なぜ女性はケア労働をするのか―性別分業の再生産を超えて [単行本]
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なぜ女性はケア労働をするのか―性別分業の再生産を超えて [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2010/02/24
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なぜ女性はケア労働をするのか―性別分業の再生産を超えて の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ケアの社会化は何を変え、何を再生産するのか。今後もケアは女性労働でありつづけるのであろうか。
  • 目次

    はしがき

    序 章 性別分業論に今何が必要とされているか
     1 ケアの社会化と変動──家庭から労働市場への性別分業の拡大と再編
     2 なぜ女性はケア労働をするのか──「物質構造決定論」と「主体選択論」
     3 近年のジェンダー研究の二つの潮流──「言説」と「資源配分」
     4 本書の枠組──エージェンシーと性別分業の再生産・変動

    第一章 性別分業の再生産論の到達点と課題──「能動的実践」とは何か
     1 ギデンズとブルデューの「構造」と「実践」
     2 言説による実践の構造化─江原のジェンダー秩序論
     3 再生産論の乗りこえ──「構造」「実践」「権力」「カテゴリー還元的説明」

    第二章 性別分業再生産におけるエージェンシー──なぜ女性は家庭に入るのか
     1 マルクス主義フェミニズムにおける「家父長制」と「唯物論」
     2 家庭における家父長制──デルフィの家内制生産様式
     3 労働市場における家父長制──ハートマンの「労働力の支配」
     4 家父長制概念への批判──性別分業再生産における男性と女性の実践
     5 家父長制から「ジェンダー」へ──労働市場の性別職域分離
     6 性別分業を選択する女性の利益──世帯単位の合理的選択

    第三章 言説に対する批判的解釈実践──なぜ女性はケア責任を重視するのか
     1 無意識におけるケアの価値──チョドロウの母親業の再生産論
     2 女性の発達とケアの価値──ギリガンの「ケアの倫理」
     3 「ケアの倫理」への批判──女性の声の多様性と排除された声
     4 母親の経験とケアの価値──ケア倫理学における女性の価値
     5 ケア責任を構成する構造的条件──資源配分と他者の言説実践
     6 批判的解釈実践と変動の契機

    第四章 家庭における交渉実践と変動──ケア労働の配分をめぐる交渉と権力
     1 男女間の「権力」をめぐる理論的対立──経済資源と言説
     2 権力資源と権力作用の多様性
     3 交渉実践のバリエーション──育児をめぐる交渉実践1
     4 交渉実践における意識と利益の変容──育児をめぐる交渉実践2
     5 介護責任をめぐる「見えない交渉」
     6 交渉実践による性別分業の変動と構造的限界

    第五章 女性ケアワーカーの交渉実践
     1 ケア労働市場のジェンダー構造の再生産メカニズム
     2 介護労働市場におけるワーカーズコレクティブの位置
     3 ワーカーズコレクティブの交渉実践──自律的な労働を求めて
     4 ワーカーズコレクティブの実践の効果

    第六章 男性ヘルパーの交渉実践と性別職域分離
     1 女性職における男性ヘルパーの位置
     2 男性ヘルパーの生存戦略──同化戦略、差異化戦略
     3 ケアワーカーの交渉実践の変動力と構造的限界

    終章 性別分業の再生産を超えて
     1 エージェンシー概念の意義と貢献──構造決定論の乗りこえ
     2 性別分業の性支配性と解消策──結果の不平等と交渉力の格差
     3 今後の課題──「女性間の多様性」と「女性間の格差」

    あとがき
    参考文献
    人名索引・事項索引
  • 内容紹介

    ケアの社会化は、性別分業を家庭から労働市場へと拡大、再生産させた。今後もケアは女性労働でありつづけるのだろうか。

    「ケアの社会化」は、家庭の性別分業と結びつきながら、ケア労働市場のジェンダー構造を再生産している。なぜ、家庭の性別分業は再生産されるのか。なぜ、低賃金のケア労働に女性は従事するのか。本書は、家庭から労働市場への性別分業の拡大、再生産メカニズムを明らかにするとともに、女性の能動的実践と、社会変動の可能性を探る。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    山根 純佳(ヤマネ スミカ)
    1976年神奈川県に生まれる。2000年早稲田大学教育学部卒業。2002年東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。2009年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。現在、法政大学大学院非常勤講師
  • 著者について

    山根 純佳 (ヤマネ スミカ)
    山根 純佳(やまね すみか)

    早稲田大学教育学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了,博士(社会学)。現在,実践女子大学人間社会学部教授(ジェンダー研究,再生産・ケア労働論)。主著に,『産む産まないは女の権利か──フェミニズムとリベラリズム』(2004年),『なぜ女性はケア労働をするのか──性別分業の再生産を超えて』(2010年,ともに勁草書房),「ケアの再公共化とフェミニズムの政治──福祉国家・ケア・新自由主義」(『挑戦するフェミニズム』分担執筆,有斐閣,

なぜ女性はケア労働をするのか―性別分業の再生産を超えて の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:山根 純佳(著)
発行年月日:2010/02/25
ISBN-10:4326653523
ISBN-13:9784326653522
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:327ページ ※305,22P
縦:19cm
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