高速増殖炉もんじゅ事故 [単行本]

高速増殖炉もんじゅ事故 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  本書は、事故の全経緯を豊富な取材に基づいて検証し、事故の原因をはじめ、常に軍事利用を伴って進められた増殖炉開発の歴史、推進勢力の奢りと腐敗、そのハイテクノロジー偏重体質のもたらした基礎技術の軽視、浪費を前提にしたエネルギー政策、などの問題点を多角的に論じながら、脱プルトニウム社会への方向性を提起する。

• 目次

  第１章　もんじゅ事故の全容（斗ヶ沢秀俊）
  第２章　黄昏の動燃（佐藤一郎）
  第３章　「もんじゅ」の履歴書（粥川準二）
  第４章　高速増殖炉の事故史（天笠啓祐）
  第５章　「もんじゅ」事故の責任者は誰だ！（明石昇二郎）
  第６章　高速増殖炉のアキレス腱
  ――ナトリウムの危険性と「もんじゅ」のナトリウム火災事故（小林圭二）
  第７章　もんじゅ訴訟の経過と今後（福武公子）
  第８章　破綻したプルトニウム・リサイクル（西尾漠）

• 内容紹介

  地球上最悪の猛毒プルトニウムを燃料とする高速増殖炉もんじゅで、予想されていた重大事故が発生した。本書ではこのナトリウム漏洩事故の全貌を、動燃や原発行政も含むあらゆる角度から分析し、もんじゅ廃炉を訴える。

高速増殖炉もんじゅ事故 [単行本] の商品スペック