植民地を謳う―シャンソンが煽った「魔性の楽園」幻想 [単行本]

植民地を謳う―シャンソンが煽った「魔性の楽園」幻想 の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  フランスはかつて一大植民地帝国であった。アジア、太平洋、アラブ、アフリカ、アメリカ大陸の一部にまでその支配力を及ぼした。現地の人びとを「野蛮人」や「食人種」として侮蔑しながら、男たちはそこに楽園幻想を抱き「女・裸・阿片」を謳い上げる「植民地シャンソン」を生み出した。その時代は、終わりを告げたのだろうか。

• 目次(「BOOK」データベースより）

  序章　人工楽園のバーバリズム―巴里博人肉ショー
  第１章　魔性楽園のエキゾティシズム―馥る異国の華々
  第２章　魔性楽園のエロティシズム―誘う熟女たち
  第３章　魔性楽園のバイオリズム―カリブの身体
  第４章　魔性楽園のアニマリズム―裸でごめんなさい
  第５章　魔性楽園のカニバリズム―貪る食人種たち
  枯尾花跋抄―再生へ向けて

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  猪俣 良樹(イノマタ ヨシキ)
  日曜作家（ノン・フィクション）。日曜歌手（レトロ専門）。ヴォードヴィル研究家。元ＮＨＫ国際局フランス語班チーフ・ディレクター

植民地を謳う―シャンソンが煽った「魔性の楽園」幻想 の商品スペック