇代以上続く王朝/都市の盛衰/ 「スター・ウォーズ」はなかった/ティカル復興の王/小宇宙としての建造物/水を確保する貯水池/巨大化の果てに
     3 パレンケの大王パカル
      「大いなる水」の都市/女王もいた/パカル王の事績/王陵としての神殿ピラミッド/太陽を意識した設計/パレンケ王朝の終焉
     4 チチェン・イツァの大王たち
     暦のピラミッド/国際都市チチェン・イツァ/王墓はどこに/大王と交易/聖なる泉/泉の供物/周辺国との戦争

    第4章 農民の暮らし
     1 何を作りどう食べたか
     トウモロコシの人間/多様な調理法/ 「農耕革命」はなかった/マヤ人は主に菜食/自然と共生する農耕/高級なカカオ豆/タバコ・蜂蜜・塩/ 「ミルクの香りのしない文明」
     2 火山灰に埋もれた村から
     村人の日常生活/集約農業を営む/交換品の生産/集会所や占いの建物など
     3 生産と流通
     自然環境に合わせた多様な農業/都市と農民/水路網の建設/プウク地方の地下貯水槽/大型家畜のない人力エネルギーの文明/死者は住居に埋葬

    第5章 宮廷の日常生活を復元する─アグアテカ遺跡
     1 戦争により放棄された都市
     断崖絶壁の要塞都市/王朝興亡の中で/攻撃により短時間で放棄された住居/日常生活ほど残りにくい/世帯を考古学する/戦争を考古学する/石器を分析する/日常の石器
     2 世帯の暮らしに迫る
      「石斧の家」の世帯/ 「鏡の家」の世帯/女性たちの生活/破壊された王宮/未完の神殿ピラミッド/仮面と劇場的パフォーマンス/マルチタレント的な王や貴族

    第6章 マヤ文明の盛衰は語る
     1 何が「衰退」をもたらしたか
     九世紀に「崩壊」したのか?/ 「衰退」の内実/衰退の原因を探る/人口過剰、環境破壊、戦争/マヤ文明の歴史的教訓
     2 侵略のダメージを越えて
     ヨーロッパ人の侵略前夜/スペイン人とマヤ人の攻防/新たなマヤ文化の創造/マヤは現在進行形の生きている文化
     3 新たなステップへ
     マヤ研究の偏り/研究の新たな潮流/現代マヤ人にとってのマヤ文明/よりグローバルな「真の世界史」にむけて/発掘調査は続く

    あとがき
    主要参考文献
    図版出典一覧
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    青山 和夫(アオヤマ カズオ)
    1962年京都市生まれ。東北大学文学部卒業。ピッツバーグ大学人類学部大学院博士課程修了。人類学博士。「古典期マヤ人の日常生活と政治経済組織の研究」で日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞を受賞。現在、茨城大学人文学部教授。専攻はマヤ文明学、メソアメリカ考古学、文化人類学専攻
  • 著者について

    青山 和夫 (アオヤマ カズオ)
    青山和夫 (あおやまかずお)
    1962年京都市生まれ.東北大学文学部卒業.ピッツバーグ大学人類学部大学院博士課程修了.人類学博士.「古典期マヤ人の日常生活と政治経済組織の研究」で日本学術振興会賞,日本学士院学術奨励賞を受賞.
    現在─茨城大学人文学部教授
    専攻─マヤ文明学,メソアメリカ考古学,文化人類学専攻
    著書─『古代メソアメリカ文明』(講談社),『古代マヤ』(京都大学学術出版会),『メソアメリカの考古学』(共著,同成社),『古代アメリカ文明』(共著,山川出版社),『岩波アメリカ大陸古代文明事典』(共編著,岩波書店)ほか
    訳書─J・サブロフ『新しい考古学と古代マヤ文明』(新評論),E・トンプソン『マヤ文明の興亡』(新評論)ほか

マヤ文明―密林に栄えた石器文化(岩波新書) [新書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:青山 和夫(著)
発行年月日:2012/04/20
ISBN-10:4004313643
ISBN-13:9784004313649
判型:新書
対象:一般
発行形態:新書
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:224ページ
縦:18cm
横:11cm
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