差別の民俗学(ちくま学芸文庫) [文庫]

差別の民俗学(ちくま学芸文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  「柳田民俗学の最大の欠陥は、差別や階層の存在をみとめないことだ。いつの時代であろうと差別や階層があるかぎり、差別される側と差別する側、貧しい者と富める者とが、同じ風俗習慣をもっているはずがない。」すべての底辺、すべての下層からその民俗を掘り起こし、人間存在の根源的病巣「差別」の起源と深層構造に迫った、民俗学の巨人・赤松啓介のひとつの到達点。人間解放の原理、平等原理に貫かれた著者のまなざしは、限りなくあたたかい。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  人間差別の回想―スジを中心にして（重層的差別構造
  基層にある差別観念
  複雑な被差別部落の起源　ほか）
  もぐらの嫁さがし―昔話の階級性（朝鮮民潭もぐらの嫁探し（中里龍雄）
  もぐらの嫁さがし（南方熊楠）
  「もぐらの嫁探し」に就て（栗山一夫）　ほか）
  村落社会の民俗と差別（民俗学の開発
  調査の階層性
  裏街道の民俗　ほか）

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  赤松 啓介(アカマツ ケイスケ)
  １９０９年、兵庫県生まれ。２０００年逝去。専攻：民俗学、考古学

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