天使の微笑み [単行本]

天使の微笑み [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  妻は自身の人工肛門を「天使の微笑み」と呼んだ―。「片足のあなたを置いて逝けない」が口癖だった妻へ、「一人」を生きはじめた作家が手向ける随想録。小説「真夜中の旅人」併録。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  天使の微笑み（一雫の涙；天子の微笑み；一人三役　ほか）
  一周忌（三途の川；非実在と記憶；一周忌　ほか）
  癌と文学
  真夜中の旅人

• 図書館選書

  ガンのため、自身に穿たれた人工肛門を、妻は「天使の微笑み」と呼んだ。そこには、片足義足で生きてきた夫への想いが込められていた。妻へ手向けられた、「夫婦」の意味を問う随想録。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  木下 順一(キノシタ ジュンイチ)
  １９２９年函館に生まれる。国学院大学中退。文部省図書館職員養成所卒。１９６２年タウン誌「街」創刊、発行者に。２００５年２月号をもって休刊するまで四十三年間にわたって刊行を続ける。１９９７年第四十八回函館市文化賞、９８年第三十二回北海道新聞文学賞（『湯潅師』河出書房新社）を受賞

• 著者について

  木下 順一 (キノシタ　ジュンイチ)
  1929年、函館生まれ。函館のタウン誌「街」の発行人。函館文学学校講師。函館文化賞（'97年）、北海道新聞文学賞（'98年）受賞。著書に『人形』『片足のガロ』『湯灌師』などがある。

天使の微笑み [単行本] の商品スペック