人類史再考―文学の巻き返し [単行本]

人類史再考―文学の巻き返し [単行本] の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  世界史のさまざまな著作をひもとくと、中南米やアフリカの個々の地域の歴史書はあり、それらの国々がいかに征服されたかを知ることはできる。だが、キリスト教会の正義を旗印とした西欧文明による地球支配の結果、「世界史」の潮流から除外されてきた民族の歴史をどうやって新しい世界史に組みいれるかは、まだあまり果たされていない。歴史から忘れられた異界と歴史から排除された未開を歴史における通奏低音として見直し、地球規模の人類史再構築をめざす。

• 目次(「BOOK」データベースより）

  第１章　「近代」史観の自己破産（「近代」は後知恵の旗
  「近代」はいつ始まり、いつ終わるのか
  ドイツの「近代」
  日本の「近代」）
  第２章　歴史から忘れられた異界（科学にひそむ終末観
  西欧の異界
  ユダヤ・キリスト教の悲劇
  日本の異界）
  第３章　歴史から排除された「未開」（先史時代は未開か
  歴史学と人類学の遭遇
  現在・未来は歴史叙述の鍵
  狩猟採集と遊牧の再評価）

人類史再考―文学の巻き返し [単行本] の商品スペック