ダダの詩 [単行本]
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ダダの詩 [単行本]

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出版社:関西大学出版部
販売開始日: 2004/05/20
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ダダの詩 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    DADA(ダダ)の詩?―そんなものが存在するのか。文学史的に見れば、第一次世界大戦前後の一〇年間は「文学的表現主義」という概念と深く結び付いているのではないか。DADA?―それは喧騒、騒音、進行妨害騒動の爆発にすぎず、せいぜい支配的様式のどうしようもない奇形だったのではないか。第一次世界大戦が終結し、その結果、革命が引き起こされ、ドイツではすぐに鎮圧されたが、こうした時代の無秩序な文学的不随現象とされるものにすぎないのではないか。それは記録に留めるほどの価値のある、独自の「詩的表現の所作」に到達していたのであろうか。このような偏見に対して、本書のアンソロジーはDADAイズムの詩が現実に存在することを証明するものである。この詩は、たとえ完結した様式という立場を取らなかったとしても、あるいはまさに取らなかったがゆえに存在するのである。チューリヒ、ベルリン、ハノーファー、ケルン、パリ、ニューヨークという多様なDADAの中心地が多様にこの文学に関わっており、矛盾の中の統一を与えている。DADAはけっして発狂した珍奇性などでなく、実際には、まさに大量虐殺と大量殺戮を偉大な「成果」とするような時代の破壊性に対しての、きわめて繊細で多様な回答なのである。このことを本書は示すであろう。
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    1 DADAチューリヒ(エミー・ヘニングス
    フーゴー・バル ほか)
    2 DADAベルリン(リヒャルト・ヒュルゼンベック
    ジョージ・グロッス ほか)
    3 メルツDADA(クルト・シュヴィッタース)
    4 DADAケルン(ハンス・アルプ
    マックス・エルンスト ほか)
    5 DADAジュネーブ、DADAパリ、DADAニューヨーク(ヴァルター・ゼルナー
    トリスタン・ツァラ ほか)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    宇佐美 幸彦(ウサミ ユキヒコ)
    1946年生。関西大学文学部教授、文学博士

ダダの詩 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:関西大学出版部 ※出版地:吹田
著者名:カール リーハ(編)/宇佐美 幸彦(訳)
発行年月日:2004/05/20
ISBN-10:4873544009
ISBN-13:9784873544007
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国文学その他
ページ数:331ページ
縦:22cm
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