坂口安吾と中上健次(講談社文芸文庫) [文庫]

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坂口安吾と中上健次(講談社文芸文庫) [文庫]

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出版社:講談社
販売開始日: 2006/09/11
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坂口安吾と中上健次(講談社文芸文庫) [文庫] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日本の怠惰な知性の伝統の中で、「事件」として登場した坂口安吾と中上健次。二人は近代文学の根源へ遡行しつつ、「自然主義」と「物語」の止揚を目指す。安吾は、自らを突き放すような他者性に文学の「ふるさと」を見出し、中上は、構造に還元することなく、歴史の現在性としての「路地」と格闘する。闘う知性としての安吾と中上を論じた74年から95年までの批評を集成した、伊藤整文学賞受賞作。
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    1 坂口安吾をめぐって(『日本文化私観』論;安吾、理性の狂気;安吾はわれわれの「ふるさと」である ほか)
    2 中上健次をめぐって(「十九歳の地図」書評;中上健次論抄;中上健次への手紙 ほか)
    3 安吾と中上をめぐって―関井光男との対話(安吾の可能性;闘争する知性と文学)
  • 出版社からのコメント

    日本の怠惰な知性の伝統の中で、闘う知性としての安吾と中上を論じた、74年から95年までの批評を集成した、伊藤整文学賞受賞作。
  • 内容紹介

    闘う知性が読み解く、事件としての安吾と中上ーー日本の怠惰な知性の伝統の中で、「事件」として登場した坂口安吾と中上健次。二人は、近代文学の根源へ遡行しつつ、「自然主義」と「物語」の止揚を目指す。安吾は、自らを突き放すような他者性に文学の「ふるさと」を見出し、中上は、構造に還元することなく、歴史の現在性としての「路地」と格闘する。闘う知性としての安吾と中上を論じた、74年から95年までの批評を集成した、伊藤整文学賞受賞作。
    ◎「文学」とは、どんな秩序にも属さず、たえず枠組を破ってしまう荒ぶる魂であった。文学をやっている人がすべてそうなのではない。むしろその反対である。文学という枠組を吹き飛ばすようなもの、それが「文学」だった。私と中上は文壇において暴風雨のような存在であった。そして、われわれがともに敬愛していたのが坂口安吾である。(中略)私は安吾を高く評価していた。しかし、小説家としてではない。私にとって、彼の作品は、哲学であり、歴史学であり、心理学あり……、それらすべてをふくむ何か、要するに、「文学」であった。<「著者から読者へ」より>
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    柄谷 行人(カラタニ コウジン)
    1941・8・6~。文芸批評家。兵庫県生まれ。1965年、東京大学経済学部卒業。67年、同大学大学院英文学修士課程修了。68年、「三田文学」を通して中上健次と知り合う。69年、「“意識”と“自然”―漱石試論」で群像新人文学賞を受賞。75年から77年、80年から81年、83年から84年と、イエール大学、コロンビア大学の研究員を務める。また、批評誌「季刊思潮」「批評空間」を創刊。主な著書に『マルクスその可能性の中心』(亀井勝一郎賞)等

坂口安吾と中上健次(講談社文芸文庫) [文庫] の商品スペック

商品仕様
出版社名:講談社
著者名:柄谷 行人(著)
発行年月日:2006/09/10
ISBN-10:4061984527
ISBN-13:9784061984523
判型:文庫
対象:一般
発行形態:文庫
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:412ページ
縦:16cm
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