女ことばと日本語(岩波新書) [新書]
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女ことばと日本語(岩波新書) [新書]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2012/08/23
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女ことばと日本語(岩波新書) [新書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    女性の言葉づかいは「どうも最近、乱れてきた」と一〇〇年以上も嘆かれ続けている―「女ことば」は、近世から現代の日本社会の、価値や規範、庶民の憧れや国家イデオロギーを担って生き延びている、もうひとつの日本語なのだ。各時代のさまざまな言説と、言語学やジェンダー研究の知見から、「女ことば」の魅力と不思議を読み解く。
  • 目次

    はじめに

    序章 女ことばという不思議
     女性の言葉づかいは千差万別/ルールとマナー/習得することば/翻訳の世界/女らしさ以外の価値/ 「最近の」言説/言語行為/言語イデオロギー/言説が構築する/○○について語る/歴史的言説分析/積み重なる価値

    第1部「女らしい話し方」 規範としての女ことば

    一章 マナー本は鎌倉時代からあった
     況して婦人は静かにして奥ゆかしきこそ/女訓書の流行/女子庶民の手習い/男尊女卑から「つつしみ」へ/維新後も変わらない女訓書/嫁・妻から女性国民へ/ 「女は話すな」と「言うべき時は言え」/現代でも有効な規範

    二章 ルールはどのように強化されるのか
     起源としての女房詞/女房詞への憧れ/式亭三馬の笑い/男も使う/ 「男は使うな」/女房詞と女訓書/女房たちの創造性

    第2部「国語」の登場 知識としての女ことば

    三章 男ことばの特別な男らしさ
     国語イデオロギー/東京基準の標準語/東京語もいろいろ/言文一致論争の不思議/男女の話し言葉は異ならない?!/ 「男の国語」/国語の隠れた男性性/口語文典と国語読本/書生言葉/ 「たまへ」と「てよ」「だわ」/ 「男ことば」は特殊扱い

    四章「女学生ことば」誕生
     女学生のセリフ/学問する女への苛立ち/書生言葉の女子学生/ 「てよだわ言葉」/ 「遊ばしやがるんだとさ」/言文一致小説/ハイカラに/ 「てよだわ」の普及/軽薄さ/女学生ことばの定着/めす猫も「てよ・だわ」/性の対象となる/セクシュアリティ/標準語のセクシュアリティ/女学生ことばの力/ジェンダー化し国民化する/ 「よくってよ」小説/内なる他者、女性国民/女の創造性を取り込む/ 「国語」と「国民化」

    第3部 女ことば礼賛 価値としての女ことば1

    五章「女ことばは日本語の伝統だ」
     日本を背負う言葉/起源は女房詞と敬語/天皇制と女房詞/起源の捏造・伝統の創造/日本の誇り「女ことば」/国語の守護者/植民地政策/ひとつではなかった国語/日本語の優秀さの証/女ことばへの賞賛/ナショナリズムの時間的矛盾/変われない女ことば/戦後も続いた伝統化/女性の言葉の乱れが気になる

    六章「日本語には女ことばがある」
     女性の言葉と兵隊の言葉/言葉の性差/ 「例外」として/女学生ことばも国語/女性用という但し書き/女ことばは標準語だけ/ 『アサヒ読本』の性別/歓迎された女の国民化/銃後の守り/家族国家観/総動員体制と国語の性別/特定の任務

    第4部「自然な女らしさ」と男女平等 価値としての女ことば2

    七章「女らしさ」と女ことば
     占領政策と男女平等/ 「女ことば」批判/ 「女ことば」擁護/社会的な・自然な女ことば/男女平等から「女ことば」を守る

    八章 日本語には、なぜ女ことばがあるのか
      「国語の性別」を教え続けた教科書/天皇制国家から切り離す/墨塗りされない部分/ 「ぼく」と「わたし」の教科書/国語学者と人権意識/天皇制を破壊する男女平等/家族国家観の危機/生き延びた女ことば

    おわりに
    図版出典一覧
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中村 桃子(ナカムラ モモコ)
    1955年東京生まれ。1981年上智大学大学院外国語学研究科言語学専攻博士課程前期修了。専攻、言語学。現在、関東学院大学教授
  • 著者について

    中村 桃子 (ナカムラ モモコ)
    中村桃子 (なかむら・ももこ)
    1955年東京生まれ
    1981年上智大学大学院外国語学研究科言語学専攻博士課程前期修了
    専攻─言語学
    現在─関東学院大学教授
    著書─『婚姻改姓・夫婦同姓のおとし穴』『ことばとフェミニズム』『ことばとジェンダー』(以上,勁草書房),『「女ことば」はつくられる』(ひつじ書房),『〈性〉と日本語──ことばがつくる女と男』(日本放送出版協会)ほか共著多数
    編著─『ジェンダーで学ぶ言語学』(世界思想社)
    訳書─カメロン『フェミニズムと言語理論』(勁草書房),カメロン&クーリック『ことばとセクシュアリティ』(共訳,三元社)

女ことばと日本語(岩波新書) [新書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:中村 桃子(著)
発行年月日:2012/08/21
ISBN-10:4004313821
ISBN-13:9784004313823
判型:新書
対象:一般
発行形態:新書
内容:日本語
言語:日本語
ページ数:238ページ
縦:18cm
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