システムとしての教育を探る―自己創出する人間と社会 [単行本]
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システムとしての教育を探る―自己創出する人間と社会 [単行本]

石戸 教嗣(編著)今井 重孝(編著)
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出版社:勁草書房
販売開始日: 2011/06/22
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システムとしての教育を探る―自己創出する人間と社会 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ルーマンの社会システム論によって、教育をとらえ直す。教育学概説書の枠組みを超え、グローバル化の時代に見合った論を展開。ミクロ・マクロ的視座を得るための、教職を目ざす学生向けテキスト。
  • 目次

    まえがき

    序章 「教育システム」という森に分け入るにあたって[石戸教嗣]
     1 教育システムの成立
     2 近代教育の2つの側面
     3 教育の自律化と教育学
     4 近代教育の隘路
     5 教育の方向──「再帰型」教育と「自己準拠型」教育
     6 世界市民の形成と学校の公共性

    Ⅰ 子ども/大人・教師

    1章 教育される存在としての子ども[野平慎二]
     1 はじめに
     2 「発達する存在」としての子ども観の歴史性
     3 近代的な発達概念と教育概念の問題点
     4 発達から自己創出へ
     5 おわりに──「教育可能性」から「教育の可能性」へ

    2章 教育する存在としての教師[紅林伸幸]
     1 教師とは誰のことか──教えることは難しい
     2 教師と授業コミュニケーション──「総合的な学習の時間」が拒絶された理由
     3 学習のために教師が行なう100の仕事──教職のシャドーワーク化を考える
     4 格闘する教師文化──子どものための教育は教師がつくる
     5 自律的な教師となるために──教師のプロフェッションと組織,そして第三の道

    3章 教育関係[児島功和]
     1 はじめに
     2 教育関係の歴史的・社会的背景
     3 伝達としての教育とその問題構成
     4 「人間形成」としての教育とコミュニケーション
     5 まとめ

    Ⅱ 学校システムを構成するもの

    4章 教育システムとカリキュラム──「ゆとり教育」へのシステム論的アプローチ[保田卓]
     1 はじめに
     2 「ゆとり教育」政策の変遷
     3 教育システムのコミュニケーション・メディア
     4 教育システムにおけるインフレ/デフレ
     5 おわりに

    5章 授業──どのようにして可能になっているのか[牛田伸一]
     1 問いの変換
     2 「介入」としての授業
     3 「相互浸透」としての授業
     4 社会的合意としての授業
     5 おわりに

    6章 評価・選抜[山田哲也]
     1 教育と評価の関係
     2 教育のための評価,選抜のための評価
     3 指導要録の改訂にみる評価のまなざしの変化
     4 評価の変化が意味するもの
     5 おわりに

    7章 生徒指導と社会化[早坂淳]
     1 「教育の失敗」を乗り越えるために
     2 「教師が児童生徒をコントロールできる」という迷信
     3 生徒指導の分類
     4 「複雑性」──子どもの可能性を消すための教育?
     5 「コミュニケーション」──共通の理解をもたらす暗号解読機の否定
     6 制御不可能で無意図的な「社会化」
     7 制御可能で意図的な「教育」

    Ⅲ 組織としての学校

    8章 行政組織と学校[水本徳明]
     1 行政─学校関係の理論とその問題点
     2 組織としての学校
     3 学校経営制度改革の課題

    9章 組織としての学級[木村浩則]
     1 学級とは何か
     2 学級制度の起源
     3 「学級」問題解決の処方箋
     4 授業システムとしての学級
     5 相互行為システムとしての学級
     6 学級集団のシステム論──学級崩壊をめぐって

    10章 教員組織[井本佳宏]
     1 教育不信の焦点としての教員組織
     2 プロフェッションと組織
     3 組織構造の階層化によるプロフェッション性の代替
     4 組織構造の階層化の副作用
     5 おわりに

    Ⅳ 社会の中の教育・学校

    11章 家庭と学校[木村浩則]
     1 文科省における「家庭教育」政策
     2 「家庭教育」論に対する批判
     3 家族システムとは何か
     4 家族システムと教育システム
     5 「家庭教育」をどうとらえるか?

