王朝物語史論―引用の『源氏物語』 [単行本]
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王朝物語史論―引用の『源氏物語』 [単行本]

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出版社:笠間書院
販売開始日: 2009/01/10
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王朝物語史論―引用の『源氏物語』 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ある物語の達成が、また新たなる物語の誕生をもたらす。その連鎖の果てに広がる風景とは…。『源氏』から『寝覚』『狭衣』へ、そして『今とりかへばや』へ。
  • 目次

     序 本書の概要と研究方法
     凡例

    ■■■第1部■■■ 
    『源氏物語』の達成--人物造型と物語引用--

    ●第一編 光源氏像の形成
     --超越的主人公たらしめるもの--

    第一章 「桐壺」巻論--〈主人公/敵役〉生成のダイナミズム--
    第二章 「常夏」「篝火」巻論--物語構造がもたらす光源氏の優位性--
    第三章 「藤裏葉」巻「太上天皇になずらふ御位」考
         --「めづらしかりける昔の例」の解釈を中心に--

    ●第二編 主人公を取り巻く者達の政治性
     --内大臣と宇治中君--

    第一章 「藤裏葉」巻論--「人にはことなる」内大臣の対光源氏意識の変化に着目して--
    第二章 「若菜上」巻以降における太政大臣
         --皇女降嫁への執着と柏木の死、そして政治の物語の終焉--
    第三章 宇治十帖における政治性
         --中君腹御子立太子の可能性と、薫・匂宮に対する中君の役割-- 

    ●第三編 脇役的人物の造型
     --局面性と一貫性、あるいは歴史引用と物語引用--

    第一章 「真木柱」巻における式部卿宮像と為平親王--子息達の官位に着目して--
    第二章 明石入道像形成の方法--良清による噂話が果たす役割--

    ●第四編 『源氏物語』における『源氏物語』引用

    第一章 「竹河」巻論
         --「信用できない語り手」「悪御達」による「紫のゆかり」引用と作者の意図--
    第二章 橋姫物語における末摘花物語引用
         --光源氏が幻視した女君としての宇治中君-- 

    ■■■第2部■■■ 
    物語の行方--『源氏物語』引用の諸相--

    ●第一編 『源氏物語』超克の試み
     --後期物語論--

    第一章 『夜の寝覚』第一部の再評価--物語展開と作中人物の心理的必然性--
    第二章 『狭衣物語』における飛鳥井女君の造型方法--反転された夕顔物語--

    ●第二編 『源氏物語』的恋愛観からの離反
     --『今とりかへばや』論--

    第一章 『今とりかへばや』冒頭部考--〈恋物語〉からの脱却--
    第二章 『今とりかへばや』宰相中将の恋
         --〈絶対性の喪失〉と〈作中人物の二者一対的扱われ方〉--
    第三章 〈流離する貴種〉の系譜
         --『今とりかへばや』における光源氏須磨・明石流離物語引用--
    第四章 王朝物語史上における『今とりかへばや』
         --「心強き」女君の系譜、そして〈女の物語〉の終焉--

    ■■■附■■■
    批評する物語、『無名草子』

    第一章 〈場の物語〉の系譜における『無名草子』
         --聞き手老尼の経歴および年齢に着目して--
    第二章 『無名草子』の時代認識と批評態度
         --「遥かなる世界にかき離れて」--

     初出一覧
     あとがき
     索引(人名・語句・書名)
  • 出版社からのコメント

    源氏物語にはじまり、その影響をうけた物語について、引用関係を丹念に追い、史的展開を捉える。新たな王朝物語史の見方を提示。
  • 内容紹介

    ある物語の達成が、また新たなる物語の誕生をもたらす。
    その連鎖の果てに広がる風景とは何か。
    新たな王朝物語史の見方を提示する。

    『源氏』から『寝覚』『狭衣』へ、そして『今とりかへばや』へ。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    星山 健(ホシヤマ ケン)
    1965年静岡県生まれ。1993年東北大学大学院文学研究科博士課程後期三年の課程(国文学専攻)退学。現在、宮城学院女子大学日本文学科教授

王朝物語史論―引用の『源氏物語』 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:笠間書院
著者名:星山 健(著)
発行年月日:2008/12/25
ISBN-10:4305704560
ISBN-13:9784305704566
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:337ページ ※328,9P
縦:22cm
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