激情と神秘―ルネ・シャールの詩と思想 [単行本]
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激情と神秘―ルネ・シャールの詩と思想 [単行本]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2006/01/28
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激情と神秘―ルネ・シャールの詩と思想 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「アポリネール以来最高の現代詩人」と称され、20世紀の神秘家として、激情とともに時代を駆け抜けた「最後の形而上詩人」の肖像。その詩文の秘教的な難解さのゆえに、これまで登攀を試みる者のなかった孤高の巨峰に挑む。形成期においても、シュルレアリスムからの離脱に際しても、また対独レジスタンスに身を挺した折りにも、つねに超自然的な詩的神秘の気圏のうちを生きた精神の年代記を縦糸に、カミュ、ブランショ、バタイユ、ハイデガーといった互いに響き交わす同時代の思想家たちと、またブラック、ピカソ、ミロ、マティス、ブレーズら、形象と音楽とで共働した画家たちとによって作られた希有な精神のトポスを横糸として、形而上的ポエジーの秘密に肉迫する。20世紀精神の未知の断面を開く、初の本格的な詩人論。
  • 目次

     はじめに

    Ⅰ シャールの詩作(一)
     1-1 土地の精霊
      ソルグ川の詩人/最初の瞬間
     1-2 暗い少年時代
      水の私生児/水=母/父の死
     1-3 死と美の発見
      不安の輪/〈美〉と女たち/ジャクマールとジュリア
     1-4 反逆児と詩作
      処女作『心のうえの鐘』と初期の詩/真っ直ぐ立った人間/燃焼の徒弟
     2-1 反抗の詩,シャールのシュルレアリスム参加
      自己との訣別/詩集『武器庫』
     2-2 シュルレアリスムの冒険
      熱狂と幻滅/サドとシャール/キリスト教批判/シュルレアリスム批判と離脱
     2-3 ポスト・シュルレリスム期の詩
      世界の終末の不安/歴史の侵入/言い難いもののなかの強制歩行
     2-4 シャール詩の変貌と成熟
      〈言葉〉の移牧/成熟の自覚

    Ⅱ シャールの詩作(二)
     1-1 レジスタンスと抵抗詩
      詩人の沈黙と行動/期待の原則
     1-2 『イプノスの手帖』
      火に変貌する眠りの神/アレクサンドル隊長の日々/封印された詩作/アフォリズムの発見/アーレントへの疑問/「期待の原則」の根拠/立ち去る詩人
     1-3 夜と忘我の経験
      新しい神秘/稲妻の経験/〈眠り〉と忘我/忘我の風景/忘我と詩作/コール天の歌
     2-1 動植物の詩,恋愛詩
      動植物の詩/細心な女/恋愛詩
     2-2 詩と詩作の詩
      私は痛みに住まう/鮫と/A……/詩人と〈美〉/詩と死,そして愛/信心と献身
     2-3 詩人の運命 詩の宿命
      永遠の徒弟としての詩人/忠節と嫉妬

    Ⅲ 至高の対話
     1-1 シャールとブランショ
      ブランショのシャール論/始まりの言葉
     1-2 ヘラクレイトス,ニーチェ,シャール
      シャールのヘラクレイトス観/ニーチェ主義者としてのシャール/シャールの哲学詩
     1-3 シャールとハイデガー
      証言と宣伝/近接と影響/謎としてのランボー
     1-4 シャールとランボー
      ランボーの形象/まだ出現していない文明の最初の詩人
     1-5 シャールとカミュ
      カミュにとってのシャール/シャールにとってのカミュ
     2-1 シャールとジョルジュ・ド・ラ・トゥール
      瞑想と闘い/詩的神秘の仲介者
     2-2 シャールと現代画家たち
      ジョルジュ・ブラック/ホアン・ミロ/ヴィエラ・ダ・シルヴァ/ニコラ・ド・スタール

    Ⅳ シャールの思索と詩作
     1-1 シャールの時代・歴史認識
      時代認識/技術批判/悲観主義と反歴史主義
     1-2 シャールの人間論
      人間=宇宙のエネルギー/反抗のモラル/激情と神秘/欲望礼賛/遠方の無慈悲/シャールの神々
     1-3 孤独な予言者 現代社会と/の詩人
      帰還を決意するオリオン/逡巡するオリオン/幻滅し,再出発するオリオン
     2-1 『失われた裸』の季節,冬の時代
      もろい年齢/川上への回帰
     2-2 最晩年の詩
      自己回想/死の詩,詩の讃歌
     2-3 遍歴の旅の終わりに
      反抗,美,期待/未知と空白

     註
     あとがき
     ルネ・シャール略年表
     人名索引
  • 出版社からのコメント

    最後の形而上詩人―初の本格的な作家論
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    西永 良成(ニシナガ ヨシナリ)
    1944年富山県生まれ。東京大学フランス文学科卒業。同大学院に入学後、1969‐72年、フランス政府給費留学生として、パリの高等師範学校およびソルボンヌ大学に留学。1978‐80年、フランス国立東洋語学校講師。東京外国語大学教授

激情と神秘―ルネ・シャールの詩と思想 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:西永 良成(著)
発行年月日:2006/01/26
ISBN-10:4000227505
ISBN-13:9784000227506
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国文学小説
言語:日本語
ページ数:380ページ ※375,5P
縦:22cm
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