大江戸ぐらり―安政大地震人情ばなし(実業之日本社文庫) [文庫]

大江戸ぐらり―安政大地震人情ばなし(実業之日本社文庫) の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  舞台は幕末の江戸。商家の箱入り娘、おようは、安政大地震で行方がわからなくなった父母や祖母、そして座敷牢に入っていた叔父の消息を探す。混乱に乗じて泥棒や人さらいが跋扈するなか、人の情けに支えられたおようは、お家の再建を目指し立ち上がる―竹問屋手代、鰯売り、飛脚人、船頭、こそ泥ら、震災と復興下の江戸に織りなす町人たちの人間模様を、味わい深い筆致で描いた心に沁みる時代小説。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  出久根 達郎(デクネ タツロウ)
  １９４４年茨城県生まれ。７３年より古書店「芳雅堂」を営むかたわら文筆活動を始める。９２年『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞を受賞。９３年『佃島ふたり書房』で第１０８回直木賞を受賞

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