古鏡の沈黙―立憲革命期のあるムスリム女性の叫び [単行本]

古鏡の沈黙―立憲革命期のあるムスリム女性の叫び [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  ミシンが文明開化であったイラン近代化の黎明期。誰にも見せられず本に挟まれていたある女性の詩に当時のイラン女性みなの苦しみと抑圧が明かされる。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  私は私自身に…
  男がわざと女を苦しめるなら…
  いったいどうなったかしら…
  私はこの苦しみを知るもののうちに…
  人生とは何？…
  母親がわが子と引き裂かれたなら…
  妹が尋ねた…
  獣のような心をもって…
  私のおなかに隠れた、ふたりめのわが子よ！…
  最愛のわが子の死より…〔ほか〕

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  ジャーレ(ジャーレ／Zhale)
  本名、アーラム＝タージ・ガーエムマガーミー。１８８４年、イランの政治と文学において長年重要な地位を占めたガーエムマーガム一門に生まれ、当時のイラン女性としては珍しく教育を受ける機会を得る。１６歳の時、家族の望みで４０歳代の男性と結婚。自らの境遇を社会的・宗教的な制約によるものと分析しつつ、嘆きの詩を書いた。彼女の詩はイランの文学史上、女性によって書かれた最初の、個人的感情を詠ったものである。「ジャーレ」は雅号
  
  ザフラー・ターヘリー・ハギーギー(ザフラーターヘリーハギーギー／Zahra Taheri Haghighi)
  １９５５年イラン、シーラーズ生まれ。カリフォルニア大学バークレー校博士課程修了。文学博士。２００２年１０月、東京外国語大学南・西アジア課程客員教授として来日、２０１０年７月まで在日。現在はオーストラリア国立大学アラブ・イスラーム研究センターに在籍。ペルシア文学、なかでも女性の文学に焦点をあてた研究を続けている
  
  中村 菜穂(ナカムラ ナホ)
  １９８１年生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程在籍
  
  鈴木 珠里(スズキ シュリ)
  １９６８年生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士前期課程修了。文学修士。イラン現代詩を研究、翻訳するかたわら、中央大学総合政策学部・大東文化大学国際関係学部・外務省研修所の非常勤講師としてペルシア語を教える。定期的に、ペルシア語教室「ヘディーエ」を開催

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