青いリボン(小学館文庫) [文庫]

青いリボン(小学館文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  依子の両親は、彼女が小学生の頃から家庭内別居中。適度な距離を保つ生活を続けていたが、父親の転勤と母親の長期出張が決まり、依子は親友の梢の提案で彼女の家でしばらく下宿することになる。かつては居候も多かった梢の家は、浪人中の兄の拓巳、妹の多美、両親と祖父母の大家族で、核家族で育った依子にとってはまるで別世界。いつも家の中に人の気配が感じられる梢の家で過ごすうち、両親に対する依子の気持ちも緩やかに変わっていく。女子高生たちの友情と淡い恋、そして家族のあり方を丁寧な筆致で描いた青春小説。

• 内容紹介

  ドラマ「ビターシュガー」原作者の名作小説
  
  依子の両親は家庭内別居中。そこに父親の転勤や母親の長期出張が重なり、依子はいやおうもなく親友である梢の家に下宿することになった。大家族であり居候も多い梢の家は、依子の家とは違って、いつでも人の気配があった。依子が知った梢の淡い恋、そして彼女の家の大家族ならではの生活ぶり。ふだん学校で見る梢とは異なった一面を知ることになり、ふたりの友情はさらに強いものになっていく。そして賑やかな梢の家で過ごすうち、依子の両親へ気持ちにも少しずつ変化が……。女子高生の友情と恋、そして家族とは何なのかを描いた名作青春小説。
  
  
  【編集担当からのおすすめ情報】
  テレビドラマ「ビターシュガー」でおなじみの大島真寿美さんの隠れた名作小説を文庫化しました。。
  
  図書館選書
  両親が家庭内別居状態の依子。父親の転勤、母親の長期出張で、大家族である親友・梢の家に下宿することになった彼女は、いつも人の気配がする梢の家で暮らすうち自分の両親に対する思いに変化を感じていくのだった。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  大島 真寿美(オオシマ マスミ)
  １９６２年、愛知県生まれ。９２年、「春の手品師」で文學界新人賞を受賞してデビュー

青いリボン(小学館文庫) [文庫] の商品スペック