社会調査史のリテラシー―方法を読む社会学的想像力 [単行本]

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社会調査史のリテラシー―方法を読む社会学的想像力 [単行本]

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出版社:新曜社
販売開始日: 2011/02/02(販売終了商品)
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社会調査史のリテラシー―方法を読む社会学的想像力 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    社会調査史とは何か。その意義を観察や記述や分析の具体的な技法からたどり、「量的/質的」などの不毛な二分法的カテゴリーを根源から問い直す。「社会」と「社会学」についての思考を一新させる刺激的論考。
  • 目次

    ◆社会調査史のリテラシー――目次
    まえがき
     
    1 日本近代における都市社会学の形成
     一 日本都市社会学の歴史意識
     二 可視化の実践とテクスト――方法史的分析の模索
     三 累積する起源の変革力――まとめに代えて

    2 モノグラフィの都市認識
    3 東京市社会局調査を発掘する
     一 調査研究のねらい
     二 東京市社会局の誕生
     三 基礎資料として集成する方法について
     四 調査資料集成の基本方針
     五 調査の視角――下層の可視化
     六 今後の課題

    4 コミュニティ調査の方法的課題
     一 方法的課題とは何か
     二 コミュニティ研究の視座構造――方法意識のあらわれとして
     三 コミュニティ調査実践の三つの蓄積
     四 方法論的多様性の構築にむけて――表層のテクスト化

    5 ライフヒストリー研究の位相
     一 『口述の生活史』の問題提起
     二 フィールドとしての個人
     三 口述の方法性

    6 量的方法と質的方法が対立する地平
    方法論議の意味  二項対立の大文字化  二項対立の歴史性  チェーピンの分類  二項性の浮上と集約  岩波全書版『社会調査』  相互補完による自己完結  非対称性と時代性  社会調査の流行  対立の地平の展開形態  データ批判と形式分析

    7 コミュニケーションとしての調査
     一 耳の採集――ことばで知るということ
     二 聞き書きというドラマ――取り調べ・尋問から生活史まで
     三 方法としての調査票――複合的な方法性の構築にむけて
     
    8 内容分析とメディア形式の分析
    「身の上相談」分析の新しさ  メディア空間の変容  手法と素材を問われる

    9 調査史のなかの『都市の日本人』
    方法と場とを読む  日本における社会調査の展開  方法意識をしばる対立  豊かな折衷主義  調査票(質問紙)のもつ意味  調査票以前あるいは調査票以外  調査をある密度にまで押し上げる  質問するという社会行為  資料の多面性をふまえつつ  後発効果論を生かせる枠組みの必要

    10 調査のなかの権力を考える
     一 関係性の解読と共生
     二 調査のなかの権力をめぐって
     三 観察と対話の位相

    11 厚みのある記述をつくる
     一 モノグラフとは何か――「グラフgraph」の意味
     二 分厚さの構築――記述のなかの分析
     三 経験に学ぶ――モノグラフへの参与
     四 謎解きの物語――探偵小説というモデル

    12 国勢調査「美談逸話」考
     一 『日本国勢調査記念録』と第一回国勢調査
     二 調査への動員――名誉と献身の物語
     三 奇談への逸脱――権力と主体性
     
    13 社会調査データベースと書誌学的想像力
    文化財としての調査資料  印刷物としての質問紙  四つの要素の複合体として  作品としての調査票とライブラリー  社会調査史の不在  社会調査論と認識の生産  エフェメラの書誌学  『都市の日本人』  「L.S.」と「K.S.」  質問紙以外  データの多次元性と読者の批判力  ぶ厚い共有に向けて  非文字資料の資源化  画像資料批判

    14 テクノロジーと記録の社会性
     一 テクストをめぐるテクノロジー
     二 方法史の領域と調査実践の分析
     三 社会地図と空間記述
     四 集計を立ちあげる記述
     五 生活を書きとめる
     六 テクストとしての写真
     七 テクノロジーとしてのリテラシー
     
    15 図を考える/図で考える
     一 学問の名前
     二 絵引の発想と画像データベース
     三 「網のようなもの」を編む

    16 『社会調査ハンドブック』の方法史的解読
     一 素材としての技法書
     二 『社会調査ハンドブック』の内容分析
     三 結論――ハンドブック構想の原点

    17 「質的データ」論 再考
    疑似問題とニセの解答  「方法論的基礎づけ」を立ち上げる  「一つ」への統合をめぐって  複雑な分割線の重なりあい  社会調査論の四つの意味  「理論と調査」もしくは「理論と実践」という分割線  調査という実践の場  方法の論理学  「すれ違い」を見落とさない  「質的データ」としての実体化  データの質  社会学史と社会調査史  テクストとしての社会

    18 社会調査のイデオロギーとテクノロジー
     一 「社会調査論」の再検討
     二 質問紙のテクノロジーと「統計的研究法」の構成
     三 「社会調査への信頼形成」問題――シンポジウム組織者の問いに

    19 地域社会に対するリテラシー
     一 方法史的認識を戦略として立ち上げる
     二 地域社会調査史の構造を鳥瞰する
     三 地域社会学と「郷土研究」――構造を内側から認識する主体

    20 都市を解読する力の構築
     一 都市カテゴリーの位相とエスノグラフィの実践
     二 都市の不可視性――壁と構造と歴史と
     三 フィールドノートを書く/エスノグラフィを編む


    あとがき
    文献一覧
    索引

  • 内容紹介

    調査にもとづいて数値を示すことは、説得力ある発言には欠かせないものですが、つい百年前には「調査」そのものが目新しいことでした。本書は、黎明期の貧民窟探訪、東京繁昌記、考現学などから、第一回国勢調査(一九二〇年)をへて、戦後の民主化との関係でブームとなった世論調査まで、社会調査の歴史を「方法」という観点からたどったものです。たとえば国勢調査の調査員をめぐる抱腹絶倒のエピソードから、当時のひとびとの調査に対する感受性を掘り起こしたり、観察、統計、図表化、地図、スケッチ、写真、索引など調査に必須の道具・手法のもつ意味にも目を向けて、読ませます。一貫して、具体的なモノとコトをめぐる考古学的志向にもとづいて、社会調査の歴史を考えることが「社会学」そのものであることを説得的に明らかにした、著者会心の書といえましょう。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    佐藤 健二(サトウ ケンジ)
    1957年生まれ。東京大学文学部社会学専修課程卒業、同大学院社会学研究科修士課程修了、東京大学教養学部助手、法政大学助教授を経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授(社会学、文化資源学担当)
  • 著者について

    佐藤 健二 (サトウ ケンジ)
    東京大学大学院人文社会系研究科教授

社会調査史のリテラシー―方法を読む社会学的想像力 の商品スペック

商品仕様
出版社名:新曜社
著者名:佐藤 健二(著)
発行年月日:2011/01/31
ISBN-10:478851219X
ISBN-13:9784788512191
判型:B5
発売社名:新曜社
対象:教養
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:604ページ
縦:22cm
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