太平洋戦争 日本の敗因〈1〉日米開戦 勝算なし(角川文庫) [文庫]

太平洋戦争 日本の敗因〈1〉日米開戦 勝算なし(角川文庫) の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  軍需物資の大半を海外に頼る日本にとって、海上の物資補給線を確保することは、戦争を遂行する上での生命線であった。にもかかわらず、日本は「太平洋シーレーン」を確保するプランを持たないまま開戦に突入した。勝算はない。船舶は不足し、海上護衛の考えのない日本は、輸送船を次々と沈められ、戦争計画は根本から崩れていった。「合理的全体計画」を持てない、今に引継ぐ日本の決定的弱点。

• 目次

  まえがき
  プロローグ
  
  １　甘く見た船舶問題
  国策を決定した船舶損耗率
  紹戦の勝利
  海上護衛の思想を欠いた日本海軍
  
  ２　破綻した計画
  苦悩するアメリカと楽観する日本
  アメリカの対Uボート作戦
  太平洋戦争のターニングボイント
  
  ３　急落する国カ
  太平洋の艤地獄
  アメリカの輸送船建造
  失敗した占領地経済
  
  ４　反撃するアメリカ潜水艦
  戦いを制した情報兵器
  改善されるアメリカの兵器
  物資動員計画の破綻
  手遅れだった護衛対策
  
  ５　崩れ去る日本経済
  絶対国防圏の崩壊
  最後の輸送船団
  
  ６　飢餓と敗戦と
  トドメを刺された日本経済
  日本の敗因
  
  参考文献
  あとがき
  文庫版あとがき

• 内容紹介

  軍需物資の大半を海外に頼る日本にとって、海上の物資補給線を確保することは、戦争を遂行する上での生命線だった。それにもかかわらず、日本は「太平洋シーレーン」を確保するプランを持たないまま開戦に突入した。これでは、勝算はない。船舶は不足し、海上護衛の考えのない日本は、輸送船を次々と沈められ、戦争計画は根本から崩れていった――。「合理的全体計画」をもてない、現代社会に引き継ぐ日本の決定的弱点を晒す。
  
  図書館選書
  軍事物資の大半を海外に頼る日本にとって、戦争遂行の生命線であったはずの「太平洋シーレーン」確保。根本から崩れ去っていった戦争計画と、「合理的全体計画」を持てない、日本の決定的弱点をさらす！

太平洋戦争 日本の敗因〈1〉日米開戦 勝算なし(角川文庫) の商品スペック