昭和天皇の終戦史(岩波新書) [新書]
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昭和天皇の終戦史(岩波新書) [新書]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2002/11/25
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昭和天皇の終戦史(岩波新書) [新書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    戦争責任ははたして軍部だけにあったのか?天皇と側近たちの「国体護持」のシナリオとは何であったか?近年、社会的反響を呼んだ「昭和天皇独白録」を徹底的に検証し、また東京裁判・国際検察局の尋問調書など膨大な史料を調査・検討した著者は、水面下で錯綜しつつ展開された、終戦工作の全容を初めて浮き彫りにする。
  • 目次

    序 「天皇独白録」とは何か
      「昭和天皇独白録」の発見/「独白録」は回想の書か/「政治の論理」の介在

    Ⅰ 太平洋戦争時の宮中グループ
     1 開戦をめぐる宮中グループの動向
      宮中グループとは何か/近衛の「転向」/天皇の開戦決意/天皇の東条への信任
     2 戦局の悪化と近衛グループの台頭
      戦局の悪化と近衛の再登場/東条を退陣に追いこむ/近衛の上奏
     3 ポツダム宣言の受諾
      終戦工作に着手/近衛の和平交渉案/ポツダム宣言の発表/「聖断」による戦争の終結/「国体護持」のための「終戦」/宣言受諾をリードした人々/「玉音放送」前後/近衛の戦争責任論/近衛の「国体」観

    Ⅱ 近衛の戦後構想
     1 「自主裁判」構想とその挫折
      アメリカの対日占領政策/「自主裁判」の決定/陸軍の戦犯処罰
     2 保守勢力の敗戦への対応
      「一億総懺悔」論の登場/天皇の責任問題/幣原内閣の閣議決定/閣議決定の限界
     3 占領期の近衛
      保守勢力の分化/天皇退位構想の具体化/近衛の蹉跌/逮捕、そして自殺/近衛手記の公表/手記の虚と実

    Ⅲ 宮中の対GHQ工作
     1 宮中グループによる政治工作の開始
      天皇・マッカーサー会談/GHQ関係者との接触/宮中の右翼人脈/田中清玄の拝謁
     2 高松宮の政治活動
      戦時中の高松宮/天皇と高松宮の対立/高松宮と安藤との関係/「人間天皇」のアピール
     3 GHQの対天皇政策
      天皇の処遇に関する情報/マッカーサーの極秘電報/天皇の「人間宣言」

    Ⅳ 「天皇独白録」の成立事情
     1 東久邇宮発言の波紋
      東久邇宮の退位論/三笠宮発言の衝撃/GHQへの打撃
     2 GHQの対応
      フェラーズ准将の示唆/クラックホーンの記事/日本側のジレンマ
     3 宮中グループの動き
      東京裁判対策の具体化/「独白録」の作成/「五人の会」
     4 寺崎英成の虚像と実像
      『マリコ』のイメージ/国粋主義者としての一面/御用掛への就任/「極秘の情報提供者」
     5 松平康昌の役割
      GHQとの接触/田中隆吉との関係/田中の真意/松平=田中の連携/松平と加瀬俊一/フェラーズ情報/国内の天皇退位論

    Ⅴ 天皇は何を語ったか
     1 二つの参考資料
      「独白録」の原本/迫水手記の存在/「聖断」の語り部/「近衛公日記」の意味
     2 「独白録」の論理構成
      天皇の政治関与/天皇による拒否権の行使/松岡洋右の戦争責任/天皇の近衛批判/東条に対する積極的評価/「聖断」の陥穽/立憲主義の実態/「大元帥」としての天皇/対米開戦責任への傾斜
     3 「独白録」のなかの天皇像
      天皇の非立憲的言動/好悪の情の激しさ/高松宮への反感/天皇観の亀裂/天皇の満州事変観/日中戦争への態度
     4 「独白録」・その後
      ウィロビーの回想/松平手記の政治的作為/事実の歪曲/底本としての「独白録」
     5 「独白録」をめぐる人脈
      フェラーズの反共主義/日本側の反共主義/G2との関係

    Ⅵ 東京裁判尋問調書を読む
     1 ニュルンベルク裁判との相違
      当・不当論争の限界/冷戦との関連/機密文書の湮滅/証言に依存する裁判/戦略爆撃調査団の事例
     2 尋問への協力
      IPSの尋問調書/重臣グループの供述/海軍の提督グループ/外務官僚/政党人・財界人/尋問への対応の特徴
     3 公判廷における証言
      重臣グループの証言/「平和愛好者」の内実/判決の波紋/木戸幸一の心境/「穏健派」の責任転嫁

    Ⅶ 行動原理としての「国体護持」
     1 陸軍との対立
      天皇の評価をめぐって/陸軍との対立/海軍への信頼
     2 英米との協調の重視
      協調と侵略/協調政策の転換/天皇の政治関与
     3 国体至上主義
      「国体護持」の使命感/神権主義的統治者意識/「皇祖皇宗」への責任意識
     4 宮中グループの人脈
      「血縁同盟」の存在/「知日派」とのパイプ/「穏健派」とは

    結 再び戦争責任を考える
      天皇と退位問題/地方巡幸と「欧化」/封印された天皇の戦争責任

    あとがき

    参照文献一覧
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    吉田 裕(ヨシダ ユタカ)
    1954年埼玉県に生まれる。1977年東京教育大学文学部卒業。専攻は日本近現代史。現在、一橋大学社会学部助教授

昭和天皇の終戦史(岩波新書) [新書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:吉田 裕(著)
発行年月日:2002/11/25
ISBN-10:4004302579
ISBN-13:9784004302575
判型:新書
対象:一般
発行形態:新書
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:252ページ ※246,6P
縦:18cm
横:11cm
その他:第17刷
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