    12章 地域と学校[小林伸行]
     1 学校を通して「地域」を見る時代
     2 多様化する個人と地域
     3 身近な地域や家庭から遊離する「学校知」
     4 “脱学校化”する「学校知」──教育システムの「インフレ」
     5 “学校化”する地域・家庭──教育システムの「デフレ」
     6 「インフレ/デフレ」を通じて多様な地域に関わる学校

    13章 政治システムと教育[鈴木弘輝]
     1 「ポスト福祉国家時代」としての現代
     2 「新自由主義」的な教育政策と学校現場との関係
     3 「平等化」をめぐる政治状況の世界的な変化
     4 ルーマンの政治システム論
     5 「不安のグローバル化」に対応するための「教育政治」
     6 「ルーマンの教育システム論」の可能性
     7 ルーマンの教育システム論が明示する「教育政治」のイメージ

    14章 〈学校から仕事へ〉の移行と教育システム[児島功和]
     1 はじめに
     2 近代教育システムと「移行」の成立
     3 教育システムと移行問題
     4 高度経済成長期以降の移行の特徴
     5 教育システムと〈職業教育〉の再定位
     6 まとめ

    15章 福祉と教育──子どもの幸せをめぐって[石戸教嗣]
     1 教育と福祉の関係の変化
     2 教育システムと福祉システムの関係の再編
     3 子どもに対する教師の関わり方
     4 福祉社会における個別のニーズとセーフティネット
     5 途上国の子どもたち──グローバル化した世界における福祉

    16章 メディアと教育[小林伸行]
     1 「メディア化した教師」という透明な存在
     2 メディアによる出会い「を」補う時代
     3 メディアの発達と社会の近代化
     4 メディアの発達と対面状況の現代的位相
     5 「マルチ・リアリティ」化への対応を迫られる教育システム

    Ⅴ 日本の教育/世界の教育/人類の教育

    17章 グローバル化と学校教育──学校の「世界社会」論はどこまで有効か[山名淳]
     1 「世界社会」──グローバル化を論じるためのシステム理論的手がかり
     2 「世界社会」時代の学校論
     3 グローバル化時代の学校をとらえる──システム理論の可能性と課題

    18章 世界から見た日本の教育[今井重孝] 
     1 はじめに
     2 日本の教育システムの特徴について
     3 ホリスティック教育の観点から,世界と日本を比較する

    19章 地球社会と教育[今井重孝]
     1 ガイア仮説について
     2 ルーマンの「世界社会」論
     3 シュタイナーの社会の三分節化論
     4 精神の自由・政治の平等・経済の友愛と「自由への教育」

    キーワード
    人名索引
    事項索引
  • 出版社からのコメント

    ルーマンの社会システム論を用いつつ、教育を捉え直す。教育学概説書の枠組みを超え、グローバル化の時代に見合った考察を展開する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    石戸 教嗣(イシド ノリツグ)
    1950年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。現在、埼玉大学教育学部教授

    今井 重孝(イマイ シゲタカ)
    1948年生まれ。東京大学大学院教育学研究科学校教育学専攻博士課程単位取得退学。教育学博士。現在、青山学院大学教育人間科学部教授
  • 著者について

    石戸 教嗣 (イシド ノリツグ)
    1950年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。現在、埼玉大学教育学部教授。(2011年6月現在)

    今井重孝 (イマイシゲタカ)
    1948年生まれ。東京大学大学院教育学研究科学校教育学専攻博士課程単位取得退学。教育学博士。現在、青山学院大学教育人間科学部教授。(2011年6月現在)

システムとしての教育を探る―自己創出する人間と社会 の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:石戸 教嗣(編著)/今井 重孝(編著)
発行年月日:2011/06/25
ISBN-10:4326250704
ISBN-13:9784326250707
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:345ページ
縦:21cm
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