新地域産業論―産業の地域化を求めて [単行本]

新地域産業論―産業の地域化を求めて [単行本] の 商品概要

• 目次

  第１章　地域と産業の相互作用と共進化
  　１　地域主義とは何か
  　２　産業の論理と地域の論理
  　３　市場システムと企業および地域経済
  
  第２章　産業集積の形成と地域産業システム
  　１　産業地域分析の視点
  　２　産業地域の発展論理
  　３　第２の産業分水嶺と柔軟な専門化
  　４　学習地域の産業システム
  
  第３章　中小企業の異質多元性と地域産業のパラダイム転換
  　１　中小企業における異質多元性の深化
  　２　中小企業政策にみる地域視点
  　３　中小製造業集積にみる企業間関係
  
  第４章　産業集積のネットワーク構造―機械工業集積にみるネットワーク
  　１　大都市の工業集積
  　２　都市型集積の変質と技術の空洞化
  　３　地方圏における機械工業集積
  
  第５章　地域における企業間関係―企業城下町型集積の内部構造
  　１　企業城下町の形成と地域経済
  　２　下請分業生産体制の変容
  　３　企業城下町の地域産業システム・イノベーション
  
  第６章　社会的分業による産地型集積の優位
  　１　産地型集積と社会的分業
  　２　産地の仕組みを活かす地域ダイナミズム
  　３　イタリアにみる産業地域の発展
  
  第７章　地域と産業システムのイノベーション
  　１　地域の企業家精神と創業
  　２　地域ベンチャー・ビジネス
  　３　地域インキュベーション
  　４　地域生産システムのイノベーション
  
  第８章　地域創発型の産業振興と産業の地域化
  　１　地域からの産業政策
  　２　内発的地域振興の選択
  
  第９章　地域産業政策の新たな展開と実態
  　　　　　―クラスター、ネットワーク、連携
  　１　産業集積の形成から産業創発へ
  　２　地域における産業創発の形態
  　３　地域における戦略的連携
  
  索 引

• 内容紹介

  地域主体が主体性をもって産業と共存し、持続的に発展できる社会経済的基盤の構築に向けて、地域産業の構造や競争優位を多面的に分析する。
  とりわけ、各地における地域産業システムイノベーションへの取り組みをとおして、地域産業風土、地域技術風土にふさわしい産業や企業を生み出す「地域創発」「地域産業開発」を提示した。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  伊藤 正昭(イトウ マサアキ)
  １９４５年愛知県に生まれる。１９６８年明治大学政治経済学部経済学科卒業。１９７１年早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。１９７５年明治大学大学院政治経済学研究科博士課程単位取得。１９９２年ケンブリッジ大学客員研究員（１９９４年３月まで）。２００８年キングストン大学（イギリス）客員教授。現在、明治大学政治経済学部教授。経済学博士

• 著者について

  伊藤 正昭 (イトウ マサアキ)
  （いとう まさあき）明治大学政治経済学部教授 経済学博士。

新地域産業論―産業の地域化を求めて [単行本] の商品スペック