宗教システム/政治システム―正統性のパラドクス [単行本]

宗教システム/政治システム―正統性のパラドクス [単行本] の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  宗教と政治は、現代にあっても、依然として社会を揺り動かす主導原理であるのか。社会システム理論家ニクラス・ルーマンの著作『社会の宗教』『社会の政治』に依拠しつつ、宗教と政治を観察する。

• 目次(「BOOK」データベースより）

  宗教システム／政治システム
  １　宗教システムの閉鎖性―宗教は意味喪失したか？（宗教と道徳―現代社会における道徳の世俗化と宗教の道徳化に寄せて
  コミュニケーションとしての宗教―ニクラス・ルーマン『社会の宗教』において
  単一か、それとも複数の世界宗教か？）
  ２　政治システムの閉鎖性―政治はすべてを支配しうるか？（国家の政治か社会の政治か？―政治的なものの形式化における要諦としての集合体
  政治システムの自己記述―問題論的観点からの注記
  政治と世界社会
  友愛の政治と社会の政治―ジャック・デリダとニクラスルーマンの政治理論について）
  ３　偶発性定式としての神―神の統一と区別（初めに区別がある―ルーマンの宗教社会学
  三位一体区別と偶発性定式としての神の統一
  「愛の神はすべてを見通す」その神をわれわれは傍らで眺める―偶発性定式としての神に関する神学的注記
  閉鎖系システムの理論による宗教対話の論理）

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  土方 透(ヒジカタ トオル)
  理論社会学・法社会学・宗教社会学。１９５６年東京都生まれ、社会学博士。ハノーファー哲学研究所（ドイツ）客員教授（９３‐９５）、ヴュルツブルク大学（ドイツ）哲学部社会学講座客員教授（２０００‐０１）、現在、カッセル大学（ドイツ）社会科学研究部門客員教授、Ｓｏｚｉａｌｅ　Ｓｙｓｔｅｍｅ：Ｚｅｉｔｓｃｈｒｉｆｔ　ｆ¨ｕｒ　ｓｏｚｉｏｌｏｇｉｓｃｈｅ　Ｔｈｅｏｒｉｅ顧問、聖学院大学政治経済学部教授

宗教システム/政治システム―正統性のパラドクス [単行本] の商品スペック