レトリック認識(講談社学術文庫) [文庫]
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レトリック認識(講談社学術文庫) [文庫]

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出版社:講談社
販売開始日: 1992/09/10
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レトリック認識(講談社学術文庫) [文庫] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    古来、心に残る名文句は、特異な表現である場合が多い。思考において論理がすべてではなく、言語も文法だけでは律しきれない。論理と文法の手にあまる言語表現の多彩な機能―黙説、転喩、逆説、反語、暗示など、レトリックのさまざまを具体例によって検討し、独創的な思考のための言語メカニズムの可能性を探る。在来の西欧的レトリック理論の新しい光をあてた『レトリック感覚』に続く注目の書。
  • 目次

    はじめに 認識のかたちとしてのレトリックの《あや》

    第1章 黙説あるいは中断
    葉蔵は、はるかに海を見おろした。すぐ足もとから、三十丈もの断崖になつてゐて、江の島が真下に小さく見えた。ふかい朝霧の奥底に、海水がゆらゆらうごいてゐた。そして、否、それだけのことである。

    第2章 ためらい
    この二つの論文はもちろん大へん趣の変つたものだが、両方とも同じ様に仰々しく(颯爽としてゐるといふ人もあるかもしれない)、同じ様に粗雑な論理で(簡潔だといふ人もあるかも知れない)、著者の心底を見極め様としたら、大骨を折らねばならぬ、といふ点で私を退屈させた。

    第3章 転喩あるいは側写
    「ほんとうにもう、二杯いただいてるんですからもう、どうか一つ、そんなことおっしゃらずに、〔……〕」
    「……じゃおめえ、どうしても飲めねえんだなあ、だめかい? ……やさしく言ってるうちに飲みなよ」

    第4章 対 比
    彼女の云ひ草には、世間並の年寄と少し趣を異にしてゐる所があつた。慢性の病気が何時迄も継続するやうに、慢性の寿命が又何時迄も継続するだらうと彼女には見えたのである。

    第5章 対義結合と逆説
    おなじ新聞の、おなじところを、なんどもよむことがある。そして、シャクにさわることが書いてあると、うれしい。どうして、こう、バカなんだろうと、シャクにさわることを、いったり、書いたりしたやつを、ケイベツすることができるからだ。

    第6章 諷 喩
    「だいじにしていただいてゐるのは、よくわかりますわ。」
    と、波子はおとなしく答へた。心の戸を、半ばあけて、ためらつてゐる感じだつた。あけきつても、竹原ははいつて来ないのかもしれぬ。

    第7章 反 語
    「顔に泥ぬられたやて、えらいすまなんだな、立派な顔に泥塗って。洗うたるわな」
    コンクリートの道に、顔そむける間もなく額をゴシゴシとすりつけられ、マンガはもう生きた心地なく、眼をつぶっていると、〔……〕。

    第8章 暗示引用
    その、羊腸の如くくねった山路を登りながら、おれはこう考えた。
    薩長の反逆を思えば腹が立つ。君家の窮状を思えば涙が流れる。腹立ちと涙を押えて暮らすのは窮屈だ。とにかく人の世はお先まっくらだ。お先のくらいのが高じると、明るいところへひっ越したくなる。

    本書のなかのおもなレトリック用語
    おもな引用文献
    あとがき

    解 説(池上嘉彦)
  • 出版社からのコメント

    在来の西欧的レトリック理論に新しい光をあてた名著『レトリック感覚』に続く注目の書!
  • 内容紹介

    心に残る名文句は特異な表現である場合が多い。思考は論理がすべてではなく、言語も文法だけでは律しきれない。論理と文法を超えた言語表現の多彩な機能――転喩、逆説、反語、暗示など、さまざまなレトリックを具体例に即して検討し、独創的な思考のための言語メカニズムを解明する。

    [本書の内容]
    はじめに 認識のかたちとしてのレトリックの《あや》

    第1章 黙説あるいは中断
    葉蔵は、はるかに海を見おろした。すぐ足もとから、三十丈もの断崖になつてゐて、江の島が真下に小さく見えた。ふかい朝霧の奥底に、海水がゆらゆらうごいてゐた。そして、否、それだけのことである。

    第2章 ためらい
    この二つの論文はもちろん大へん趣の変つたものだが、両方とも同じ様に仰々しく(颯爽としてゐるといふ人もあるかもしれない)、同じ様に粗雑な論理で(簡潔だといふ人もあるかも知れない)、著者の心底を見極め様としたら、大骨を折らねばならぬ、といふ点で私を退屈させた。

    第3章 転喩あるいは側写
    「ほんとうにもう、二杯いただいてるんですからもう、どうか一つ、そんなことおっしゃらずに、〔……〕」
    「……じゃおめえ、どうしても飲めねえんだなあ、だめかい? ……やさしく言ってるうちに飲みなよ」

    第4章 対 比
    彼女の云ひ草には、世間並の年寄と少し趣を異にしてゐる所があつた。慢性の病気が何時迄も継続するやうに、慢性の寿命が又何時迄も継続するだらうと彼女には見えたのである。

    第5章 対義結合と逆説
    おなじ新聞の、おなじところを、なんどもよむことがある。そして、シャクにさわることが書いてあると、うれしい。どうして、こう、バカなんだろうと、シャクにさわることを、いったり、書いたりしたやつを、ケイベツすることができるからだ。

    第6章 諷 喩
    「だいじにしていただいてゐるのは、よくわかりますわ。」
    と、波子はおとなしく答へた。心の戸を、半ばあけて、ためらつてゐる感じだつた。あけきつても、竹原ははいつて来ないのかもしれぬ。

    第7章 反 語
    「顔に泥ぬられたやて、えらいすまなんだな、立派な顔に泥塗って。洗うたるわな」
    コンクリートの道に、顔そむける間もなく額をゴシゴシとすりつけられ、マンガはもう生きた心地なく、眼をつぶっていると、〔……〕。

    第8章 暗示引用
    その、羊腸の如くくねった山路を登りながら、おれはこう考えた。
    薩長の反逆を思えば腹が立つ。君家の窮状を思えば涙が流れる。腹立ちと涙を押えて暮らすのは窮屈だ。とにかく人の世はお先まっくらだ。お先のくらいのが高じると、明るいところへひっ越したくなる。

    解 説(池上嘉彦)

レトリック認識(講談社学術文庫) [文庫] の商品スペック

商品仕様
出版社名:講談社
著者名:佐藤 信夫(著)
発行年月日:1992/09/10
ISBN-10:406159043X
ISBN-13:9784061590434
判型:文庫
対象:一般
発行形態:文庫
内容:日本語
言語:日本語
ページ数:301ページ
縦:15cm
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