霊性の文学 言霊の力(角川ソフィア文庫) [文庫]
    • 霊性の文学 言霊の力(角川ソフィア文庫) [文庫]

    • ¥1,05632 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
100000009001235484

霊性の文学 言霊の力(角川ソフィア文庫) [文庫]

価格:¥1,056(税込)
ゴールドポイント:32 ゴールドポイント(3%還元)(¥32相当)
フォーマット:
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:角川学芸出版
販売開始日: 2010/05/25
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

霊性の文学 言霊の力(角川ソフィア文庫) [文庫] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    言葉には、不思議な根源的創造力がある。たった1人の本当の神さまを探し求めた宮沢賢治、信仰と宗教の違いを問いかけた美輪明宏、自由の魅惑と苦悩を冷徹に突き詰めたドストエフスキー…。彼らのあらわす言葉には、人間、死者、そして自然界をも鎮める「言霊の力」がある。霊性を見つめる言葉をつないだ時、何が見えてくるのか。宗教・哲学・芸術の世界を自在に横断しながら、その底に流れる言霊の力を発見する。
  • 目次

    文庫版のためのまえがき

    序 章 ジョバンニの生成
    ──銀河の「孔」を抜けて
    宮沢賢治の言霊
    孤独
    銀河の「孔」と喪失
    愛と世界、あるいは智慧と帰還

    第一章 折口信夫
    ──呪力と魂乞ひ
    「乞丐相」と鎮魂の文学
    「まれびと」の文学
    冥きナルシスの「口ぶえ」
    「魂乞ひ」と『死者の書』
    「魂呼ばひ」の声と言葉

    第二章 三島由紀夫
    ──エロスとしての死
    折口信夫と三島由紀夫の「不気味」
    「最大の敵手」高橋和巳と三島由紀夫
    美と金閣
    『豊饒の海』の「輪廻転生」と何もない「庭」

    第三章 中上健次
    ──「路地」の両義性
    三島由紀夫から中上健次までの「日本」
    「音の人」中上健次と天皇
    エロスとタナトスの境界と他界の女
    血と海の彼方へ

    第四章 高橋和巳
    ──生涯にわたる阿修羅として
    「捨子」からの出発
    『邪宗門』──「捨子」の「世直し」運動
    『日本の悪霊』──革命的精神の挫折と虚無
    自己否定と自己解体の彼方へ

    第五章 ドストエフスキー
    ──自由と聖性への「ふみ越え」
    「自由」の「悲劇」
    ヨハネ型の作家
    新しい言葉と「ふみ越え」としての罪
    自由と虚無の接線と距離

    第六章 ニーチェ
    ──哄う預言者
    虚無と自由の使徒「超人」ツァラトゥストラ
    ドストエフスキーからニーチェへ──苦悩からの解放と孤独
    哄う身体
    アンチ・キリストの夢と狂気

    第七章 バタイユ
    ──稲妻のエロティシズム
    目玉のエロスと神学
    『気狂いピエロ』と稲妻と虚空
    死の魅惑と「過剰」
    呪いと霊的交通

    第八章 ロートレアモン
    ──殺人の神学
    悪の文学と神への叛逆
    マルドロールと酒鬼薔薇聖斗
    マルドロールの「初恋」と悪のエロス
    悪の詩篇と善の詩学

    第九章 寺山修司
    ──「完全な死体」へ向かう言葉
    マルドロールと演劇的想像力
    地獄的想像力の行方
    「完全な死体」をめざす生
    生涯にわたるロートレアモン主義者として

    第十章 美輪明宏
    ──美の信仰と仏性と
    「毛皮のマリー」と『紫の履歴書』
    寺山修司と三島由紀夫とマリア観音
    「信仰」と「宗教」の違い
    美と霊性と仏法

    第十一章 宮内勝典
    ──始祖鳥のまなざし
    九州の「火」と異界遍歴の文学
    「南風」に乗って異界を目指す「始祖鳥」
    など

    第十二章 山尾三省
    ──三つ星の祈り
    土と風の光学
    新神仏習合論者として
    など

    第十三章 出口王仁三郎
    ──スサノヲぶりと大化物
    オリオンと大宇宙の声音
    など

    終 章 包越としての霊性
    ──宮沢賢治における宗教と芸術と科学
    宮沢賢治の宗教
    など

    あとがき
    引用・参考文献
  • 出版社からのコメント

    聖地を訪れる前に、不思議な力を秘めた言葉を読んでみよう。
  • 内容紹介

    言葉には、不思議な根源的創造力がある。たった1人の本当の神さまを探し求めた宮沢賢治、信仰と宗教の違いを問いかけた美輪明宏、自由の魅惑と苦悩を冷徹に突き詰めたドストエフスキー……。彼らのあらわす言葉には、人間、死者、そして自然界をも鎮める「言霊の力」がある。霊性を見つめる言葉をつないだ時、何が見えてくるのか。宗教・哲学・芸術の世界を自在に横断しながら、その底に流れる言霊の力を発見する。

    図書館選書
    たった一人の本当の神を探し求めた宮沢賢治、信仰と宗教の違いを問うた三輪明宏、自由の魅惑と苦悩を冷徹に突き詰めたドストエフスキー。霊性を見つめた人々の言葉を辿り、底に流れる言霊の力を発見する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    鎌田 東二(カマタ トウジ)
    1951年、徳島県阿南市生まれ。國學院大學文学部哲学科卒業。同大学院文学研究科神道学専攻博士課程単位取得満期退学。現在・京都大学こころの未来研究センター教授。宗教哲学・民俗学・日本思想史・比較文明学などを幅広く研究。文学博士。石笛・横笛・法螺貝奏者。フリーランス神主・神道ソングライター。17歳で聖地巡礼に目覚め、以来40年以上にわたり、国内外の聖地を参拝して回る

霊性の文学 言霊の力(角川ソフィア文庫) [文庫] の商品スペック

商品仕様
出版社名:角川学芸出版
著者名:鎌田 東二(著)
発行年月日:2010/05/25
ISBN-10:4044094233
ISBN-13:9784044094232
判型:文庫
発売社名:角川グループパブリッシング
対象:一般
発行形態:文庫
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:284ページ
縦:15cm
他の角川学芸出版の書籍を探す

    角川学芸出版 霊性の文学 言霊の力(角川ソフィア文庫) [文庫] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!