源氏物語虚構論 [単行本]

源氏物語虚構論 [単行本] の 商品概要

• 要旨(「BOOK」データベースより）

  『源氏物語』では、光源氏という特殊で非現実的な人物を創造することが虚構の要となり、そのことによって物語の世界がかえって、人間や人間世界の真相を鮮やかに浮かびあがらせることになる。光源氏という人物の光明と暗翳を通して、物語は人間の心の普遍の心の形姿をつくり出している。したがって、光源氏を主軸とする虚構のしくみを分析することが、この作品の解釈の要となるとみられるのである。

• 目次(「BOOK」データベースより）

  第１篇　物語虚構論
  第２篇　物語の初期
  第３篇　物語の長編化
  第４篇　六条院物語の形成
  第５篇　『源氏物語』の内と外
  第６篇　光源氏晩年の物語
  第７篇　宇治十帖展望

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  鈴木 日出男(スズキ ヒデオ)
  １９３８年青森市に生れる。東京大学大学院博士課程中退。博士（文学）。東京学芸大学、成城大学、東京大学教授を経て、現在、成蹊大学文学部教授、東京大学名誉教授

源氏物語虚構論 [単行本] の商品スペック