日本語の節・文の連接とモダリティ [単行本]
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日本語の節・文の連接とモダリティ [単行本]

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出版社:くろしお出版
販売開始日: 2004/06/01
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日本語の節・文の連接とモダリティ [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    今日の日本語研究では、研究分野が細分化され、その影響もあってか、個別的な事実の報告は数多くあるが、その個別的な事実が一体何を意味するのか、それらはお互いにどのように関連するのか、といった、組織的・包括的な考察は少ない。本論は、日本語の文法に見られる個々の事実が何を意味するのか、それらの事実の背後にどのようなシステムがあるのかを見つけ出すことを目的とする。本論では、大きく分けて二つの問題を扱う。一つは、日本語の接続表現の違いとモダリティとの関係である。もう一つは、ノダ、ワケダという、先行研究では「説明のモダリティ」などと言われるものである。
  • 目次

    ■第1章 本書のねらい、構成、意義

    ■第2章 節の連接とモダリティ

     2. 1 この章のねらい、構成、意義

     2. 2 先行研究
      2. 2. 1 一般言語学における先行研究
      2. 2. 2 日本語研究における先行研究

     2. 3 節の連接における本論の提案とその分析
      2. 3. 1 五つのレベル
      2. 3. 2 中右の三つの「領域」およびSweetserの三つのdomainsと本論との比較
      2. 3. 3 従属節の述部の構造とモダリティの関係

     2. 4 本論で扱う接続表現について

     2. 5 従属節と主節の連接における制限

     2. 6 原因・理由を表す接続表現
      2. 6. 1 タメ(ニ)
      2. 6. 2 ノデ
      2. 6. 3 カラ

     2. 7 逆接を表す接続表現
      2. 7. 1 ナガラ
      2. 7. 2 ニモカカワラズ
      2. 7. 3 ノニ
      2. 7. 4 ガ・ケレド

     2. 8 条件を表す接続表現
      2. 8. 1 ト
      2. 8. 2 バ
      2. 8. 3 タラ
      2. 8. 4 ナラ
      2. 8. 5 仮定か前提かによる細かい使い分け

     2. 9 従属節の述部の形態

     2. 10 まとめ

    ■第3章 ノダの思考プロセス

     3. 1 ねらい

     3. 2 先行研究

     3. 3 ノダの思考プロセス

     3. 4 ノダのサイクルの実現
      3. 4. 1 物体の認識
      3. 4. 2 現象の認識
      3. 4. 3 言語の認識
      3. 4. 4 判断内容に基づくさらなる判断
      3. 4. 5 ノダのサイクルのまとめ
      3. 4. 6 プロトタイプ
      3. 4. 7 小説の中などで:参加者の重層性

     3. 5 ノダのサイクルとノダの用法――先行研究との比較
      3. 5. 1 先行研究の検討:益岡(2001b)の分類
      3. 5. 2 先行研究の検討:奥田(1990)の分類
      3. 5. 3 ノダを単独で用いる場合
        3. 5. 3. 1 「これでいいのだ!」
        3. 5. 3. 2 思い出しのノダ
        3. 5. 3. 3 「現象描写文」との違い
      3. 5. 4 感情表現について
      3. 5. 5 談話の中で、ノダが突然出てくるように見える現象
      3. 5. 6 ノダが従属節に現れる用法――カラとノダカラ
      3. 5. 7 郵便局に行くんですか
      3. 5. 8 先行研究との比較のまとめ

     3. 6 談話レベルの用法――ノダの思考プロセスのメタファー

     3. 7 名詞+ダあるいは名詞+ナノダ

     3. 8 ノダ文を使いにくい場合

     3. 9 一般言語学的な意義―文法研究方法への提案

     3. 10 結論

    ■第4章 ワケダ、ワケデハナイ

     4. 1 ねらい

     4. 2 先行研究

     4. 3 本論の考えと分析

     4. 4 ワケダの環およびワケダとノダの射程の幅
      4. 4. 1 ワケダの二つのタイプとノダの関係
      4. 4. 2 引用形を含むかどうか

     4. 5 ワケナノダ

     4. 6 メタファー用法:納得、驚きを表す用法

     4. 7 談話的効果のまとめ

     4. 8 推論を含むかどうか

     4. 9 結論

    ■第5章 節の連接と思考プロセス

     5. 1 はじめに

     5. 2 「事態間レベル」:ノデとカラ
      5. 2. 1 「事態間レベル」:ノデを用いる場合
      5. 2. 2 「事態間レベル」:カラを用いる場合
      5. 2. 3 「事態間レベル」:ノデとカラとノダの思考プロセス

     5. 3 IV「判断の根拠」:カラとノダカラ
      5. 3. 1 IV「判断の根拠」:カラを用いる場合
      5. 3. 2 IV「判断の根拠」:ノダカラを用いる場合
        5. 3. 2. 1 話者の直前の判断を表すノダカラ
        5. 3. 2. 2 話者の強い確信を表すノダカラ
        5. 3. 2. 3 統語的なノダカラ
      5. 3. 3 IV「判断の根拠」:カラとノダカラとノダのサイクル

     5. 4 V「発話行為の前提」:カラとノダカラ
      5. 4. 1 独自のモダリティを表すノダカラ
      5. 4. 2 ノダカラ節の独立性とモダリティ
        5. 4. 2. 1 「ノダカラ文。主文。」
        5. 4. 2. 2 「カラ文。主文。」
        5. 4. 2. 3 「ノダカラ節、主節。」
        5. 4. 2. 4 「カラ節、主節。」

     5. 5 結論

    ■第6章 結論と今後の展望



     第2章
     第3章
     第4章
     第5章
     第6章

    引用文献

    索引
  • 内容紹介

    ※この本は、第3刷(2024年2月)から価格を改定しました。
    従属節と主節の連接に関して、5つのレベルを設定、原因・理由、逆接、条件など、接続表現の用法を体系的に解明。さらに、ノダの思考プロセスを提案、ノダ文の多岐にわたる用法を統一的に説明。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    角田 三枝(ツノダ ミエ)
    東京生まれ。成城大学文芸学部英文学科卒業。ロータリー財団大学院課程奨学生として、オーストラリア、マクォリー大学に一年間留学。名古屋大学大学院、文学研究科日本言語文化専攻修士課程修了。お茶の水女子大学大学院、人間文化研究科国際日本学専攻博士後期課程修了。博士(人文科学)。通産省工業技術院国際研究交流センター日本語講師を経て、現在つくば日本語クラス(TaNo‐C)主宰

日本語の節・文の連接とモダリティ [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:くろしお出版
著者名:角田 三枝(著)
発行年月日:2004/06/01
ISBN-10:4874242952
ISBN-13:9784874242957
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本語
言語:日本語
ページ数:225ページ
縦:21cm
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