認知症の薬物療法 [単行本]

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認知症の薬物療法 [単行本]

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出版社:鍬谷書店
販売開始日: 2011/07/20
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認知症の薬物療法 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    Ⅰ ドネペジル塩酸塩
     Essence
     A アリセプト®の作用機序
     B アルツハイマー型認知症患者の認知機能に対する効果
     C アルツハイマー型認知症患者のBPSDに対する効果
     D アルツハイマー型認知症患者のADLに対する効果
     E アルツハイマー型認知症患者のその他の面に対する効果
     F 副作用など
     G 副作用への対応
     H 経験しやすい問題点・注意点
     I 市場におけるシェア

    Ⅱ ガランタミン
     Essence
     A ガランタミン(レミニール®)の作用機序
     B アルツハイマー型認知症患者に対する効果
     C 軽度認知機能障害に対する効果
     D レビー小体型認知症に対する効果
     E 用法,用量
     F 使用上の注意(慎重投与)
     G 相互作用
     H 安全性
     I まとめ

    Ⅲ リバスチグミン
     Essence
     A リバスチグミン(イクセロン®,リバスタッチ®)の作用機序
     B アルツハイマー型認知症患者の認知機能に対する効果
     C アルツハイマー型認知症患者のBPSDに対する効果
     D アルツハイマー型認知症患者のADLに対する効果
     E 投与法による効果の比較
     F 副作用
     G まとめ

    Ⅳ 塩酸メマンチン
     Essence
     A 塩酸メマンチン(メマリー®)の開発経緯と作用機序
     B アルツハイマー型認知症患者におけるグルタミン酸とNMDA受容体
     C アルツハイマー型認知症患者の認知機能に対する効果
     D アルツハイマー型認知症患者のBPSDに対する効果
     E アルツハイマー型認知症患者のADLに対する効果
     F アルツハイマー型認知症患者のその他の面に対するの効果
     G アセチルコリンエステラーゼ阻害薬との併用について
     H 副作用
     I 経験しやすい問題点・注意点

    Ⅴ 漢方薬
     Essence
     A 認知症に対する漢方薬治療の背景
     B BPSDに対する抑肝散の効果
     C アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症における抑肝散の効果
     D 血管性認知症における釣藤散の効果
     E 認知症における八味丸の効果
     F 認知症における当帰芍薬散の効果
     G まとめ

    Ⅵ BPSDに対するセディール®の効果

    Ⅶ これからの認知症診療のめざすもの―BPSDとどう向き合うか
     A 認知症を取り巻く近年の事情における大きな変化
     B BPSDへの対応に対する考え方
     C 認知症とは
     D 中核症状とは
     E レビー小体型認知症について
     F 周辺症状とは
     G BPSDとは
     H 認知症新時代の幕開け
     I 認知症患者という言葉
     J 取り繕い反応を通じて
     K まとめ

    索引
  • 内容紹介

    序  文 過去10年余り,わが国の抗アルツハイマー病薬としては,コリン欠乏説に基づいて開発されたコリンエステラーゼ阻害薬(ChE―I)であるドネぺジル(donepezil)しかありませんでした。ChE―Iは,コリン作動性ニューロンの進行性の脱落とそれによる脳内AChレベルの低下が,アルツハイマー病における認知機能障害の原因の一部であるという仮説(ACh仮説)に基づいて開発されました。AChEはAChを加水分解する酵素ですから,その阻害によりAChレベルが増加し,ACh系伝達が改善するはずだと考えられて開発されたのです。世界最初のChE―Iとしてタクリンが,続いてわが国からドネぺジルが登場しました。さらに欧米を中心にガランタミン(galantamine)とリバスチグミン(rivastigmine)も流通するようになりました。ところが外国では治験において有意な成績を残して,さほどの難なく上市されたこれらの薬剤ですが日本上陸は容易でありませんでした。この点について,様々な論議がなされました。そして最近のグローバリゼーションやハーモナイゼイションという世界の趨勢の中で,わが国の治験システムはどうあるべきかという観点が大きくクローズアップされたのです。こうした紆余曲折を経て2011年から,2つの新たなChE―Iであるガランタミンとリバスチグミンが流通するようになったのです。またグルタミン酸を介する神経毒性が関与するという考えに立つNMDA受容体拮抗薬であるメマンチン(memantine)も処方が可能となりました。 そのような状況において,認知症の治療にあたる医師は何を求めるでしょうか? この考えに立って編集されたのが本書です。なにより個々の薬の特性を知って,目の前の患者さんの病態・症状に最も望ましいと考えられる薬剤を選びたいと考えられるはずです。特性とは具体的に,適応となるADの重症度でしょう。これは4種類の薬剤ごとに少しずつ異なります。次に,何より臨床家には認知機能ばかりでなく,精神症状や行動異常(BPSD)や日常生活動作(ADL)へ目配りも求められます。ですから最も知りたいのは,これらへの薬剤の効果個性,平たく言うとそれぞれが得意とする標的症状ではないでしょうか。それもできればエビデンスベースという保証付きで。 本書はこのような立場を基本として,しかも各筆者が,自分が臨床の場で使うつもりになって,「すぐに役立つ」をモットーに執筆されました。各章では,まず4剤の特徴についてのエッセンスがあります。次いでそれぞれについて詳しい説明をして,最後にメタアナリシスで締めました。さらにBPSD対応を意識して,その総論と漢方薬,その他の薬剤の章も設けました。いずれもパッと見た目にわかりやすいように図表を多く用いました。このような構成と内容は必ずや臨床現場で読者の皆様のお役にたつと信じています。どうぞ本書をお手に取られて,日々の認知症診療にお役立てくださいますよう。 平成23年5月 朝田 隆
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    朝田 隆(アサダ タカシ)
    東京医科歯科大学医学部卒業(1982)。2001年5月より、筑波大学臨床医学系精神医学教授。専門分野老年精神医学、とくにアルツハイマー病の臨床一般とうつ病。研究面では、早期診断法・予防、プロテオミクス研究

    木之下 徹(キノシタ トオル)
    東京大学医学系研究科保健学専攻博士課程中退、山梨医科大学医学部卒業(1996)。現こだまクリニック院長。認知症の訪問診療専門の医師として、BPSDで医療機関に通えなくなった人たちを丁寧に診ている

認知症の薬物療法 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:新興医学出版社
著者名:朝田 隆(編)/木之下 徹(編)
発行年月日:2011/07/20
ISBN-10:4880021733
ISBN-13:9784880021737
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:医学・薬学・歯学
言語:日本語
ページ数:119ページ
縦:19cm
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