日本近代文学の出発(塙新書〈66〉) [新書]

日本近代文学の出発(塙新書〈66〉) [新書] の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  「武士の文学」（実用）と「町人の文学」（快楽）という近世文学像をとりこみつつ、「ひとつの文学の本躰」を求めて近代文学は出発しようとする。その出発点としても「政治小説」と逍遥以降の「人情世態小説」との光芒の織りなすところを眺め、近代文学の成立期を捉えなおす。

• 目次(「BOOK」データベースより）

  １　ふたつの「文学」（武士の文学と町人の文学
  ふたつの「文学」の接近―啓蒙思想と戯作文学）
  ２　政治小説（政治小説と近代文学
  『経国美談』と『佳人之寄遇』
  政治小説と人情世態小説）
  ３　人情世態小説（『小説神髄』と『当世書生気質』
  『当世書生気質』と『浮雲』
  人情世態小説の系譜）
  ４　ひとつの「文学」（明治２１、２年の文学
  『浮城物語』論争
  「舞姫」と「おぼろ舟」）

日本近代文学の出発(塙新書〈66〉) [新書] の商品スペック