松平長七郎青春記 新装版 (春陽文庫) [文庫]

松平長七郎青春記 新装版 (春陽文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  兄・三代将軍家光の策謀により無念の自刃をさせられた駿河大納言忠長卿の御曹司長七郎は、閣老松平伊豆守の監視の下、母の実家で無聊の日々を送っていた。が、遅咲きの桜が咲き乱れるある春昼、長七郎の手元に猿のように身軽な奇怪な男によって投げ込まれた一通の案内状によって、若き貴公子長七郎の運命は激しく動きはじめた。長七郎を戴き将軍家への復讐を盟する、かつての大納言家の腹心家老興津河内守を頭領とする一味と、浅草蜘蛛舞一座を根城に長七郎救出を図る妖しの一派の、知恵伊豆信綱との争闘の幕は切って落とされた。一味の謎の合言葉「蝦蟇、城」の真意は？陽炎座座頭・妖艶蘭菊は果たして敵か味方か。白刃三ツ巴の惨劇の結末と長七郎の前途は。

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