クオ・ヴァディス〈上〉(福音館古典童話シリーズ〈36〉) [単行本]

クオ・ヴァディス〈上〉(福音館古典童話シリーズ〈36〉) の 商品概要

• 出版社からのコメント

  ネロ皇帝の支配する一世紀中頃のローマを舞台に繰り広げられる、ロマンスと宮廷内の権力闘争と初期キリスト教の布教と弾圧の物語

• 内容紹介

  暴君として知られるネロが独裁政治を行っていた一世紀中頃のローマ。皇帝を頂点とする「権力と物質の力」の世界は、なにものによっても覆されることはないかに見えました。しかし、ひたひたと満ち来る潮のごとく、帝国の足下を浸食する力がありました。愛の教えを説く救い主を信仰する人達でした。本書は、この二つの力が長大な物語の枠組みともなり、主題ともなり展開されていきます。ローマに取材し描かれた津田櫓冬氏の挿絵が圧巻。
  
  図書館選書
  暴君ネロの君臨するローマを舞台に繰り広げられる、恋と権力と信仰の物語。キリスト教徒の中に逃れた恋するリギアを探す青年将校に届いたのは、ローマ炎上すという報せであった。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  シェンキェヴィッチ,ヘンリク(Sienkiewicz,Henryk)
  １８４６年、ポーランドのポドラシェ地方に生まれる。ワルシャワの中央学校に学ぶが、１８７１年学業をはなれ、ジャーナリズムの仕事に専念する。一方、１８７２年に作家としてデビューし、多くの作品を手がける。そして、１７世紀のポーランドの動乱時代を描いた歴史長編三部作「火と剣」「大洪水」「パン・ヴォウォディヨフスキ」により、作家としての名声を確立し、１８９６年に「クオ・ヴァディス」が出版されるや、欧米諸国に翻訳紹介され、世界にその名を知られるに至る。１９１６年没

• 著者について

  ヘンリク・シェンキェヴィッチ
  ヘンリク・シェンキェヴィッチ　作者のシェンキェヴィッチ(1846～1916)は、今の日本ではあまり知られていないかもしれませんが、ポーランドを代表する歴史小説家として、いまだに本国では多くの読者に愛されている作家です。1896年『クオ・ヴァディス』が出版されると、たちまち多くの国で翻訳出版され、世界的なベストセラーとなりました。1905年には、ポーランド人としては初めてのノーベル文学賞を受賞しました。
  
  吉上昭三 (ヨシガミショウゾウ)
  吉上昭三
  
  津田櫓冬 (ツダロトウ)
  津田櫓冬　本書の表紙および本文中の挿絵は、津田櫓冬さんがローマの地に取材して描いたものです。物語の核心に迫る重厚な絵を堪能してください。

クオ・ヴァディス〈上〉(福音館古典童話シリーズ〈36〉) の商品スペック