アイヌ共有財産裁判―小石一つ自由にならず [単行本]
    • アイヌ共有財産裁判―小石一つ自由にならず [単行本]

    • ¥2,42073 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
アイヌ共有財産裁判―小石一つ自由にならず [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009001209487

アイヌ共有財産裁判―小石一つ自由にならず [単行本]

価格:¥2,420(税込)
ゴールドポイント:73 ゴールドポイント(3%還元)(¥73相当)
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:緑風出版
販売開始日: 2004/03/29
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

アイヌ共有財産裁判―小石一つ自由にならず [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    先住民族・アイヌの大地と生活を根こそぎ奪った明治政府は、狩猟民のアイヌに農業や漁業の授産事業を指導し、涙ばかりの下賜金や下付金を与えた。だが、それらの金や不動産は「アイヌ共有財産」として道庁が管理、アイヌは小石一つ自由にならなかった。しかもずさんな管理の結果、1世紀後の今に残るは、わずか147万円。時代錯誤の「北海道旧土人保護法」の廃止で返還されることになったが、その権力的な返し方にアイヌの人々の怒りが爆発、民族の尊厳をかけて裁判に立ち上がった。本書はその闘いの克明な記録である。
  • 目次

    第一部 チャランケ
    「預かっていたお金を返してやる。ただし……」
    アイヌ共有財産の由来
    旧土法の登場と一世紀後の退場
    アイヌとシサム立ち上がる
    原資料の公開を要求
    申請期限直前の激しい攻防
    北海道ウタリ協会の消極的な姿勢
    札幌地裁提訴へ

    第二部 「訴えの利益」の壁
    真っ向から対立
    アイヌ語で堂々と陳述
    「水面下」の激しい攻防
    具体的問題を体験まじりに訴える
    旭川近文アイヌ給与地紛争
    「小石一つ、アイヌの自由にならず」
    滅亡に追い込まれた千島アイヌ
    給与地詐欺と裁判で闘う
    求釈明に被告側答えず
    道庁も認めた「教育資金はみんなのもの」
    道外アイヌはカヤの外
    樺太アイヌの悲劇
    突然の結審通告
    アイヌにはアイヌのやり方がある
    漁場を自由に往来
    千島列島を渡り歩く ウタリ協会の変化
    「トンビにやられたネズミより悪い」

    第三部 扉をこじ開けた
    ペウタンケの叫び
    新たな論理を組み立てる
    アイヌを国際法主体として認める
    国際法は国内法に優先する
    違法性は承継される
    返還手続きの特殊性
    実体審理の扉が開いた
    インディアン信託裁判
    公告されていない共有財産がたくさんある
    疑惑渦巻く旭川の共有財産
    空振りに終わった反対尋問
    絶妙な連携プレーで、ずさんな反対尋問をあばく
    共有財産を食い物にした管理者
    十勝アイヌが法律を作らせた
    墓穴を掘る反対尋問
    時代錯誤の発言に失笑の渦
    道側調査は原資料に当たっていない
    今度は司法が問われる番だ
  • 内容紹介

    先住民族・アイヌの大地と生活を根こそぎ奪った明治政府は、狩猟民のアイヌに農業や漁業の授産事業を指導し、涙ばかりの下賜金や下付金を与えた。だが、それらの金や不動産は「アイヌ共有財産」として道庁が管理、アイヌは小石一つ自由にならなかった。しかもずさんな管理の結果 、1世紀後の今に残るは、わずか147万円。時代錯誤の「北海道旧土人保護法」の廃止で返還されることになったが、その権力的な返し方にアイヌの人々の怒りが爆発、民族の尊厳をかけて裁判に立ち上がった。本書はその闘いの克明な記録である。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    小笠原 信之(オガサワラ ノブユキ)
    新聞記者を経てフリージャーナリスト。1947年、東京都生まれ。北海道大学法学部卒業。医療・生命・環境・労働・アイヌ差別などの問題に関心をもち、著述活動を続けている
  • 著者について

    小笠原 信之 (オガサワラ ノブユキ)
    1947年、東京都生まれ。北海道大学法学部卒業。新聞記者を経てフリー・ジャーナリスト。著書に『職業としてのフリー・ジャーナリスト』(晩聲社)『プロブレムQ&A アイヌ差別問題読本』『プロブレムQ&A ガン〝告知〟から復帰まで』『許されるのか? 安楽死』『医療現場は今』『アイヌ共有財産裁判』『どう考える? 生殖医療』『ペンの自由を貫いて』『「北方領土問題」読本』(共に緑風出版)『ガン告知最前線』(三一書房)『塀のなかの民主主義』(潮出版社)『しょっぱい河││東京に生きるアイヌたち』(記録社)『「がん」を生きる人々』(時事通信社)など。訳書に『がんサバイバル』(緑風出版)『操られる死』(時事通信社、共訳)などがある。
    2012年、逝去。

アイヌ共有財産裁判―小石一つ自由にならず [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:緑風出版
著者名:小笠原 信之(著)
発行年月日:2004/04/01
ISBN-10:4846104036
ISBN-13:9784846104030
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:260ページ
縦:20cm
他の緑風出版の書籍を探す

    緑風出版 アイヌ共有財産裁判―小石一つ自由にならず [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!